編集部員の右往左往

2011年12月8日(木)「久しぶりの更新」
 このページ、ぜんぜん更新をしてませんでしたので、近況を記してみました。

 先週、風邪を久しぶりにひきました。熱はそれほどでもなかったのですが、鼻とのどに来ました。そのうち右上の歯が痛み出し、耐えかねて歯医者に行くと、とにかく痛みを除くことを優先され、歯の「かぶせもの」を削られました。抗力が弱り歯茎が腫れて歯が浮き上がり、絶えず下の歯に当たるため痛いのだとのこと。その歯は夏に一ヶ月ぐらいかけて治し、金属のかぶせものでしっかり覆い治療が終了した歯でした。風邪も治り腫れもひいたらうそのように収まり、あの「破壊」をうらめしく思いましたが、日頃の体調管理の怠りを反省、歯磨きも少しまめにしするようにしています。


2010年4月15日(木)「モースと大森貝塚」
 「クリンネス」の6月号で、執筆者の岩本先生がエドワード・モースのことを書かれました。大森貝塚を発見した方です。
 学校で習ったけど、どんな方かは全然知らず(習ったことにならないですね)、校正をお送りするメールに、「今度大森貝塚に行ってみます」と書くと、「大森貝塚の記念碑は二か所にある筈です。二つの区のそれぞれに?。インターネットで 大森貝塚 で検索すると沢山の説明が見付かると思います」というメールをいただきました。11日(日)に見にいきました。

大田区山王1丁目のNTTデータ大森山王ビルの裏に大森貝塚碑があります。
 一つは、大森駅に近い大田区山王町1丁目NTTデータビルの裏にあります。
 もう一つは、大森貝塚遺跡庭園内にあり、こちらは品川区大井になります。

大田区の大森貝塚碑

大森駅が見える
 どちらも東海道線や京浜東北線の線路に面していて、電車の窓から見えます。明治10年、モースは横浜から東京方面へ汽車に乗っていた時に貝塚を発見したそうです。(私は1年間、この前を毎日通っていましたが、全く気が付きませんでした)
品川区の大森貝塚碑

大森貝塚遺跡庭園。けっこう広い。
 遺跡庭園には、実際に出土した貝が展示してあり、縄文時代の貝殻に触ることができます。
縄文時代のハマグリ、イタホガキ

遺跡庭園はトイレも縄文風
 この貝塚から出土した海の生物の骨 スズキ、クロダイ、マアジ、サバ、ヒガンフグ、ウナギ、トビウオ、ウミガメ。陸の生物の骨、鳥の骨 ニホンジカ、猪、アナグマ、狸、ニホンザル、犬(埋葬されたと考えられている)、ガン、鴨。この他に弥生時代、奈良時代の遺物も出土しています。(遺跡庭園説明板より)
 けっこうバラエティに富んだ食生活だったのですね。

遺跡庭園の広場では、何かの時間になると蒸気が発生し、子供たちが興奮していた。
 大森貝塚遺跡庭園からさらに大井町の方に北上すると、品川歴史館があります。モースの発掘した土器のレプリカやモース関連の展示がしてあります。
品川区立品川歴史館。9-17時開館。月曜日、国民の祝日が休み。観覧料一般100円

大森貝塚遺跡庭園や品川歴史館がある池上通りには、大森貝塚商店街がある。
 歴史館の第一展示室では、「品川の海苔」という展示があり、「さよなら品川のノリ 最後の海苔養殖」という昭和37-38年頃に撮影されたビデオが流れていました。当時の海苔養殖の行程を簡単にまとめたものですが、非常に面白く、3回続けて見てしまいました(オススメです!)。品川の海苔は、大東京港建設のため、昭和38年でその歴史を閉じました。
モースの著書『モースその日、その日』が展示してありました。イラストは箸の使い方と、ノリの簀の子だと思われます。

