ご無沙汰しております。昨年はコロナの影響で自粛しておりましたが、5月25日から再開しました。日出塩駅から初期中山道を歩き、26日は和田峠を越えました。 27日は長久保から御代田まで、28日は軽井沢、碓氷峠を経て横川駅まで行きました。 続きは秋以降にする予定です。

5月24日の夜行バスで新宿を出発し、中津川駅で降りました(なんと、乗客は私一人のみ)。中津川駅より中央線に乗車し、日出塩駅で下車し、いよいよ初期中山道歩きの開始です。 8時に初期中山道案内板に到着、9時に牛首峠に着きましたが、周辺は鶯の大合唱で時が経つのも忘れるくらい、しばらくその美しい鳴き声に耳を傾けてしまいました。スマホで録音することもできました。 この後は小野駅を目指し、コンビニで昼食を済ませ、小野峠のしだれ栗展望台に登り360度のパノラマを堪能しました。あとはひたすら下諏訪の宿を目指すのですが、夜行バスでの疲れが出てきたのか、脚が重かったです。 宿に到着後、ビールを飲み、温泉で汗を流してさっぱりしたところで、予め調べてあった飲み屋で今日の疲れを癒すべく刺身や日本酒を堪能し、明日の準備を済ませ、就寝しました。

26日は6時に宿を出発。御柱の木落し坂から見下ろす坂はテレビで見ているのとは別物という感じで、よくこの坂を木に跨いで降りる(落ちる?)よなァ~と感心しました。 ここで、情報提供です。バス終点の樋橋ですが、綺麗なトイレが設置されていました(洋式1名)。 142号をひたすら歩き、西餅屋茶屋跡で休憩。ここで、熊が出没したので気を付けるようにとの注意書きが…、あれ、鈴なんか持っていないし、ヤバいなァ~と思いながら進みました。そして、笹の葉が多くなったところで、いきなり熊が出てくると危険と思い、大声を出すことに、思いついた掛け声は、なぜか「ファイトー、いっ~ぱ~つ」、これで熊が逃げてくれれば誰も苦労しないかな? そうこうするうちに上部で人の声が聞こえてきて、一安心。その方たちは中山道を守る会で登山道を整備している最中でした。しばし、談笑し、先を行かせてもらいましたが、このような方たちのおかげで足元が安定して歩けているんだと感謝しました。 そして、中山道最高地点の和田峠に到着。なんかここに来ただけでもう、中山道は達成したような気分になってしまいました。でもまだまだ先は長いです。
フォーラムにも投稿があったように、和田峠茶屋はしまっており、コルゲート管も通行不可となっていました。 142号を下り、「杉の屋」で昼食を思っていたら、なんと臨時休業、駐車場に車が1台も無いので、嫌な予感がしたのですが(泣)。気を取り直して、「そば処黒耀」でそばとアイスクリームを食べ、満足。外はだんだん雲が厚くなり今にも降ってきそうな気配です。今日の宿まであと5㎞手前で雨が降り出しました。まあ、いつも降られるので仕方ないのですが、やっぱりめげますね。 ちなみに、「たまご屋キッチン」ですが、木曜が定休でした(つまり今日)。本日の宿は「濱田屋旅館」です。宿泊者は私一人みたいでした。

27日は前日からの雨が止みませんでしたが、7時30分に出発。 それでも笠取峠を越えてしばらくするとだんだん、小雨になり9時頃には雨が上がりました。予報では昼頃まで降るとなっていたので、得した気分です。ふるさと交流館で中山道のしおりを頂戴し、館内を見物。 どんどん歩いて瓜生坂へ、望月城跡に寄ろうと思いましたが、ちょっと疲れが出てきたようで先のことを考え、パスしました。今となっては後悔しています。「くまさん食堂」で昼食をとり、千曲川の中津橋に到着。橋から新幹線の写真を撮ろうと思い30分ほどしても1編成も通過することなく、断念。ちょっと油を売りすぎた感が…。ここから宿までは日差しが強く、暑かったです。 16時すぎに御代田駅近くの明治屋旅館に到着し、コンビニで仕入れたビールで乾杯。

28日は5時30分に出発し、まずは軽井沢を目指します。4日目になると脚は重いし、豆はできるし、いい歳こいてよくやるなァ~と一人で感心するやら、あきれるやら、複雑です。そんなことで、離山登山は棄権しました。 旧軽銀座は時間が早かったのかまだ開店している店が少なく、ちょっと残念でした。碓氷峠では、見晴台では、長野県と群馬県の境や妙義山を撮影し、熊野神社ではお参りしました。 そして、「しげのや」では、ちからもち(きなこ)と抹茶のアイスクリームを堪能しました。 近くにいた親子連れの兄弟の弟(3歳位)が私のほうを見て、親に「アイスクリーム食べたい」とねだっていましたが、残念ながら却下されていました。なんか、悪いことしたなァ~とおじいちゃんの気分でした(還暦すぎているので)。
碓氷峠から先は登山道です。登ってくる方が多く、人気のコースなのかと思いました。 18号に出て旧中山道を進んだのですが、坂本浄水場の所で動物除けの電線に行く手を阻まれ、止む無く回り道をする羽目になりました。無理してくぐるなんてことをして感電したらアホですからね。 峠の湯で汗を流し、横川駅に向かい今回の中山道歩きは無事終了しました。次回は横川駅から毎回、日帰りで日本橋を目指します。

ちょっとまったーほるん 22.6.18

(FuOH)お世話になっております。長文のお便り、ありがとうございました。街道歩きの再開のご報告、嬉しく存じます。それにしても、いきなり日出塩から横川まで到達されたことに、びっくりしてしまいました。すごいですね。
道中の出来事、情景が思い浮かびます。同じように歩かれた方も、自分の道中を思い出して読まれることでしょう。
碓氷峠の東坂は、まだ弊社の第13集の発行前でしたね。間に合わなくて、申し訳ありませんでした。お書きのとおり、これからは日帰りで十分歩けますね。お気をつけて、ゴールを目指して下さい。今度は、私どもが後を追います。