名古屋市の「屋根神文化フォーラム」の会長河村様から、12月に行われるウォークのご案内をいただきました。
名古屋を中心に尾張地方で見られる屋根神信仰ですが、今ではだいぶ少なくなったそうです。
『ホントに歩く東海道』別冊美濃路でも、屋根神文化フォーラムさんの資料を参考にして、屋根神様にふれさせていただきました(マップ№8)。
第12回目を数える今回のウォークでは、愛知県指定文化財伊藤家の公開と四間道の屋根神様をご案内いただけるそうです。
「町の片隅でひっそり人々の生活を見守る屋根神様。小さな祠には町内を火災・疫病など災いから守ってほしいと言う先人達の願いが込められています。お供え、提灯できれいに祀られた屋根神様を見ながら、皆さんで歩いてみませんか。」(ウォークチラシより)
第12回 屋根神ウォーク
開催日:2018年 12月1日(土) (雨天決行・警報発令時は中止)
集合場所・時間:9時 順次出発。地下鉄鶴舞線浅間町駅改札出口
解散場所:五条橋付近
参加費:100円(傷害保険代含む)当日お支払いください。
募集人員:200名(申し込み順)
募集期間:2018年11月20日(火)まで。メール、郵便葉書にてお申込み下さい。
申込方法:
住所、代表者名、参加者名、年齢、人数を書いて下記までお申込みください。
〒458ー0041 名古屋市緑区鳴子町5−100 矢部育男様
メール:iyabe23@aqua.ocn.ne.jp問い合わせ:電話090-7438-5392(10時~16時の間にお願いします)
※個人情報は、屋根神ウォーク以外には使用いたしません。
主催:屋根神文化フォーラム
後援:名古屋市教育委員会・名古屋市西区役所・中日新聞社・名古屋市西区社会福祉協議会
河村会長には、枇杷島の八幡社のお祭りの時にご縁をいただき、いろいろご示唆をいただきました。
今回見学ができる四間道の伊藤家は、清須越しの際に、移転してきた商家伊藤家の子孫で「川伊藤家」と呼ばれていたそうです。「ブラタモリ」でも紹介されていました。
四間道にも屋根神様はありますが、枇杷島にも屋根神が多く残っています。
6月に八幡社では「梵天祭り」が行われますが(これも名古屋地域特有のお祭りのようです)、神社から庄内川沿いの水神社まで氏子のみなさんが練り歩くのですが、その際、町内の屋根神様の祠の前で神主さんが祝詞をあげて祈られていました。毎月1日と15日に祠には、秋葉神社、津島神社、熱田神宮の提灯がかかげられ、お供え物をして祀るそうです。
なお、今回のウォークの集合場所浅間町駅、解散場所の五条橋、四間道、また西枇杷島も、『ホントに歩く東海道』別冊美濃路マップ№7をご覧いただければ大変便利です。
(こ)記