遠州三明園の一つ、気賀の長楽寺のお庭です。先日(7月1、2日)、編集中の「ホントに歩く東海道 別冊 姫街道」の取材で訪れました。もこもこしている緑の木々は満天星(ドウダンツツジ)で、季節毎に花や紅葉で庭に彩りを添えますが、特に11月中旬の紅葉の頃真っ赤になるのが華やかだそうです。長楽寺は気賀宿の西にあり、姫街道から少し奥に入った上、長い石段を登らないとたどり着きませんが、伝小堀遠州作の庭は多くの人を惹きつけます。
長楽寺は、約1200年前の平安時代初期、弘法大師により開かれたと伝わります。庭から見える建物は、気賀近藤氏の祈願寺の客殿で、その上段の間から庭の全景が一望できます。北方の山波を借景としてて、かっこいい庭です。
長楽寺:浜松市北区細江町気賀7953-1
拝 観:午前9時~午後4時頃 拝観料300円
(こ)