11月22日(火)に、やっと仕上がった地図集16ページのカラー出力校正紙をs-okさんに送りました。
本文初校の著者校正終了のお知らせをs-okさんからメールで受け、続いて、送ったばかりの地図集の校正終了のお知らせもすぐにいただきました。
弊社からは、今日、まえがき、仮扉、目次、中扉4章分(表裏8ページ分、章リード文)、奥付の初校ゲラを発送しました。
中扉の写真案は、第1章「椿丸」、第2章「浅瀬ゲート」、第3章「東丸・西丸」、第4章「樹下の二人」で、その扉裏に、その章のリード文が入ります。
本文ページで残っているのは、目次裏に入れる予定の「○危」注意文とコースタイトルのリード文です。
そのほかに、書き起こしの新規分としてコラムが入れられるよう検討中です。これはs-okさんが思いを込めた短文エッセーです。
明日の発送予定は、カバー・オビ案(カンプ)です。できるかどうかは未定です。
同時に、宣伝用チラシを作成します。
いよいよ内容の案内をいたします。(私の親しい山の仲間から、「待ち遠しいので余計なことをしてないで早く本を出せ」と催促のメールを今朝いただきましたが)
まえがきに書かれたs-okさんご本人の校正プロットの転載です。
<第一章では、「西丹沢への憧れ」として、初めて甲相国境尾根を歩いたときの喜びと、地図上の大きな空白域である「世附川源流域の山々」への憧れを紹介します。
第二章では、「夢実現に向けて」として、かつては東海自然歩道の候補でもあった「富士見峠?織戸峠」を歩き通すまでを紹介します。
第三章では、「地図読みの楽しさと単独行のリスク」を紹介します。
第四章では、「出会いの喜び」として、山歩きやネットを通して知る人と人の出会いを紹介します。>
第一章には4コース、第二章には3コース、第三章は1コース、第四章2コースの合計10コースです。本書には、その本文以外に16ページのカラー印刷の2万5千分の一地図集を巻末に収載し、その地図上にコースと、本文写真の相番号を付しています。
昨19・20日、私と山の同僚2人の計3人で、本書の第一コース「菰釣山-平野(甲相国境尾根)」を検証山行してきました(余裕ができたら「遅ればせの」に簡単な記録のメモをします)。素晴らしいコースでした。
ところで、この日誌の読者の中にはすでにお気づきの方がいらっしゃるかもしれませんが、今まで弊社の新刊予告には、まえがき全文や少なくとも目次はお知らせしてきましたのに、今回はまだ発表していません。
「コースを発表したら、HPからすぐにダウンロードして読まれて、本が売れなくなるかもしれない」ことを怖れているのだろう、とお考えですね。
日誌の最初で、たとえHPと全く同文でも、本書の必要な人には絶対売れると言っておきながら、なんと狭量と思われるかもしれませんが、残念ながら少しだけそのことも頭をかすめました。
なあんだなんて思わないでください。それは、「少しだけ」であって、本心はあたたかいプレゼントのことを考えているのです。もし、目次のコースを全部先読みして、その上で本を買ったら、結論を予告編で見た推理映画みたいなもので、順に追っていくプロット、構成表現の読みとりに「損」が生じるのです。
読者の中にそのコースは何度も読んでいると思われても、ゆっくりともう一度本書で、静かな旅を楽しんで下さい。
それが私どもの「いじわる」というプレゼントです。
予約者通信第3号を22日に発信しました。