初期中山道は、桜沢(塩尻市)と東堀(下諏訪町)をつなぐ約23㎞の旧街道です。
<桜沢(贄川宿から約4km、最寄り駅中央線日出塩駅)↔下諏訪の西(岡谷市長地柴宮、下諏訪宿から約3km、最寄り駅下諏訪駅)
これは塩尻峠を越える中山道の前のルートで、武田氏滅亡後に徳川家康に仕えた、大久保長安(1545-1613)が計画・整備しました。

しかし、このルートは、距離的には短いものの、わりと厳しめの峠越えが2つもあり、山中の難路でもあったため、慶長18(1613)年に大久保長安が亡くなると、塩尻越えのルートに変更されてしまいました。このルートが使用されたのは江戸時代の初め頃の10数年ほどで、「初期中山道」と呼ばれています。
また、伊那街道(三州街道とも「三河」と「信州」を結ぶ道。東海道の岡崎宿〜中山道の塩尻宿)との交点、小野宿を通るので小野道ともいいます。

バスの便、また電車の駅も辰野支線の小野駅などで、便数が少なかったりして、アプローチしづらい面はありますが、その分秘境感は増すことでしょう。景色も雄大で、かつ風情のある宿場町や尾根上の集落を通っていく、とてもよい道です。
塩尻市か下諏訪町、諏訪市、岡谷市などに一泊すれば、中山道の通常ルートと組み合わせて、楽しめると思います。
ぜひ通常の中山道の前後に組み合わせて歩いてみてください。
『ホントに歩く中山道 第11集 』和田峠<男女倉>〜八幡+初期中山道(桜沢〜下諏訪)

初期中山道は、『ホントに歩く中山道』第11集に収載しています。(№44)
紙面の都合上、№44の裏表を使用しても1万分の1の縮尺でははみ出てしまうため、11764分の1、すなわち1万分の1を85%縮小(1㎝が0.85㎝)したマップでのご案内をしています。
マップでは、桜沢から下諏訪(岡谷市長地柴宮)を目指す方向になっていますが、どちらからも歩いていただいてかまいません。
「ホントに歩く中山道手ぬぐい」にも、初期中山道が載っています。
























































