本書のご予約者へできたての本を発送した直後に、メールでの感想が何通か、すぐに届きました。そのうちの2つを以下にご紹介します。  「先ほど、心待ちにしていました ホントに歩く大山街道が自宅に!  それから、とっても楽しいティッシュも ^0^  このような素敵な本を届けて下さったこと、心より お礼申しあげます。  夏の間に赤坂~大山まで、マラソンしてみる予定です。   私の仲間達の中には ウルトラマラソン(42.195km以上の距離を走るマラソン) の選手も居て、まずは一気に一日で走ってみたい、というツワモノもいます。  とにもかくにも、いろいろな想像や挑戦をかきたてる素晴らしい本です。 ありがとうございます!」(抜粋)

 上の感想で、「とにもかくにも、いろいろな想像や挑戦をかきたてる素晴らしい本です」という一言に、しびれたというか、感心しました。「こんなにポジティブな感想を持てるセンスが素晴らしい」と返信しました。  もう一通は、次の通りです。

 「まだパラパラと開いただけですが、私が知りたかった荏田~片町(特にもえぎ野から)、望地で西進する辺り、河原口のギザギザ(?)等々があっさりと、且つ詳しくわかって、感動しております。読み手の好奇心に配慮した地図や解説、行き届いていて今すぐにでも歩きに行きたくなりました。」(抜粋)

 上の感想には、びっくりしたものです。文中の3個所は、じつは私自身も特に関心がある(好きな)場所でした。このあとに続く多くの方の感想にも感じたのですが、みなさんすごく研究されているご様子で、感想を寄せてくださる方が、大山街道のことを本当に好きな様子がわかります。  「現実にこの本が役立つ読者が現れるのだろうか」という発行前の不安は、このような感想のお便りによって、お陰様でなくなりました。少し安堵です。  今回は、珍しく(お)が記しました。