品川歴史館の裏は庭園になっている。茶室や書院もある。庭を横切る(多分)茶道グループの女性たち

2つの大森貝塚記念碑

 なぜ二つ大森貝塚碑があるかという話ですが、以下に、品川歴史館の展示説明を引用します。

「……日本考古学発祥の地として知られる大森貝塚ですが、実は発掘の40年後には、発掘に携わった人ですら、その場所がよく分からなくなっていました。そうした時期、昭和4年(19)に本山彦一(大阪毎日新聞社社長)が中心となって「大森貝塚」と書かれた横長の碑(現 品川区大井)を設立し、翌5年には佐々木忠治郎が中心となって「大森貝墟」と書かれた縦長の碑(現 大田区山王)を建立しました。この南北2カ所に並立する記念碑の存在が、モース博士の発掘場所を巡ってさらなる混乱をもたらす要因となりました。
 後に、発掘手続きに関わる公文書の発見や、品川区による発掘調査の結果、品川区大井に所在する「大森貝塚碑」付近が明治10年に発掘された場所であることが明らかなりました。……発掘後に刊行された東京大学の年報にも「大井村ニ於テ発見スル所ノ介墟」や「大井村介墟」と明記されています。しかし、モース博士達が大森停車場を降り線路沿いに歩いて貝塚にむかったことから、大森貝塚と呼ばれるようになりました。」

 品川区大井の方が本当の発掘場所ということのようです。それにしてもなぜ翌年にまた建てたのでしょうか。地域間の争い? 

品川歴史館で買った明治10年大森貝塚発掘風景の絵はがき、50円。他にも関連絵はがきあり。私は東京の主要古墳の分布が記されている下敷きを買いました。

 長くなりましたが、大森貝塚、非常に面白かったです。きっかけをくださった岩本先生に感謝です。
地域柄、「大森」とつくお店が多く、弊社代表の名前と同じなので、見つけるたびに楽しくなりました。
 この日は自宅のある川崎から自転車で出かけました。(川崎市高津区→中原区→東京都大田区→品川区→目黒区→世田谷区→会社)隣の区じゃん、と高をくくっていたらけっこう走りがいがあり、会社に着いたら、遅めの昼食と一緒に飲んだビールが効き、睡魔に襲われ昼寝してしまいました。
世田谷区上馬のソバ屋でカレー南蛮とビール。

2010年3月21日(日)「素敵な言葉」
 更新日記に書きましたように、世田谷区立中央図書館に行きました。東急田園都市線桜新町駅から歩いて行けることがわかり、出社途中に寄りました。図書館は、行くたびに思うのですが、古い本(出たばかりではないという意味)がたくさん置いてあり、楽しくて仕方がありません。仕事のマータイさんの本の他にも通りがかりに見つけた本3冊を借りました。

 『モースその日その日』。「知識シリーズ」の著者、岩本光雄先生が「クリンネス」用の原稿に大森貝塚を発見したモースのことを書かれていたので、気になって。
 『碓氷峠:足柄峠への古道』。カバーの写真に善波峠。
 『常磐線歴史散歩』。カバーの写真に特急スーパーひたち。


松岡小学校沿いの道。真っ直ぐ進むと実相院交差点。

世田谷区立松岡小学校のフェンスの作品 
いろいろな動物 動物ではないけど、素敵なメッセージ
自分だったらどんな言葉を選ぶかと考えてみましたが、なかなかこういう気のきいたものは浮かびませんでした。
食べられそうになる「見栄をはるな」 「ミスをしない生活をこころがけよう」はい。
たしかに。 質問型
「『たなからぼたもち』待っていよう」

 iPhone、昨日ソフトバンクショップへ行き、メールはiメールというパソコンのメールのようなもの使用しないと不便だということが判明しました。ショップの方はみんなユーザーなので、即答してもらえて助かります。


