山田宗睦著
発行日 2024年12月1日
A5版並製・160頁
定価 1000円+税
ISBN9784910793122 C0021 1000E
『日本書紀史注』(第一〜四巻)・『日本書紀の研究ひとつ』著者、山田宗睦の雑文(くさぐさのふみ)の最終巻の遺稿集(2024年まで)。
前半は、2018・19年の古事記・日本書紀のアマテラス、アマノワカヒコ、タケミカツチ、フツヌシなどについての考察。
後半は、「洋子さんと」と題して、妻洋子さんとの旅の思い出を綴った。これが遺稿となった。
➡『雑文(一)紀伝以前(原則として1985年〜)』(2017年7月6日発行発売中)
➡『雑文(二)紀伝着手以後(原則として2000年まで)』(2018年12月3日発行発売中)
➡『雑文(三)紀伝以後(原則として二一世紀)』(2020年2月21日発行発売中)
➡『雑文(四)遺稿(二〇二四年まで)』(2024年12月1日発行予定)このページ
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著者紹介
山田宗睦(やまだ・むねむつ)
1925年生まれ。
幼少期を、下関・金沢・稚内・函館ですごし、1941年旧制の水戸高校(文科乙類)に入学、日本書紀にであう。1946年、京都帝国大学(文学部哲学科)を卒業。編集者、評論家、大学教師をへて、1985年に還暦をむかえ、日本書紀の注釈・研究だけをすることにした。そして30年、90歳、2015年1月に本書の原稿を渡したが、制作中つぎつぎと書きたしたので、刊行まで二年を費やした。なお書きたすことがあり、雑文として手もとに書きとどめている(伊勢の物語、其北岸狗邪韓国考など)。
弊社で、『日本書紀史注』、『まち・みち・ひと・とき』、「何のための知識シリーズ」などを出版。2016年12月『日本書紀の研究ひとつ−ジョン・ロックのように日本書紀を読んだなら』発行。2017年『雑文(一)』、2018年『雑文(二)』発行。2020年『雑文(三)』発行。
2024年6月17日逝去。➡関連記事
『雑文(四)』もくじ
一、古事記・ココに稻羽の素兎(二〇一八・八・一四) 5
一、日本(書)紀・天孫降臨の虚と実(二〇一八・八・一五〜二〇) 10
一、古事記・アマテラスの「次男」が、スサノオの「五世の孫」
オオクニヌシに媚び附いた?──媚附は媚和か(二〇一八・八・三一) 28
一、古事記・アマノワカヒコ考(二〇一八・九・三) 33
一、ほんとうの神統譜(二〇一八・九・八) 43
一、めづらかの半跏思惟像(二〇一八・九・一四〜一五) 53
一、下手の弁──ただに去け、ふたたび問るなかれ(二〇一八・九・二七〜一一・一四) 64
一、偶然の弁──孁ノ音ハ力丁ノ反シ(二〇一八・九・三〇) 75
一、古事記・タケミカツチって何者だ(二〇一八・一〇・九) 79
一、ついでに、フツヌシたぁ何者だ(二〇一八・一一・一六) 83
一、葦原中国とはどこの地名か──「ニニギ」系の地名か、スサノオ―オオクニヌシ系のか
(二〇一八・一一・二五) 88
一、作品としての皇極紀──礼記・月令風と歌謡・牽強付会風と(二〇一九・一・二〇) 95
一、七つ名代のオオナムチ(未完)
一、洋子さんと 103
その一 二人の錦帯橋 104
その二 亡妻挽歌 107
その三 袋田の滝 109
その四 湯田川に年の瀬を越す 113
その五 加賀の湯涌谷 117
その六 降りやまぬ雪、谷川温泉 121
その七 一九九八年の花見──この年も桜花見終えたり七十路の春 123
その八 函館の「とある通り」 125
その九 銀婚・古稀・金婚の旅 126
その十 妙高高原─ウサギとベコ 129
その十一 チャアチャア渕 133
その十二 裏見の旅 136
その十三 お目めパッチリ記念旅行 140
その十四 河津桜──近間の二人旅 145
その十五 伊豆山 153
その十六 湯布院・王の湯(原稿なし)
その十七 白馬八方(原稿なし)