下図は、大井川を江戸方面から渡ったところから始まる金谷の宿です。そして、菊川坂を登っていき、小夜の中山に至ります。

金谷宿迅速

  拡大して見るともっとよくわかりますが、東海道と金谷宿は、沢川の谷間の沢筋を通っています。

 沢川が曲がりくねっているので、曲がり谷(かなや)との地名由来は納得出来るのですが、地図を見ていて、今までまったく思わなかったことに気づきました。
別のことを書くつもりが、新しい発見を記します。

 旧東海道の清水橋で、川の合流箇所を写真に撮りました。沢川は金谷宿の北側を東海道と平行に流れたあと、清水橋の手前でΩ形になって、清水川、早川と合流して、さらに大代川に合流、東海道線鉄橋付近で大井川に流れ込みます。

清水橋より低 なるほど。金谷宿は沢川のほとりの宿で、両側はかなりの傾斜の斜面です。東海道を歩く人は、出来れば、急がず、両斜面を自由に歩いてほしいな、と思います。北の高いところを県道381号線が、南の高い所をJRと大井川鉄道が走っていますが、この両斜面を登り下りするのは、結構楽しいのです。斜面の民家にも驚きます。

 北は、医王寺、利生寺、金性寺、洞善寺などをめざし、南は、大覚寺、大岩不動尊、大井川鉄道をめざして歩き回りました。
「ホントに歩く東海道」にどれほど、記し残せるでしょうか。(oh)