s-okさんから届いた「まえがき」を読んだ編集部の某が、「s-okさんは文章がうまいですね」と言いました。私は内心、「当たり前だよ。何をいまさら」と思いました。私は、人の文章を読む力は人並み以上にあるのです。
 もし、私の書いている、それからこれから書く文章が、自慢気だったり、偉ぶっていたりしたら、ごめんなさい。私には自慢できることなど、ほとんどないのですが、一つだけ内心に自負しているのが、もしかしたら、ちょっとだけ「人の文章を読む力」があるかもしれないと思うことです。もし、リーダー(読む人)というプロの職業があれば(外国では出版社の社外リーダーという専門職があるそうですが、そういうのではなくて、文章に書いた人のその時の気持ちを読むということです)、私はそれになりたいと思います。たまには、数行のメモ書きでも、その人のそのときの気持ちを想像することができることもあります。
 前にも書きましたように、s-okさんのたんたんとした落ち着いた筆運びは、読む者にとても気持ちのいい時間を与えてくれます。一緒に山歩きをしているような……。
 それで、本書「オビ文」の下書きです。
 <西丹沢は東京から日帰りできる山域でありながら、深山幽谷の世界。インターネットの人気サイト「誰も知らない丹沢」から、「誰でもいけるわけではない」バリエーションルートを含む、10本の山行記を収載。あなたも、本書の中で、s-okさんと一緒に静かな山の世界を歩いてみませんか。>

 表紙カバーの写真は、「地蔵平」の予定で、仮デザインしました。
 地図集は、「雨降って」、スッキリした仕上がりになりました。同僚は偉い。
 同僚Sの申請書手続きも、順調にいきそうです。
 来週は、残り全ページの初校出校と、s-okさんからの校正戻し、及び加筆追加分をいただくことです。

(2005年11月22日、一部改変しました)