約1年半ぶりのお便りです(前回0168)。
その後、中山道ウォークを再開し、雪の降る前に碓氷峠を通過すべく、このほど1泊2日で岩村田から横川まで歩いてきました。

初日(10月19日)は、新宿から高速バスで佐久平まで、そこから追分のあさぎり荘まで。運よく全国旅行支援の対象となり、元来リーズナブルな宿泊料金がさらにお安くなりました。

2日目(10月20日)、宿を出発し、いざ碓氷峠へ。天気に恵まれ、旧軽銀座は平日にもかかわらず結構な人出。見晴台までのバスにも乗客多数ですが、当方は歩いて、ウォークマップ(注「ホントに歩く中山道」第12集№48)の案内どおりに43番のカーブミラーから斜面を下りました。 そこは獣道で、何とか渡渉場所まで行きましたが、ろくな飛び石もなく、片足を水没させながら何とか対岸へ。しかしながら、その先の道がまったく判別できず、やむなく斜面を登って県道へ脱出。そこから44番の変則十字路で再び中山道に合流。
13:00頃、見晴台に到着し、周辺の茶屋で昼食をと考えていたのに、すべての茶屋が臨時休業。当てが外れ、仕方なく旧軽銀座で買ったお土産用の栗羊羹を食べて、横川へ。ヤマビルを見ることもなく、横川駅までたどり着いたものの、ぎりぎり16:30発の電車に間に合わず、その次は17:21発。昼食を食べ損ねたので、おぎのやで釜めしを食べようと思ったら、本店・ドライブイン店いずれも16:00で閉店。駅周辺の唯一の食堂も休業中で、コンビニ等も一切なし。再び栗羊羹で飢えを凌ぎ、高崎駅まで食事なしの行程となりました。 飲食店等がないと想定される場合は事前にコンビニでオニギリ等を調達しますが、今回は事前想定が外れました。信州割クーポンでお土産を買っていたことが不幸中の幸いでした。

PRD1 22.10.24

(FuOH)いやあ、反省至極です。申し訳ありません。私の現調とまったく同じ苦難に遭わせてしまいました。これから歩く人のために、何らかの注意喚起を追加したいと思います。この区間(軽井沢〜碓氷峠〜横川)は、非常食を携帯してください。

私が現調をしたときは、自分でルートファインディングをしました。先行ガイド本の「カーブミラーより下降」に従いました。その方向のまま徒渉するとトレースが消え、斜面を県道に向かって登ることになりますが、これはバリエーション藪漕ぎで、おかしい。それで元に戻って、徒渉個所を見ると、川に下りて振り向けば、安全な飛び石徒渉と、対岸に「中山道」の標識があります。とても歩きやすい広い斜面で、50mくらいで遊歩道に出ます。
ここは注意喚起のために、マップの赤線は、徒渉後、Uターン気味を強調しました。その方向を見れば、この区間は問題なかったと思います。説明をもう少し詳しくすべきでした。申し訳ありませんでした。

ただ、その後、旧道を踏破されたのはよかった。それが、私には救いのご報告です。ここも初めてだと難所ですね。45番の馬頭観音の後、右の林道に下りるのがトレースがなく、数メートルですが、気をつけて、下りられるところを見つけます。このあたりは道を外すと、イノシシ狩りの罠が仕掛けてあるので、危険です。
次に、茶屋の臨時休業ですが、私もまったく同じ目に遭っています。それも数度。店は休業が多く、しかも全店一斉に休業します。なぜ、別々に休業してくれないのかと思いました。朝早くて開店前の時もありました。1度目は、非常食もなく、昼飯抜きでした。2回目からは、この区間は、必ず非常食を携帯し、それが役立ちました。
さらに、横川のおぎのやは、私も午後4時10分に到着し、閉店直後でした。ただ、酒屋さん(旧道沿い「伊丹屋酒店」)は開いていて、毎回、ここでワンカップを買って、ご主人と顔なじみになりました。その手前にラーメン店(関所食堂)がありますが、営業時間に注意です。横川からは電車があるので、もう安心です。
お土産の栗羊羹、よかったですね。私は、それもなかったので。しかも、ヒル被害にもばっちりあっております。私よりはましだったことが、救いでしょうか。
ご報告、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。