丁子屋第14代店主の柴山広行さんから、下記のお便りをいただきました。クラウドファンディングの趣旨やお願いの内容は、
柴山さんのメッセージと以下のリンクに詳しくありますので、ぜひご覧ください。

東海道、広重、歴史的風景、街道歩きにご関心のある方は、ぜひともご協力をいただければ嬉しく存じます。よろしくお願い申し上げます。

いつもありがとうございます。

今日は皆様にご支援のお願いがあります。
現在私はクラウドファンィングに挑戦しています。期日は10月6日までの残り20日余り。茅葺修復費用、約1,300万円のうち1,000万円の費用の支援を募っています。
https://readyfor.jp/projects/tororotokaidochojiya

すでに100名以上の皆様からご支援いただき、550万を超えてはいます。大変ありがたいことです。しかし、残り20日で450万円が必要です。さらに今週中に600万までいかないと、現実的に厳しくなるというデータもあります。

このチャレンジは単なる一店舗の建物の修復ではありません。
歌川広重さんの浮世絵に描かれた風景を残し、東海道の宿場をつなぐことを目的としています。現存する店舗や建物、風景など残されたものはごくわずかです。この活動を始めたのは7月のことでしたが、そこから50日が過ぎ、品川・関・島田・藤枝などの宿場の皆様からの応援をいただいています。形こそ違えど、間違いなく宿場は現存し、今なお生きているんだと確信しています。

そしてこの茅葺という建物には、これからの未来に受け継いでいきたい職人の思いと技術がぎっしりと詰まっています。東海道の歴史とともにそうした日本の誇る職人の技術と思いも残していきたいと考えています。丁子屋の茅葺自体はもうこれ以上手を入れられない「待ったなし」の状態です。

このチャレンジは1,000万円に1円でも満たない場合、それまでの皆様の温かいお気持ちとともにいただいたご支援は、ご本人の元にお返ししなければなりません。せっかくのお気持ちなので、来年の修復を皆様とともに迎えられたらと思います。

最後に今回の支援へのお返しは、東海道ならではの返礼品をご用意しています。茅葺修復体験もあります。このご支援をきっかけに、歴史や今の宿場を楽しんでいただけるようなお返しばかりです。「東海道」は日本の東京・京都・大坂をつなぐ大動脈です。どうぞ、このチャレンジにご参加いただき自分たちの道である東海道を楽しんでいただければと思います。皆様からのご支援をお待ちしております。

丁子屋14代目
柴山広行