東海道、江戸から49番目の宿場・土山宿にある民芸茶房「うかい屋」さんでは、弊社の「ホントに歩く東海道」を壁一面に広げて大展示をしてくださっています。

土山宿うかい屋のマップ展示

うかい屋さんとは不思議なご縁がありました。袋井宿の名物男の青島政夫さんから、土山に行ったら絶対ここは訪ねるように、と強いオススメをいただきました。うかい屋のご主人、鵜飼秀郎さんと青島さんは、東海道を通じての旧知の仲で、それぞれ、宿場を盛り上げる活動にご尽力されています。

そして、私(こ)の友人のお母様が、鵜飼さんの奥様と幼なじみという、別のご縁もありました。友人から、「土山の人にマップを送りたい」と連絡があり、土山という地名を知っているだけでもびっくりしましたが、うかい屋さんを知っていたことには、何か運命を感じました。
上の写真も、「すごい展示をうかいさんのところでやっている!」と、鵜飼さんの奥さんが写メで撮られたものを、友人母→友人→(こ)と届いたものです(東海道Tシャツは、友人母がプレゼントしてくださったものです)。
御礼のお電話をすると、「マップが傷つかないようピンチで留めてあるんだ」と、鵜飼さんはおっしゃっていました。去る10月2日に行われた「2016あいの土山宿場まつり」に合わせて展示してくださったそうで、今も継続展示中です。東海道の宿場で「ホントに歩く東海道」を展示していただけるのは、大変名誉なことです。中野区の散歩かふぇちゃらぽこさんでも、発行当初から、店内にマップを長々と貼ってくださっていますが、近くで実物を見られる場所があるというのは、ありがたいです。

うかい屋さんでは、民芸品の販売の他、おいしいコーヒーやぜんざい、そして、土山に伝わる「夕霧そば」を食べることができます。また、店内にはご主人が集められた街道の資料も多数あり、詳しいお話をうかがうこともできます。

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宿場まつりには間に合わなかったのですが、「ホントに歩く東海道53次完成パンフレット」も置いていただいております。また、ウォークマップ「ホントに歩く東海道」も販売しています。

ホントに歩く東海道53次完成記念カタログ

土山宿においでの際は、ぜひうかい屋さんに寄って、土山愛をさらに深めてください!
土山宿は、「ホントに歩く東海道」第13集(庄野〜土山)№52に収載しています。

うかい屋 土山宿(甲賀市南土山)のうかい屋さん。隣は二階屋本陣跡、向かいは伝馬館です。またすぐ近くに、津和野藩典医だった森鴎外の祖父白仙が、参勤交代からの帰途、亡くなった旅籠井筒屋や、その墓参に訪れた鴎外が泊まった旅籠平野屋跡などがあります。
うかい屋店内 うかい屋さんの店内。街道の資料を見ながら、ゆったりくつろげます。
うかい屋店内のこおりまねぎ

うかい屋
滋賀県甲賀市土山町南土山甲328
不定休
10〜18時(時期により17時半)

東海道土山宿  朝の土山宿。落ち着いた街並み
東海道伝馬館。大名行列の人形 東海道伝馬館の大名行列人形。2階には東海道の宿場の名物の展示もあります。
 内田康夫「斎王の葬列」 『斎王の葬列』(内田康夫、新潮文庫)。先日、パートさんから、土山を舞台にしたミステリーだと、貸してもらいました。浅見光彦シリーズ。知っている場所がたくさん出てきて面白かったです。

(こ)