shi-0018 9:41 – 2018年5月12日

5月11日金曜日の世田谷ウォーキングフォーラムは、深沢の都立園芸高校ガイド付きツアー。園芸高校は前を通ったことはあるが、中に入るのは初めて。#世田谷歩き

なんとここは学校だけど城址でもあるのだ!! 兎々呂(とどろ)城、城を「き」と読めば「とどろき」になるとも言われている。

校門から校舎まで長い銀杏並木が続く。幟が部活の旗であることに気づかなければ完全に寺社の参道と勘違いしそう。

もう花は終ってしまったがこのハナミズキは米国から日本に渡来した最初のもの。日本が寄贈したポトマック河畔の桜の返礼として大正4年に送られたものだそうだ。

三代将軍家光の遺愛の五葉松。三鉢のみ残っているうちの二鉢がこの学校にあり、一鉢は宮内庁にあってここの卒業生が管理しているそうだ。右の緑の濃いほうが北方産、左の明るい緑のが南方産。鉢は台車に載っており悪天候の時はレールで屋根の下に避難する。

植物だけでなく、動物たちも飼育されている。日なたぼっこするゾウガメのカップル?

本日のお目当て、満開のバラ園。日本全国バラ園は多いが、古代バラから現代バラまで、品種の歴史を系統的に学べる所はここだけだという。

原種のバラはもう花期が終わってしまっている。古い種はモッコウバラのような、花の大きさも小さく地味な感じのものらしい。花のない時期も、QRコードをかざすと盛りの花の写真が見られるようになっている。

深沢から呑川緑道を経由して駒沢公園まで帰る。深沢神社の前のゆるやかな坂道は、日本坂道学会会長の山野勝氏による坂道ガイド本『江戸の坂』でも紹介されている。