2010年3月17日(水)「iPhone2」
 
iPhone、まだまだです。グループメールの問題は解決しておらず、再度質問しなくてはなりません。パソコンからiPhoneに写真のアルバムを送る方法はわかりました。また、「音声コントロール」という機能で電話をかけることもできました。これは、「音声コントロール」モードで「(こ)に電話をかける」と電話に言うと、「(こ)に発信中」と復唱し、電話をかけるというものです。「(こ)」の部分がおかしなあだ名などで登録してあると、復唱されたときとても面白いです。
 2010年3月17日の更新日記の写真はiPhone で撮ったものを会社のメールに送信したのですが、迷惑メールに分類されていて、ちょっとショックでした。
2010年3月13日(土)「iPhone」
 前回の更新から2年以上空いてしまって、自分のだらしなさを改めて実感します。
 2010年3月5日の更新日記に書いたように、iPhone購入後一週間が経ちました。ツイッターは登録はしたものの、何をしていいのかよくわかりません(こんな人のつぶやきを見たいという検索もできない)。電話もメールもまだよくわからず、有用な機能の5%も利用できてないと思います。iPhone(こ)の現状を以下に記します。
 困ること
●入力がしづらい。
 不器用なせいか、指でカーソルをうまく操作できない。画面のキーボードも小さいので違うキーを押してしまったり、せっかく打ったのが削除されたり。やる気がなくなる。
●グループメールを貰っているはずなのに、発信者のみのアドレスしか表示されない(全員に返信ができない)。
●メールが人別にリストされていて、時系列になっていないので、いつもらったメールかがわかりづらい。
初期設定時の壁紙。会社のMacPROと同じ図柄です
 いいこと
●アラームが、いつまでも鳴り続けるので、必ず目が覚める(止め方がよくわからないので、アラームをオフにして停止させる。しかし慣れてしまって二度寝どころか10度寝ぐらいしてしまい、効果があるのかないのか)。
●内蔵カメラでビデオが撮れて、YouTubeに投稿できるらしい(やっていません)。昨日、晴天で富士山と丹沢をムービーで撮りましたが、どうインターネットにアップするかわかりません。
●マクドナルドなどでの無線LANサービスが利用できる。
壁紙を変更しました。こんなことぐらいしかまだできないでいます。ちなみにこれはiPhone購入した後に食べた中華屋の麻婆豆腐です(下北沢のソフトバンクショップ近く)。卵焼きが美味しくて(ほうれん草がたくさん入っている)感激しました。
 「いいこと」が増えるように頑張ります。使われている方がいらっしゃいましたら、感想やアドバイスなど頂けますと嬉しいです。
 購入後90日間は無料サポートに電話をかけられるので、これからしてみます。
 追記:今、サポートに電話して、「困ること」が一つなくなりました。ピンポイントですみません。これを読まれたどなたかのお役に立てばいいのですが。
●MMSでグループメールを受け取るには、設定→「SMS/MMS」→「MMSメールアドレス」に自分のMMSが入力されていると、この問題が改善される可能性があります、とのことでした。初期設定ではこの欄がexample@softbank.ne.jpとなっていて、ナンなのかなと思っていました。すぐ実験してみたところ、グループメンバーの名前も表示されました。よかったです。先日購入した解説本には書いてなかったので、助かりました。「改善される可能性があります」ということは出ないメールアドレスもあるとのことだそうです。

2007年12月14日(金)「谷川岳雪訓練」
 先週末、群馬県の谷川へ雪訓練に行って参りました。
 所属している山岳会(千葉県)が冬に行っているもので、昨年も参加させてもらいました。今回の参加者は、5人。おじさま4人と私です。遠いこともあり、月二回ある例会にも行かず、また会の山行にもほとんど参加してないのですが、いろいろな機会に声をかけてくださり、なかなか自分だけでは行けないようなところに連れて行ってもらっています。
 12月7日(金)夜、柏駅を車で出発し、谷川岳ロープウェイの施設で仮眠。12月8日は、思ったほど雪がなかったため、ロープウェイで天神平まで上がり、スキー場横の斜面で訓練をしました。12月9日は、西黒尾根を途中まで上がる予定でしたが、8日の夕方から雨が降り始め、9日には吹雪気味になったため、訓練終了で帰りました。
スキー場横の斜面。後ろは天神平スキー場
 先日起きた北海道での雪崩事故もあり、ビーコン(電波の発信及び受信が可能な携行型の機器)を身につけ、ゾンデ棒(2〜3メートルぐらいの棒。雪に埋まった人場合、ビーコンの反応する場所で雪にゾンデ棒を刺して、その感覚で位置を特定、掘り起こします。あまり強く刺してはいけないと注意されました。折りたたみ式でたたむと50センチぐらいになります)、スコップなども用意しました。私は持っていないので、会の備品を借りました。
斜面からの眺め。山がずーっとありました。
 スキー場の積雪量は、1メートル弱ぐらいだったと思います。昨年より雪が多い感じがしました。
 訓練は、斜面の上り下り、雪がある程度踏み固められてきたら、滑ったときに止まる訓練(でん繰り返しをして、ピッケルを雪に突き刺す)スノーシューを履いての上り下りなどをしました。近くでは何組か同じような訓練をしているパーティがいました。
売みんなで上り下りして、だいぶ雪が踏み固められました。
 ビーコンの使い方も教えて貰いました。ビーコンは、通常、電波を発信しています(写真。offにつまみが合っている状態)。雪がある場所に行ったらこの状態にして行動します。もし、雪崩が起きたりして仲間が雪に埋まったら、自分のビーコンを受信状態にし(赤いつまみを右に回転させ受信範囲を広い方にして探し始め、2mまで狭めいきます)、埋まった人が発する電波をたよりに探します。
 一つのビーコンを雪の中に埋め、宝探しのようにその場所を探す、という練習をしました。簡単そうに思っていたら、実際にやってみるとなかなか見つからず、ほんとの救助だったらかなり難しそうです。

