企画編集・制作・発行:風人社
仕様:4分冊 片面2色刷印刷 折りたたみ式
全コース1万分の1・写真で詳細案内
解説書(24ページ)付。ルートと見所を案内
第4集からケース入りになりました※
定価:本体1080円+税
2013年8月26日発行
ISBN9784938643492 C0326 1080E
本書の目次
●No.13 箱根関所~三島(市ノ山新田)
箱根関所~箱根峠~山中城跡~笹原一里塚~市ノ山新田(10km)●No.14 三島(市ノ山新田)~沼津
市ノ山新田~錦田一里塚~三嶋大社~千貫樋~下石田(8.9km)●No.15 沼津~原
下石田~川廓通り~丸子浅間神社~沼津藩榜示杭~原宿本陣跡(8.8km)●No.16 原~元吉原
原宿本陣跡~一本松一里塚~愛鷹浅間神社~東田子の浦駅~元吉原(9km)
※第4集からの仕様変更について
今集からマップの収納ケースを作りました。書店さんでの1冊棚差しや、図書館や読者の本棚にも収納できます。これから、冊数が増えると、全集平積展示が困難になるし、読者の保管の便利さのことも考え直さねばなりませんでした。最初からケース入り仕様に出来なかったことをお詫びします。また価格の変更もしました。本体価で1080円に値上げになり、大変申し訳ありません。(現在は第1〜3集も、ケース入り、本体価1080円です)
弊社のプリンタで出力した紙を貼付けましたので、色が実物とは若干異なります。表面につやPP加工が施されます。昭文社さんの「山と高原地図」のような感じです。平のまま納品されるので、箱の組み立ては弊社で行います。マップの手折りからは逃れましたが、新たな手作業。でも、よいものができる楽しみがあります。
ウォークマップ「ホントに歩く東海道 第4集」(箱根関所~元吉原)は、8月26日に発売いたします。
本年6月から8月中旬まで、梅雨と猛暑の中、編集部は現地調査で歩き続けてまいりました。楽しかった。今回は今までにも増していろんなことを学びました。特に人との出会いに格別なものがありました。郷土史家の方々や市町村の文化振興課、観光課の方々からもたくさんのご教示をいただきました。また、現地調査の様子が地元の新聞にも紹介されました。今回の現地調査で、マップ自体について気づいたことを記します。
このマップは縮尺1万分の1で1センチが100メートルで進むため、狭い範囲の郷土本になっていることです。東海道のウォークマップであると同時に、東海道沿線地域の郷土史、郷土案内の本でもあるわけです。地元というのは不思議なもので、いつも歩いている生活道が東海道であることは知っていても、歴史街道を意識して歩くことはまずありません。素通りしている寺社や石造物、またちょっと脇へ寄り道したところにある歴史的記念物、それにかかわる人物や出来事のエピソードなど、まず地元の方がこのマップを手にして東海道を歩いて、「へえ~」と思ってほしいと願いました。
そしてまた、例えば三島なら、日本橋を出発した東海道は、どんなふうに三島に至り、そしてこれからどんなふうにして京都・大阪まで続いていくのかにも興味を持ってもらえたらと思いました。
実際に歩かなくても、地図を眺めるだけで楽しいものがあります。第4集は箱根西坂を下り、三島、沼津、原、元吉原とバラエティのある道風景が続きます。ぜひご覧ください。