先日(2019年6月15日、16日)に行った「各務原台地と中山道 鵜沼宿を歩く」では、15日の講演会で「各務原台地」の14万年の物語と各務原の成り立ちを伺い、16日の午後は、その各務原台地を講師で各務原市文化財課の西村課長と、講演会の主催者「濃尾・各務原地名文化研究会」の可児会長にご案内いただくという大変豪華な2日間でした。
(16日の午前中は、中山道鵜沼宿ボランティアガイドの会の方に、鵜沼宿の、これも大変詳しいご案内をいただきました)

各務原台地黒ボクという、一見肥沃な土地に見える土に覆われているそうですが、酸性が強く、台地のために水利も乏しかったため、長い間農作物の栽培がされていなかったそうです。近年は、その黒ボクの利点、浸透性に優れた点を活かし、にんじんの栽培が盛んで、各務原市の特産になっています。

各務原産のにんじん。

各務原産のにんじん。15日の講演会会場、各務原市中央図書館で売っていたもの。参加者に「配給」しました

 

各務原にんじんを利用したグミ「コロロ」が全国発売され、近所のコンビニで購入しました。
にんじん+ものすごい甘み(柿っぽい)を想像していたら、他のフルーツの酸味もあり、おいしかったです。
Twitterのフォロワーの方でも、購入された方がいらして、各務原にんじんブームがありました。

コロロ、味覚糖 コロロ、味覚糖

そんな折、各務原市の西村課長から、「コロロ」は、 各務原市内にある東海学院大学産官学で開発したもので、昨年、管理栄養学科の学生たちが試作し、味覚糖に採用されたと教えていただきました。

6月27日に行われた、今年の新作発表会の写真をお送りくださいました(以下7点)。

検討会で紹介されたのは、どらやき、ういろう、せんべい、ぼうろ、マドレーヌ、蒸しパン、薬膳カレー、カルボナーラなど計18品目だそうです(「毎日新聞」2019年6月29日)。

作品テーマは「各務原台地」で、各務原へのこだわりと愛情の強さを感じます。

 

西村課長によると、「お菓子の考案に地層のイメージや、台地の砂層とかオレンジ軽石などを意識したそうです」とのことです。

各務原台地のお菓子試作品

各務原台地のお菓子試作品

各務原台地のお菓子試作品

各務原台地のお菓子試作品

 

 

試作品はどれもおいしそうで、購入できるようになればいいですね。

各務原市のHP
「かかみの 台地のしずく」というにんじんをアレンジした商品全体のブランドを作っています。
https://www.city.kakamigahara.lg.jp/appeal/5693/021329.html 

西村課長が館長を務められている各務原市歴史民俗資料館HP
https://www.city.kakamigahara.lg.jp/126/index.html

東海学院大学HP
http://www.tokaigakuin-u.ac.jp/

(こ)記

東海学院大学で講義をする西村課長

東海学院大学で講義をする西村課長

東海学院大学でのプレゼン風景

東海学院大学でのプレゼン風景

 

関係者試食風景

関係者試食風景

東海学院大学のプレゼン風景

東海学院大学のプレゼン風景

 

各務原市中央図書館で販売されていた規格外にんじん。大セールでした。

各務原市中央図書館で販売されていた規格外にんじん。大セールでした。