NHKテレビ放送番組の「ようこそ先輩」「にんげんドキュメント」「わたしはあきらめない」の単行本シリーズを編集下請けしていた頃は、必ず毎月、多いときは2冊以上を印刷所に入稿・校了していました。
 版元の担当編集者や印刷の営業の人が、入稿・校了のたびごとに弊社事務所に集合していました。受け渡しが終わると、銃声が鳴り響いていた戦場がスッと静まりかえるような感じの区切りが訪れます。たいがいぎりぎりの戦場にいるような作業なので、受け渡しは夕方が普通です。それが終わると、スタッフともども「乾杯」となります。
 現在は、この入稿・校了の儀式が数か月間もなかったりするので、近くのヤキトリ屋にも行くことがなくなりました。
 昨夜、無事、本書の入稿データを印刷所に届けに行きました。印刷所の人が来社されて受け渡しすることもありますが、今回は私が行ってきました。次に、出校は持ってきてもらって、校了の時も届けに行こうかと思っています。この二つは、編集者にとっては、重要で大切な儀式だからです。
 入稿で乾杯、校了で乾杯、見本本出来で乾杯です。
 それで、4度目の乾杯は初刷完売で、増刷が決定したときでしょうか。
 その前にもいっぱいの嬉しいことがあって、4度目の乾杯はもっと早いかもしれません(例えば、出版記念パーティとか、書評に出るとか)。
 いずれにせよ、増刷させてくださいね。それを願って、この恥さらしな編集日誌を綴ってきたのですから(ホントは結構楽しかったですよ)。

 さて、昨日(15日)で早期予約特別割引は終了しました。毎朝出社するとメールで予約が届いているのが楽しみだったのに、今朝はきれいに0でした。さびしいなあ。
 本日からは、第2次予約募集の割引になります。期限は、見本本ができる2006年1月10日までです。
 1割引+送料(+郵便振替手数料)無料です。また、10冊以上の一括購入は2割引です。
 
 同時に、刊行記念サービスを行っています。本書と同時発送で弊社刊行本をご購入くださる場合は、一割引。特に、『強くて楽しいキューバ カストロの国の体験記』と『なぜ歩くなぜ祈る 比叡山千日回峰行を撮る!』の2冊は2割引です。この機会をご利用下さい。

 そうそう、本書にちょっとした仕掛け(アイデア)を、入稿の数時間前に思いつきました。お手元に届くまで内緒にしておきますので、もしお気づきになりましたら、メールででもご一報ください。「なあんだそんなこと」と、どうってこともないアイデアで叱られるかもしれませんが、私は気に入っています。
 そうだ、クイズにして最初に当てた方には、私が本書を会社から買ってそれをプレゼントしましょう。秘密保持?のため、著者にも内緒にしておきましょうか。社員はダメです。