博物館入り口近くにあるミュージアムショップ。

博物館入り口近くにあるミュージアムショップ。

先週の土曜日(2/9)、横浜市歴史博物館を中平さんと弊社とでお訪ねしました。学芸員の方が、現在行われている青葉の村々と矢倉沢往還を案内してくださりました。  企画展のチラシになっている石川村絵図(1月24日の日誌参照)をはじめ、近隣の村の絵図が多く展示されていました。これらの絵図は、村と村の地境をはっきりさせるための裁判用に作成されたものだそうです。とても大切な書類だから、今まで大事に保存されてきたのだそうです。

企画展に合わせた商品が展示されています。こういう機会でないと出会えないものも多く、面白いです。博物館内の図書館でも、企画展に関する資料が閲覧できます。

企画展に合わせた商品が展示されています。こういう機会でないと出会えないものも多く、面白いです。博物館内の図書館でも、企画展に関する資料が閲覧できます。

他にも、古文書や大山街道図巻(赤坂御門から厚木を経て平塚にいたるまでが描かれている巻物)なども展示されています。古文書は、漢字の羅列(しかも達筆)にしか見えないのですが、学芸員の斉藤さんが書いてあることを説明してくださると、こんな面白いことが書いてあったのかとびっくりしました。例えば、荏田宿の旅籠で働いていた女性従業員が、お客にすすめられたお酒を飲んではめをはずし、お客さんや主人に迷惑をかけました、という反省文がありました。その女性には、こんなに長く残ってしまったのはかわいそうですが、荏田宿がなんだか好きになりました。

ショップの方がポップの裏に支えを付けてくださいました。

ショップの方がポップの裏に支えを付けてくださいました。

9日、博物館は多くのイベントがあったのにもかかわらず、斉藤さんには非常にお忙しい中丁寧にご案内頂きました。ありがとうございました。  また、常設展示の方にも大山街道関連の展示もあり、今度はじっくりと見に行きたいと思っております。

中原小学校にある案内板

中原小学校にある案内板

その後、自動車で中原街道を終点の平塚まで行ってみました。中平さんは、一万分の一地形図を見ながら、案内してくださったのですが、歩くのと違って進むスピードが速く、「鷺沼」「新横浜」「戸塚」「藤沢」「寒川」「平塚北部」と地図をどんどん持ち替えなくてはならないので大変そうでした。しかし、すぐに現在位置を把握されるのは、さすがでした。

相模川河口にある須賀港。後ろには小さい漁港と魚市場があります。前に見える橋は、国道134号線の湘南大橋です。

相模川河口にある須賀港。後ろには小さい漁港と魚市場があります。前に見える橋は、国道134号線の湘南大橋です。

歴史博物館を正午過ぎに出発し、ゴールの中原御殿(現在は平塚市立中原小学校)に15時半ぐらいに着きました。あまりよく見えませんでしたが、途中途中に石造物などもありました。  この日の夜は大雪でしたが、ここまでは天気はもってくれて助かりました。

1月19日、中平さんと、武揚堂の方4名にご一緒させていただき、渋谷から用賀までの大山街道を案内していただきました。本の紹介をしてくださっている白地図.comさんに当日のブログがアップされています。地図の専門家の方たちだけあって、ひと味ちがった大山街道散策になりました。

「地図のぶろぐ堂」中平龍二郎氏と歩く大山街道
http://www.hakuchizu.com/blog/cat_michi/669.html

046▼(こ)