ビーコン。発信物に近づくと、上のアクリル板の中にあるライトが点滅する。ライトは4つあり、多く光るほど発信源に近づいている。4つ点いたらその方向で、電波の受信範囲を狭めていく。
 この訓練の感想を書くことになり、よい機会なので更新いたしました。谷川の360度山が見渡せる風景には感動いたしました。
帰りに寄った赤城高原SAにあった記念撮影用の上毛戦隊の顔出しパネル。朝早いせいか、誰も撮影はしていませんでした。小さくて見づらいと思いますが、左からグリーンキャベツ、だるまレッド、こんにゃくブルーです。何と戦うのでしょうか?

おまけ
久しぶりの参加でも、違和感を感じることなく、楽しくすごさせていただきました。おじさんたちのやさしさに感謝しております。 
谷川岳をバックに記念撮影するおじさま テントを設営して満足するおじさま
テントの中で食事を楽しむおじさま。この日のメニューは、野菜たっぷりの肉団子鍋でした。 雪だるまとおじさま

2007年3月2日(金)「会場販売」
 長くなってしまったのでこちらにうつります。(更新日記07年3月2日からの続き)
 講堂わきの壁に「笑顔外来」の表紙をぺたぺた貼り、書名と値段を手書きで(準備が悪く)書いたものも貼りました。
 会場販売は、9年ぐらい前に『日本書紀史注』を日本歴史研究会ともう一会場(渋谷の國學院大學で行われたもの)行ったことがあります。その時はあまり、というか一日ねばって1冊しか売れなかったという哀しい思い出で、会場販売はそんなものだろう、という印象を持っていました(でも、会場販売自体はいつもの仕事から離れて、お客さんが目の前にいるという新鮮な経験ができ、私の中ではとても楽しい思い出です)。
 
 ところが今回は、ずばり、16冊!
 営業でやっている方はこれだと商売的に難しいのかも知れませんが、すごく売れた! という印象です。
 講演会が終了したら、人が殺到するという今までにない経験。一緒に販売した上司(お)は、会場販売経験が豊富で、そういう良い目に何度もあっているそうですが、私は突然の状況におろおろしました。また、領収書がなかなか出てこなかったり、何冊も買うことを想定してなかったので、計算がすぐできない、おまけに廊下は少し薄暗く、蛍光灯の光も集まった人に遮られ、ソーラー電池の電卓の文字が見えないなど、手際が悪く、素人くさい感じになってしまいました。

販売の様子。手書きの拙さでお客さんにアピール。
 船木先生は、講演会を結構こなされているらしく、流暢に話され、受講者からも笑いが時々起こっていました。
 私も途中、30分ぐらい聞かせてもらいました。本に即した内容の講演でしたが、文章で読むのとはまた違って、ライブ感があり、面白かったです。
 また、本書中で述べられている実際のビデオを見ることが出来(無理やりにでも笑えば、楽しくなるの例。本書104ページ。NHKの番組で女性アナウンサーにホラー映画を見てもらい、顔の血流をするというもの。普通に見た場合、血流が減少し顔の温度が下がるが、無理矢理笑いながら見ると顔の温度は下がらなかったという内容。なかなか面白い実験です)新たな発見がありました。
 著者だから当たり前なのかも知れませんが、大勢を前に自分の話を堂々とするというのは、立派だなと改めて感心いたしました。生で話を聞くというのはいいものですね。

