中平龍二郎著「ホントに歩く大山街道」を読みながら、赤坂-渋谷ー三軒茶屋-二子ー溝の口ー・・・・を歩いています。
3月31日毎日新聞夕刊の「伊能忠敬をあるく」という欄で、大山街道が出ていました。
伊能忠敬ひきいる測量隊は脇街道である大山街道も測量していますが、そのうち、この欄では二子と溝の口の間を取り上げていました。
岡本かの子、濱田庄司のほか大山街道ふるさと館にふれたあと、同館で出した「訪ねてたのしい大山街道」という本が紹介され、この本の中で大山街道にある坂について書いた中平先生の文章が載っていました。
“東京・赤坂から神奈川・大山まで75か所が現地調査で確認された”
“まず赤坂御門から5分の牛鳴坂、渋谷の宮益坂、道玄坂。溝の口まで来るとねもじり坂、お腹がすくほど旧こう配”
歩いたことのある懐かしい坂の名前が並んでいました。

大山道場 22.4.4

(こ)『ホントに歩く大山街道』を手に、大山街道を歩いていただき、ありがとうございます。
また、「毎日新聞」夕刊の伊能忠敬の連載記事の情報も、ありがとうございました。デジタル版に過去記事リストがあり拝見しましたが、2018年5月からのスタートで、大変興味深いですね。
「毎日新聞」夕刊2022年3月31日デジタル版 https://mainichi.jp/articles/20220331/dde/014/040/003000c

『ホントに歩く大山街道』の著者・中平龍二郎さんは、傾斜には大変こだわりのある方で、時々傾斜計を現調にもってこられて、急な坂にさしかかると「計ってみましょうか」と坂道に置いていたのを思い出しました。
大山街道は、国道246号で普通の道だろうと思っていると坂の連続でびっくりします。
『ホントに歩く大山街道』でも、上り坂・下り坂の記号を、赤坂御門〜大山山頂まで(約64㎞)の地図に記してあります。
本書は2007年の発行で、発行から14年が経過し、道中の石造物、建物、道路等の変化を再調査し、昨2021年11月に改訂新版『ウォークマップ ホントに歩く大山街道(赤坂御門〜大山山頂)』を発行しました。こちらにも坂道記号・坂名が記してあります。よろしければぜひ、ご覧ください。

リンク 中平龍二郎著『ホントに歩く大山街道』
リンク 改訂新版『ウォークマップ ホントに歩く大山街道(赤坂御門〜大山山頂)』

大坂(「ウォークマップ ホントに歩く大山街道」№1赤面・目黒区)やねもじり坂、血流れ坂(同№2赤面・川崎市高津区、宮前区)はとても急なのに坂道記号が2つです。3つのマックスは、大山の登山道と豆腐坂(同№4青面)にしかなく、豆腐坂の急さが意外でした。

「ウォークマップ ホントに歩く大山街道」№1赤面。登り坂・下り坂記号
「ウォークマップ ホントに歩く大山街道」№1赤面。登り坂・下り坂記号
「ウォークマップ ホントに歩く大山街道」№4 青面。大山への登山道は坂道記号が3つ。

「ウォークマップ ホントに歩く大山街道」№4 青面。大山への登山道は坂道記号が3つ。