今井川W

東海道保土ヶ谷宿を歩く人の中で、写真付近の今井川を見る人は少ないでしょう。この先、本陣跡を過ぎてからは、今井川が東海道に接するので、そのときに、ああ、保土ヶ谷宿は、今井川沿いの宿場なのだな、と気づかれるかもしれない。

5月28日のかわさき宿交流館での講演会では、この1枚についても触れようかと思います。主題は、道は沢筋・尾根筋。トラバースと、どこを走っているか、との意識です。保土ヶ谷宿が今井川沿いを走っていうことは興味深いのです。
この写真の先で、東海道は、直角近く右折します。その理由が、「道の理由」として納得出来るのです。地図を見てください(川の向こうに山があります)。
『ホントに歩く東海道』では、このことに触れなかったのが、今思うと残念です。詳しくは、「ホントに歩く東海道 かわら版」に書きました。
沢筋を過ぎて、次に駅伝で有名な権太坂を登って、尾根筋の道に替わります。下図が、尾根筋であることがわかる斜面の支道坂です。

『ホントに歩く東海道』第2集(保土ヶ谷〜平塚・大磯)(送料無料)

注文する