自分以外の人は、果たしてこんなことを面白がるだろうか、と、ふと思いました。
鈴鹿峠の国道1号線を、画像ソフトでトレースしていたときです。
『ホントに歩く東海道』第13集mapBは、縦幅が126mmもあります。このマップの通常幅は80mmで、つまり800mの地図範囲です。例外で範囲を広げるのは、最寄り交通機関の駅や、重要建造物・史跡などが範囲外にあるときです。しかし、ここの理由は特殊です。
mapの国道1号線が下方に2本、舌の縁のように下がっているのを範囲内に入れるためでした。この地図(下図)が、私には面白いのです。
まだ国道ができるうんと前の明治図も掲げておきます。青い線が国道1号線です。等高線に沿わずに沢を横切るところに橋が掛けられています。写真は、鏡岩からの展望で、この国道1号線を見下ろした光景です。
地形と地図と現場光景と、興奮しませんか。

第13集No51mapB180
鈴鹿鏡岩
明治24年の鈴鹿峠
青色が現在の国道1号線。等高線に沿っているとところと、横断しているところ。
点線は、トンネル。赤色線は、旧東海道。