大盛況の講演会。船木先生は遠くて、残念ながら撮影できませんでした。

2006年11月29日(水)「同級生」
 9月30日(土)(だいぶ前のことです)、中学の時の同級生、杉原さんの写真展を新宿のニコンサロンへ見に行きました。杉原さんとは部活が一緒でした。吹奏楽部で、彼女はフルート、私はトランペットでした。彼女は高校では写真部に入り(別の高校)、それ以来ずっと写真を撮り続けています。
 毎年、自分を写した写真(セルフポートレイトというそうです)の年賀状を送ってくれます。一人でカラオケで歌っているのや、帰宅直後に少し散らかった部屋で鼻をかんでいるものなど、楽しくなる写真です。
ご両親と会場で。
 一体、誰が撮っているのだろうと不思議だったのですが、修学旅行の時などに集合写真を撮ったりするカメラマンが使っているみたいな、カメラとつながっているスイッチを使って自分で撮っていたというので、ますますびっくりしました。

 杉原さんの写真は、11月30日から大坂のニコンサロンで見られます(新宿のは、もっと早くお知らせすべきでしたが、終わってしまいました)。詳しくは杉原さんのホームページをご覧下さい。
http://www.k5.dion.ne.jp/~makinko/

 もしお近くの方、タイミング良く大坂を訪れる機会のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ。元気になる写真がたくさんあります。
 ホームページにも展示されている写真の何点かは載っていますが、私が好きなのは杉原さんとお父さんが、広島市民球場でヒットかホームランが出た瞬間を撮った写真です(だと思います)。下から見上げるような角度で撮られていて、親子二人が「おおーっ」という顔をしているのですが、鼻の穴の形が親子で同じなのがとてもいいのです。こんなところにカメラをセットしているのもすごいのですが、なんだかすごく楽しい気分になれました。

*   *   *   *   *

 杉原さんがご自身のホームページに「広島市民球場の鼻」の写真をアップしてくれました。嬉しいです。「幸せNEWS」2006年12月13日号(2006年12月15日記)

ここ↓
http://www.k5.dion.ne.jp/~makinko/news-framepage.html


2006年9月7日(木)「雨の日の納品」
 このところ、取次に納品に行く日に限って必ず天気が悪いです。先週も小雨がぱらついたし、昨日はもろ、雨です。先週は原付で納品に行ったのですが、昨日は朝から降っていたので徒歩・電車・バスで行くことにしました。
 トーハン文京営業所に返品を置いたままになっていて、「今度引き取りに来ます」と言ってから二週間が過ぎてしましました。トーハンの返品倉庫は、なぜかものすごく細かい砂埃が発生するらしく、本が汚れます。長くおけばその分、本が汚くなるので、早く引き取った方がよいのです。それにしても、あの中で長時間働いている方々の健康が気になります。
 昨日は40冊、約15キロぐらいを持って帰りました。トーハンから飯田橋の駅まで15分弱かかりますが、なかなかよいトレーニングになります(駅の階段の上り下りも)。しかし電車や駅では他のお客さんに気を遣う余裕がなく、きっと迷惑をかけていると思います。
 水曜日の納品は、避けた方がいいのかもしれません。

2006年9月5日(火)「芸術の秋」
 朝晩が涼しくなり、秋を感じます。
 会社の近くのスーパー「サンディ」は、エコ先取りで、レジ袋が有料です(10円)。私は別のスーパーの袋を持っていったり、多く買った時は、段ボールが荷物を詰める台の下に置いてあるので、それを頂いて運びます。この段ボールはけっこう重宝し、本を発送するのに利用しています。「エリンギ」とか「焼きそば」などと印字された箱が届いて驚いている方がいるかもしれません(エリンギの箱はとてもしっかりしていていい箱でした)。
 先日もらってきた箱はなかなか素敵だったので、少し加工しました。(下写真)

