企画編集・制作・発行:風人社
仕様:4分冊 両面2色刷印刷 折りたたみ式
全コース縮尺1万分の1地形図と多くの現地写真で詳細案内
コース・史跡などの解説はマップごとに裏面掲載で、計40ページです。
価格:本体1400円+税
2024年8月8日発行
ISBN9784910793108 C0326
第13集新訂版を発行しました。
※初版(2016年4月15日発行 ISBN9784938643706)の古くなったデータを修正しました。
初版の修正個所はこちらで見られます
➡『ホントに歩く東海道』第13集追加・修正
庄野・亀山から鈴鹿川沿いに沢筋に入っていく。
「坂は照る照る鈴鹿は曇る あいの土山雨が降る」。
伊勢国から近江国へと越える気象変化著しい鈴鹿峠は、
東海道の難所。古代からの歴史的な街道である。
本書の目次
●No.49 庄野<井田川>~太岡寺(8.2km)
井田川駅前~亀山城江戸口門~野村一里塚~太岡寺畷
[コラム]亀山のローソク
●No.50 太岡寺~坂下(8.5km)
太岡寺畷~関宿~筆捨山入口~沓掛集落~河原谷橋(坂下宿東入口)
[コラム] 筆捨山
●No.51 坂下~土山(8.3km)
河原谷橋(坂下宿東入口)~鈴鹿峠~山中一里塚~猪鼻~田村神社
[コラム]東海自然歩道と東海道
●No.52 土山~大野(8.9km)
田村神社~土山宿~松尾渡し~垂水頓宮跡~前野~今宿公民館西
[コラム]斎王群行に出会って
☆第13集のかんたん内容
第13集は東海道クライマックス鈴鹿越え。
人気の関宿を経て、伊勢から近江へ入ります。
「坂は照る照る鈴鹿は曇る あいの土山雨が降る」、鈴鹿馬子唄です。
伊勢国から近江国へと越える気象変化著しい鈴鹿峠は、東海道の難所。
伊勢側は「八町二十七曲り」の急な山道ですが、
近江土山に入ると御茶畑が開け、なだらかな下りなのは、
相模から伊豆への箱根越えと似ています。
亀山、関、土山、全ての宿、その間の立場も、歴史を感じさせる街並みが残り、
山越えあり、街道風情あり、の盛りだくさんな34kmです。
この風景が残ったのは、鉄道が通らなかったり、山や谷の厳しい環境だったからこそ。
鈴鹿峠越えをするバスはなく、交通事情はなかなか厳しいものがありますが、
亀山市、甲賀市のコミュニティバスもあり、計画を立てれば大丈夫と思います。
亀山のB級グルメ「みそ焼きうどん」、カメヤマローソク、土山名物、蟹が爆発蟹が坂飴。
鈴鹿山系のおいしい水があるおかげで、地酒も豊富です。