東海道を歩いてみたいと思いつつ、実現しないうちに、コロナ騒ぎになり、歩いて40分の友だちの家を訪問しようと普段歩かない所で大山街道を見つけました。家の近くを通っているとは聞いたことあったのですが、偶然歩いて興味を持ちました。直ぐ「ホントに歩く大山街道」を買い、少しずつ歩き始めました。

東京ではまだ昭和の頃には講があり、父は大山詣に行っていました。不思議なご縁です。

さっち又はさっこ 20.4.23

(FuOH)不思議なご縁をありがとうございます。大山講の大山道は、明治時代に鉄道が通ってから、衰退しました。小田急線の伊勢原駅が開業してからは、旧東海道からの馬車道もなくなりました。『ホントに歩く大山街道』前書きからわかるのは、本書以前には歩くための大山道ガイドブックは中平龍次郎さんたちが作った「ウォークマップ」だけで、大山街道青山道を講としてはもちろん、街道ウォークの道として歩いた人はまずいなかったでしょう。

大山信仰の本はありました。歴史書として大山道を解説した本もありました。しかし、ウォーキングのためのコースガイド本は、ありませんでした。本書での旧道の特定は、中平さんの仲間たちとの作業から引き継がれた、中平さんのオリジナルです。

現在も続く大山詣は、団体バスがほとんどです。大山道は、講では歩かれません。しかし、本書発行から、大山街道が旧街道として注目されだし、東海道や中山道のような歴史街道なみに、歩く人が増えました。

お便りを拝読して、故中平さんを思い出し、少しかたいお返事コメントになりましたことをお許しください。