6月5日(月)、著者の中平さんがいろいろな地図をもって来社しました。大山街道の本には、国土地理院発行の1万分の1地形図と、国土地理院が発行していない区域(横浜市の長津田や大山に近い部分の伊勢原市など)は、行政が独自に作成して発行している1万分の1地形図を収載し、大山街道のルートを示す予定です。
 実は、初めに地図もスキャンして校正ゲラに貼り込んだ上で初校を出し、コースや石造物、宿の様子などを書きこんでもらう予定でしたが、何枚もある地図のどこからどこまでを、どうやって本の版面に配置したらいいのだろう???とわけがわからなくなってしまい、中平さんにご相談しました。
 さすが中平さんは地図のエキスパート、すごいものをつくってきてくださいました。

張り合わせた地図に迫力を感じました

張り合わせた地図に迫力を感じました

青い線で囲ってある部分を2ページ分に入れる。ピンクの線は1万分の1地形図「溝口」と「鷺沼」の接合部分。写真ではよくわからないと思いますが、貼り合わせ方もとても美しいです。

青い線で囲ってある部分を2ページ分に入れる。ピンクの線は1万分の1地形図「溝口」と「鷺沼」の接合部分。写真ではよくわからないと思いますが、貼り合わせ方もとても美しいです。

ちなみに、大山が載っている1万分の1は伊勢原市発行のものですが、2万5千分の1とは違いかなり山のすごさを感じました。

 本書では、大山街道を便宜上、13に区分しています。中平さんは地形図のコピーを貼り合わせ、そこに区分の範囲の線を引いてくださいました。
 地形図の何点かは印刷所にスキャニングをお願いしてあり、明日、そのデータが届く予定です。また、原稿は全行程を頂いており、最後の区間以外は初校も戻っているので、作業を頑張りたいと思います。