おおすみ山荘

おおすみ山荘

11月19日と22日に、伊勢原市大山町で宿坊「おおすみ山荘」を営んでいる佐藤大住先導師のお話を聞く機会がありました。佐藤さんは、鎌倉時代から続く大山でも最も古い宿坊の第37代目の先導師さんです。

19日(水)は、玉川区民講座「大山道~今と昔」の第1回目で(世田谷区玉川総合支所地域振興課主催)、大山詣りのこと、先導師のお仕事や毎年来られる講の方などのお話を、応募された区民の方にされました。また、写真や納太刀(大きい木刀)、法被、お札の版木など多くの資料を持ってきて下さり、貴重な「大山詣」の実物を拝見することができました。区民の方の関心も非常に高く、途中10分間の休憩の間も資料を見て熱心に質問をするなど、受講者に囲まれた佐藤さんは休む間もないほどでした。

22日(土)は、用賀の町会や商店街が中心となって行っている「大山道場」が主催する行事に参加させていただきました。大山道場では、月1回、大山道に関する学習会や町歩きなどを行っているそうです。この日は大山のおおすみ山荘に集合し、佐藤さんから宿坊の部屋でお話を聞き、豆腐料理を楽しみました。豆腐坂の入り口近くにあるおおすみ山荘は、安政3年(1856)当時に建てられたまま修繕を加えつつ、現在もその建物を利用されているということで、宿坊全体が文化財という感じでした。

伊勢原駅北口でバスを待つ長蛇の列。臨時バスが出ていて30分ぐらいで乗れました

伊勢原駅北口でバスを待つ長蛇の列。臨時バスが出ていて30分ぐらいで乗れました

この日は大山のライトアップがはじまった日だからなのか、土曜日で天気がよかったせいなのか、伊勢原駅の混雑はいつになく激しかったです。朝9時過ぎに伊勢原駅に着くと、すでに「大山ケーブル」行きバスを待っている人の列が、駅構内にまで延びていました。

大山阿夫利神社下社境内。紅葉がきれいでした

大山阿夫利神社下社境内。紅葉がきれいでした

弊社は世田谷区にありますが、大山街道が通っていることもあり、その区内でこのような活動があるのがとてもうれしく思います。佐藤先導師のお話はとても興味深かったので、後日詳しくアップしたいと思っております。