 風人社は、基本的にトーハンと日販に直接納品をしています。それ以外の取次からの注文は、地方小出版流通センター(以下地方小)にお願いしています。地方小は弊社の本を買い置きしていて、トー日販以外を取次とする書店から注文があると、地方小から出荷してもらっています。
 だいたい、各本につき5冊とか10冊の注文が一度に来て、宅配便で送っています(注文のある本の種類はその時その時で違います)。
 この箱で送りたいです(たぶん喜んでもらえると思います、宅配便の方にも)。金曜日に発送したばかりですが、早く次の注文がこないか、待ち遠しいです。

「黒柳」は、かりんとうの銘柄のようです。
 黒柳徹子さん、こんなことをしてすみません。でも、私はトットちゃんも徹子さんも大ファンです。


2006年8月24日(木)「返品」
 最近は水曜日が取次の納品日になっています。
 『続鍋のなかの解剖学』を新刊搬入して、約1か月が経ち、返品が戻ってくる時期になりました。日販はお盆前に第一便が届いていたので、トーハンももうたまっている頃と思い、納品の帰りに行ってみると、やはり、ありました。8月4日と11日に届いているということは、7月半ばの新刊搬入だったから、書店で人目に触れなかったものもありそうです。
 送っていただいた愛読者カードの感想からは、とっても読者の方が喜んで読まれている様子が伝わってくるので(昨日いただいたものは、面白かったので前作も読み直しました、とありました)、ちょっと書店で見てもらえるチャンスがうまくいっていない気がしました。やはり取次の委託だけに頼っていてはだめだと改めて思いました。
2006年8月22日(火)「実家の猫」
 先週末、祖母の家と実家へ行きました。どちらの家でもメインイベントは掃除(まで達せず、とりあえずいらないものを棄てる整理)で、掃除と食事で二日半が終わりました。この勢いで自分の部屋もやってしまいたかったのですが、力尽き、帰宅してすぐにうたた寝をして休日は終了しました。

 実家に帰ったときは、以前、自分が使用していた部屋で寝ます。私には弟と妹がいますが、どちらも実家は出てしまい、子どもたちが使用していた部屋はおおむね物を置く場所になっています。子どもの代わりではないのですが、両親は猫を一匹飼っています。以前いた猫が出て行ってしまってから来た野良猫の雌です。父は家で猫にやすらぎを求めているので、困っていたところにとてもよいタイミングで迷い込んできてくれました。

 猫は、それぞれの部屋に「自分の場所」があるらしく、私の部屋の場合は、ベッドの下方のはじです。朝、顔を洗ったりしてから部屋に戻ると、猫がベッドの上で爪とぎをしようとしていました。急いでベッドからおろすと、糞がシーツの上に2点ほどあり、「大変だ〜」と大騒ぎしながら1階にいる母を呼び、とってもらいました。
 いつも明け方に帰ってきたらベッドの上で寝るのが日課になっていた猫にとって、私が邪魔で寝られなかったから腹いせ(自分もそこで寝るのに汚すなんて意味が分かりませんが)をしたのかもしれません。母は、自分のなわばりを示すためのマーキング行為だろうと言っていました。「でも、もとは私のなんだけど」と言ってみても自分本位の猫には伝わらないでしょう。

自分の場所を取り戻したクロ。糞をする前です。
 いずれにしても私はかなりショックで、これから実家に帰った場合、どこで寝ればいいのかなと心配になります。

2006年8月10日(木)「国木田独歩」
 国木田独歩の文学全集を図書館で借りました。大山街道沿いにある溝口宿の亀屋という旅館が舞台になっている小説『忘れえぬ人々』を読むためです。本来なら「大山街道」の話題ですが、大山街道というよりも私個人の感想カラーが強くなってしまったので、こちらに記しました。→「国木田独歩」
2006年8月7日(月)「かき氷で幸せ」
 
昨日は高尾山に行って参りました。JR中央線相模湖駅から与瀬神社を通って、尾根伝いに高尾山へ行き、京王線高尾山口というルートです。最初の急登はきついですが、そこが終わればあとはなだらかで、気分良く歩くことが出来ました。暑いさなかランニングの練習をしている人も多かったです。高尾山はバスなどに乗らなくてもいいし、茶店やトイレも整備され、あまり気合いをいれなくても気軽に行けるので、ただ歩きたい時によく行っています。
 二週間ほど前は連続して奥多摩に行きましたが、暑い上にアプローチが悪いせいか、ほとんど人に会いませんでした。その点高尾はたくさん人がいて、「こんにちは」と声をかける回数が多く、たまにとてもよい笑顔で「こんにちは」と返してくれる方もいて、元気になります。

