写真集 トコヤ・ロード
TOKOYA ROAD
林朋彦
発売元:風人社
仕様:A5判 並製本96頁
オールカラー
定価:本体1,400円+税
2018年3月1日発行 2月5日発売
ISBN978-4-938643-78-2 C0072
装丁:marble arch
全国の書店様からもご注文いただけます。
大好評だった『東海道中床屋ぞめき』の床屋写真集、第2弾。
気ままに探して、歩いて撮った床屋さん、94枚。
林さんの床屋ワールド全開です。
紹介・書評記事
「朝日新聞」2018年2月25日 書評
「週刊文春」2018年3月1日号「新刊推薦文」
「週刊朝日」2018年3月30日号「書いた人」
「毎日新聞」2018年3月25日 今週の本棚
「産経新聞」2018年4月22日 読書
2018年5月21日〜25日 NHK「いまほん」で紹介
2021年5月〜広島蔦屋書店「リトルプレスコーナー」で展示中
第一弾『東海道中床屋ぞめき』は、多くの媒体でご紹介いただきました。
朝日新聞ウェブマガジン「&M」、「フォトコン」、「週刊朝日」、「日本カメラ」、「理楽TIMES」、「信濃毎日新聞」、「東京新聞」、「中日新聞」、「読売新聞」、「神戸新聞」、「山形新聞」、「北國新聞」、「週刊文春」など。
著者紹介
林朋彦(はやし・ともひこ) 1961年、東京生まれ。
フリーカメラマンを経て、(株)文藝春秋写真部員として入社。現在は写真資料部。
写真集
『東海道中床屋ぞめき』 2015/04 風人社
写真展
new! 「トコヤのカタチ」のご案内。
●Roonee 247 fine arts 2019年9月17日(火)~9月22(日)
過去の写真展
●ギャラリー ナダール「旅展」2018年3月7日(水)~3月18日(日)
https://g-nadar.net/gallery/180307_tabi
●東京日本橋アイアイエーギャラリー 林朋彦写真展「トコヤ・ロード」2018年4月5日(木)〜4月15日(日)
http://iiagallery.com/exhibition/
2014年8月29日(金)ー9月11日(木) 「東海道中床屋ぞめき」
●新宿エプサイトギャラリー
http://www.epson.jp/katsuyou/photo/taiken/epsite/
2015年4月14日(火)ー4月26日(日) 「よりぬき東海道中床屋ぞめき」
●東京日本橋アイアイエーギャラリー
http://iiagallery.com/ 2015年8月27日(木)ー9月08日(火) 「東海道中床屋ぞめき写真集発売記念」
●京都ギャラリー古都
http://gallerykoto.web.fc2.com/
2017/08/11-08/17 グループ展 1961’s Photographer展 富士フィルムギャラリー銀座
2017/10/27-11/09 グループ展 1961’s Photographer展 富士フィルム大阪コミュニティギャラリー
現在、会社で歴代の写真部員がフィルム時代に撮った作家や文化人の写真を、ネガや ポジから選んでデータベース化する仕事を担当している。
ネガの場合はベタ焼きを見ながら選ぶのだが、これがまたカメラマンの質が分かって 面白い。もちろん自分のことは棚上げ。例えば、人物ポートレート(ここでは雑誌の 記事中に使われる挿し絵みたいな写真のことを限っていう)をワンカット撮るだけで 2本も3本もフィルムを使う者。ダラダラと同じようなカットだらけで、しかも写真 がつまらない。インタビュー中の撮影や対談中の写真などにおけるカメラマンの立場 など、言ってみれば邪魔な存在であり、速く撮って速くその場から去るのが当たり前 なのだが。と考えると、床屋さんを撮ることにも当てはまるのである。営業中なんだからサッサと撮らなきゃいけない。さらに考えてみるに、床屋撮影は一対一のポートレート撮影とほぼ一緒ではないかと。というのもまずは撮影交渉及び撮影内容の説 明、撮影中には店主を安心させるため(新手の詐欺と間違われぬ様)や、店の事を 色々知るために会話したり、魅力的な撮影ポイントをなるべく素早く見つけたり、革 張りのソファーを如何に自分好みのテカテカ感を出すかとか(笑)等々。もちろんそんなにうまい具合にはいかないのだが。
写真を撮る部署から異動したため、仕事での人物撮影など現在は殆どないので、たま に自分でモデルに頼んで撮影することがある。人物撮影だと、初めはお互い緊張す る。これは、やっぱり最近慣れてないからだなと思っていたのだが、思い返してみる と、床屋撮影の時だっていつも撮り初めはガチガチで、店主に「撮っていいよ」と言 われた瞬間からが武者震いの始まりなのである。 と、こんな具合にして撮りためた写真の中から、表紙その他を含めて94枚を選んで みました。
今回は前作の「東海道中床屋ぞめき」と違い地域シバリは無く、ちょっと中山道を歩 いてみたり、以前旅先で見つけた床屋さんを再訪してみたり、知人やインスタグラム のフォロワーさんに情報もらってみたりというように、気分次第でマイ「トコヤ·ロ ード」を旅してみました。 情報頂いた皆さま、撮らせて頂いた店主さま、有難うございます。
林朋彦 はやしともひこ
(本書あとがきより)
本書の撮影地
青森 千刈 せんがり おいらせ (Toyamegさんによるイラストの本書目次) |