岡澤重男著
発行:風人社
仕様:A5判 並製本 192頁
定価:1900円+税
2008年8月5日発行
ISBN 9784938643324 C0095
本書のルート10本を記した➡『東丹沢一枚地図』を販売しております。
大山山頂の向こうに何がある?
どっと行く人が増えたら困るな。でも、そっと教えたい、そんな気持ちで--。
未知の道シリーズ1に続くsーokさんの「誰も知らない丹沢」の第2弾です。1では西丹沢に限定しましたが、今回は、東丹沢の大山支尾根のバリエーションルートです。今回もやはり、初心者には危険な難コースがあり、安易にガイドブックとして利用はできませんが、ポピュラーな大山の向こうに、こんな素晴らしい尾根があることを本書で楽しんでください。美しく、エキサイティングな大山案内です。ご期待ください。
著者紹介
岡澤重男(おかざわ・しげお)
1947年、長野県長野市に生まれる。少年時代は、北に飯縄山、西に北アルプス、東に菅平の山々を眺めながら、自然豊かな野山で遊ぶ。中学校2年生の時、学校行事として行われていた集団登山で燕岳に登る。以降、山歩きに興味を持ち、中学時代から高校時代にかけ、近辺の低山や飯縄山、戸隠山、黒姫、妙高など北信濃の山々を歩く。
1965年(株)リコー東京本社に勤務。仕事の合間に東丹沢や南アルプスの主なルートを歩く。また同時に法政大学第2文学部に学び、教員免許を取得する。
1971年~2007年、神奈川県相模原市の小学校に勤務。授業や学級通信を通じ、季節の変化にともなって移り変わる自然の美しさや不思議さを、子どもたちと分かち合う。また夏期休暇を利用して、南アルプスをはじめ、北・中央アルプスや八ヶ岳にも通うようになり、主なルートを歩く。
1996年、ニフティサーブに加入、山のフォーラムで「地図にない道」を歩くことの楽しさを知る。2000年、ホームページ「ようこそ! 山へ!!」を開設。写真、ルポ、エッセーなどを通して丹沢の魅力を発信。現在も、ネットを通して知り合った仲間と情報を交換し合いながら、道志・丹沢周辺の「名もない尾根」を中心に歩き続けている。
2006年『誰も知らない丹沢』を風人社から発行(品切れ中)。
s-okさんのページ「ようこそ! 山へ!!」 http://s-ok.my.coocan.jp
本書の目次
はじめに
この本を読む人へ
概略図 大山北面の尾根と沢/大山北面の主な道
地図集について
地図集(カラー)
第1章 大山北尾根
1.ヨモギ尾根を登ってポトフを作る
札掛~ヨモギ平~三ノ塔~富士見橋~札掛
コラム 初めての大山北尾根
2.トコトン、大山北尾根 緑の垂直分布を楽しむ
大山北尾根~金沢キャンプ場~唐沢キャンプ場~
黒岩~物見峠~煤ヶ谷
資 料 山里の人々とハイカー(清川村)
第2章 送電線鉄塔の建つ尾根
3.大山北尾根の枝尾根を登る
地獄沢橋~西沢ノ頭~大山~諸戸
コラム 山頂から
4.地獄沢橋を基点に、大山・北尾根を周回する
地獄沢橋~14号鉄塔~大山~西沢ノ頭~15号鉄塔~地獄沢橋
資 料 大山山頂と阿夫利神社
5.春と冬を一度に楽しむ
地獄沢橋~16号鉄塔~北尾根~14号鉄塔~地獄沢橋
6.淡い緑から濃い緑へ…緑の垂直分布
大山北尾根~18号鉄塔~鍋嵐山~宮ヶ瀬尾根
資 料 北尾根のモノレールと森林整備事業
7.日溜まりハイク
大山北尾根~13号鉄塔~12号鉄塔~11号鉄塔
コラム お中道
第3章 大山周辺 まだまだ静か
8.大山周辺 まだまだ静かな散策路
簑毛~大山南南西尾根~大山~石尊沢左岸尾根~唐沢峠~
梅ノ木尾根~日向薬師
資 料 「送電線鉄塔」編集部だより
9.「ふれあいの森」を起点に、大山東側の尾根を探訪
屏風尾根(仮称)~大山~石尊尾根(仮称)~鍵掛尾根(仮称)
10.送電鉄塔群を訪ね歩く
ヤビツ峠~送電鉄塔No.9→No.18~物見峠~煤ヶ谷
コラム 新多摩線13号鉄塔
山を歩き、記録を書いたボクの原点「学級便り」
東丹沢山行記録表一覧
あとがき