 昨日は非常に暑く、登り始めたときから「かき氷が食べたい」と思っていました。苦しいときは「かき氷、かき氷」と声に出し、自分を鼓舞しました。
 城山に着くと「氷」の幟がはためいていて、すぐに茶店に直行しました。超大サービス!というぐらい山盛りの氷をお盆に載せて席まで運ぶ途中、すれ違った子どもが「すげー、なんだあれ」というぐらいのボリュームです(子どもたちはそのあとお母さんにおねだりしていました。お母さん、ごめんなさい)。相模湖が見える席に座りましたが、空は霞んでいて湖は見えませんでした。

イチゴの他にメロン、レモン、ブルーハワイ、みぞれがあります。400円
 スプーンで一口目を口に運ぶと、途中で飲んでいたお茶や水とはぜんぜん違う冷たさに加え、イチゴ味の甘みが口の中に広がり、こんなにおいしいものが食べられるとは、自分は非常に幸せだと感じました。
 ものすごいスピードで平らげましたが、「キーン」という頭痛はしませんでした。高尾に来て良かった、今度はメロン味が食べたいです。

2006年7月24日(月)「仲良し」
 前回から間が、かなりあいてしまいました。
 昨日の日曜日は、出しっぱなしになっている冬物の片づけをしようと、朝、アイロンがけを始めたのですが、1時間半続けたら(冬物の片づけに入る前に終了)いやになり、やめて、大山街道の本の取材に、東急田園都市線宮崎台駅にある電車とバスの博物館へ行きました。
 その後、一度帰宅し、これも大山街道関連なのですが、国木田独歩の「忘れえぬ人々」(大山街道にある旅館が舞台の話)が入っている文学全集を借りに、高津図書館へ行きました。
 国木田独歩は高校の時、文学史で暗記した「国木田独歩・武蔵野」という繋がりは忘れていませんでしたが、本を触ったのは初めてです。

 歩いていく途中、猫が「カレーの店仲良し」という飲食店の入り口を占領していました。「君たち、偉いね」と、何度も撮った画像を見ています。
 高津駅(田園都市線)周辺は、マンションが多い割には、このような少し面白そうなお店がけっこうあり(立ち飲み屋さんとか)、新しいものと昔からある古い建物が混在する不思議な地域です。


2006年7月7日(金)「七夕」
 今日は七夕です。丸の内に勤めている友人が、願い事を書く短冊を丸ビルでもらったという話を聞き、私もやってみたくなりました。世田谷では短冊は配っていないので、本を出荷する時に挟む「短冊(スリップ)」を裏返して願い事を書きました。早く叶う日が来るのを願っています。

 この掃除機は会社が創立したときからあるものらしいので、かなり年寄りです。
 接合部分が使っているうちに劣化して、蛇腹の部分だけ一度取り寄せ購入したことはありますが、今は布テープでの修復を重ねながら掃除をしています。空気が漏れて、きちんとゴミを吸い取っていないのではないかと感じます。

 やはりくだらない路線になってしまいました。これも修復していきたいです。(こ)


2006年7月5日(水)「新規開設 編集部員の右往左往」
 
このページは、私(こ)が担当です。
 今年初め、風人社のホームページに自由なことを書いてもよいスペースをもらえることになり、本日、やっと開設するにいたりました。更新日記は、会社のオフィシャルなことを主に記すページですので、どうでもいいような細かいことや、私の感情が入りすぎた内容は(実際には書いてしまっていますが)、あまり好ましくありません。

 私は、風人社に入って10年を迎え、ある程度、仕事の流れがわかる年数が経ちました。もしかしたら、ベテランに到達しているべき?なのかもしれません。が、毎日の仕事で、今までの経験でも迎え撃てないものや、どうしたらよいのかなあと思うことが、まだまだたくさんあります。
 私の「社会」である風人社での仕事のことや、「右往左往」ぶり、また、仕事と関係のない話題も記し、違う側面からの風人社のことが伝わればいいなと思っております。

 拙い文章で、わかりにくい部分が多々あると思います。少しずつ改善していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 風人社編集部(こ)