2023年のNHK大河ドラマは「どうする家康」。ドラマで家康はどこにいたか? 出来事の場所は地図上のどこで、どんな地形か? 東海道は家康が定めた五街道の一つ。家康の関連史跡も多くあり、ウォークマップ『ホントに歩く東海道』でその場所を確かめることができます。マップで確認できれば、よりドラマを楽しめ、興味が湧きます。せっかくなのでドラマに沿いながら、マップに出ている範囲ではありますが、参考個所をご紹介していきます。私たちも「あそこがそうだったのか!」と再発見があり、楽しい作業です。マップを持って、ぜひ訪ねてみてください。
第4回「清須でどうする!」美濃路、織田信長
第4回目は、織田信長の妹、お市が元康(徳川家康)に恋していたという仰天の回でした。
舞台は、清洲城。広い整備された城内で、今の復元公園からは想像もつかないスケールです。
清洲城のある清須は、美濃路(中山道と熱田(名古屋)を結ぶ道)の宿場でもあります。
「ホントに歩く東海道」別冊美濃路Map№6に、関連史跡が多く載っています。
美濃路は、実は東海道線のルートでもあり(名古屋から桑名方面へ進む旧東海道に沿っているのは関西本線)、山や谷が少ない歩きやすい道です。ぜひ清須へ行くために、歩いてみてください。
毎回紹介の方法がバラバラで、すみません。試行錯誤しております。
★清洲城
別冊「美濃路」 MapNo.6コラム「清洲城と清須越」
織田信長は、清洲城から桶狭間の戦いに出陣して勝利した。
平成元年に新設された天守閣は中が資料館となっており、戦国時代に関する展示がある。
コラム「清洲城と清須越」にも書かれていますが、「清洲」と「清須」の記述がややこしいです。城のある所在地は「清須市」、美濃路の宿場名・町村名は清須市発足前は「清洲」でした。現在、お城は「清洲城」と表記されています。「ホントに歩く東海道 別冊美濃路」では清洲城以外は「清須」の表記にしています。
★清須越
MapNo.8コラム「尾張名古屋は城でもつ」なぜ、家康は名古屋へ城を移したか。
★清洲古城跡(五条橋)
別冊「美濃路」 MapNo.6 マップB27
★清洲古城址
美濃路Map6 B30
現在、古城址には、発掘調査されて復元された石垣がある。
信長と濃姫(のうひめ)の銅像があり、恋愛・夫婦円満のパワースポット。ここでは、毎年6月2日の命日に、信長公顕彰祭が行われる。
★正覚寺 今川首塚
別冊「美濃路」 Map6 C39
★今川塚跡(須ヶ口)
別冊「美濃路」 Map6 C41
信長が義元を須ヶ口で手厚く葬ったとされる。須ヶ口にあったものが、正覚寺に移設された。
(義元の首は、交渉によって駿河に返却され、西尾市の東向寺に埋葬されてここにも首塚があるらしい)
★総見院 信長及び織田家の菩提寺
別冊「美濃路」 Map6 A17
信長の次男、信雄(のぶかつ)が建立。清須越で名古屋へ移転したが、現在地に再建された。
本能寺の焼け跡から探しだした兜が保存されているという。
★長光寺 信長が愛飲した臥松水
別冊「美濃路」 Map6 A10
今回の特に関連マップ
『ホントに歩く東海道』別冊美濃路 中山道垂井~東海道熱田(8分冊)
ホントに歩く東海道について
https://www.fujinsha.co.jp/books/h/t/toukaido/
美濃路とは
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