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 実は、家の近所を大山街道が通っているのですが、かなり長い間、「大山」が何のことか全然知らないで歩いていました。言われてみると、街道らしく古い家やお店が多く、他の場所はマンションや商業施設がたくさんあるのに比べて、レトロな雰囲気を感じてはいました。

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バックのグリーンの芝生と洋風建築がナイス

 常夜燈(じょうやとう)というのが大山街道の見どころとして、多く出てきます。面白かったのは横浜市(たぶん)都筑区にある中宿秋葉講常夜燈です。これは小泉さんというお宅の庭にあり、お宅の柵越しに見ることが出来ます。横浜市の文化財に指定されていて、その碑柱も隣に立っています(横浜市は家賃を払っているのでしょうか)。庭園やお寺などで見かける石灯籠ですが、実際に使われていたことを実感できました。
 常夜燈は、今でいう街頭の役目を果たしていたようです。辞書(「大辞林」)には「常夜灯=一晩中ともしておく灯」とあります。

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1枚では寂しかったので、写真用にもう一枚入れました。別に肉をけちっているわけではないのですが・・。

 その次の項目を見ると「常夜鍋」というのが載っていました。「豚肉、ほうれん草などをさっとだしで煮て、酢じょう油で食べる鍋物。毎晩食べても飽きないことから付けられた名」すごく気になったのとほうれん草をたまたま買ったので、ぜんぜん関係ないかも知れませんが、大山街道づくためにも、と作ってみました。
 インターネットで検索すると結構な数のレシピが載っていました。ベースは豚肉、ほうれん草ですが、豆腐、白菜、エノキダケを加えるものもありました。
 つけ汁のほうは、ポン酢、ごまだれなどがありました。
 水に浸けておいた昆布と戻し汁を沸騰させ、ほうれん草とエノキダケを入れました(エノキダケは茶色エノキというもの。49円とお買い得だったので普通のでなくてもいいかと思い購入。きのこっぽい味が白いものより強い気がしました)。
 豚肉はしゃぶしゃぶ用と書いてあったサイトが何件かあったのでそうしましたが、早く食べないと固くなることが分かり、一枚ずつしゃぶしゃぶのようにサッと湯通しして食べるとおいしかったです。あと付け汁(だし汁でショウガを少し煮て、ポン酢を加えた)は、濃いめにしておいた方が、食べ進むうちにちょうどよい濃度になることもわかりました。 1枚では寂しかったので、写真用にもう一枚入れました。別に肉をけちっているわけではないのですが・・。

 材料を多く購入してしまったので、結果的に二日連続で食べました。さっぱりしていて飽きのこないがおいしさですが、一人で鍋を食べるという環境面で、「今日も」という気分にはまだなれないでいます。「豚はバラ肉に限る」というサイトもあったので、今度はバラ肉で食べてみたいです。