●2001年6月30日(土)
 出張から帰ると、カリカリしてため息の出るようなことがいくつかありました。こんなとき、他の人はどのようにストレス解消をしているのでしょうか。出張先であった元気のいい若い不動産屋は「行員の一言に無性に腹立ったんで、一時的に2000万円を現金で引き下ろし、隣の銀行に預け変えてやったんや。たった2000万円でも銀行には現金が少なくて、その日の午後、行内はちょっとした騒ぎになったんやそうな」と言っていました。まあまあ。

  そんなことを思っていると、会社の窓際に一羽のハトがやってきて、しばし休憩をとっていました。すぐ近くだったので、にらめっこができるかと思いましたが、どうもハトは無表情で、話しかけられませんでした。(お)

●2001年6月29日(金)
 今日、課外授業の件で瀬名秀明さんにご挨拶できました。すでに取材ビデオの画面 やテープ書き起こし原稿ですっかりおなじみになっていましたので、ホテルのロビーでもすぐわかり、初対面 のような感じが全くせず、瀬名さんには失礼な感じを与えてしまったかもしれないと後で心配しました。 ビデオでのおつきあいの感じのままで、とても率直で誠実そうな方でした。お目にかかったことが編集上にうまく生きてくるよう、ぜひ健闘してみたいと念じました。

 最近ときどき、新幹線「のぞみ」に乗りますが、いつもちょっと奇妙なことを思ってしまいます。例えば、東京着では「この車両の1号車の後ろと16号車の前には出口はありません」(言葉は正確ではありません)と車内アナウンスがあります。この「出口はありません」という言葉だけが耳に残って(何の出口かは頭から消えて)、毎回変な気持ちになってしまうのです。「そうか、出口はないのか」とつぶやいて、ホームに降り立ちます。私は、たいてい中程の車両に乗っているので、このアナウンスは私に意味はありません。(お)

 本日、わたしも版元の担当者といっしょに瀬名さんのご挨拶についていったため、お目にかかることができました。課外授業の番組で授業をしていたときと同じで、とてもまじめそうな印象を受けました。また、弊社のホームページをご覧になったと聞き、驚きましたが嬉しく思いました。ありがとうございました。いろいろ気をつけようと思います。(こ)

●2001年6月23日(土)
 楽しくお勉強しております。 分野はまちまちですが、その一つに仕事のDTP関係の技術の本も読んでいます。今まで無事に現場をこなしてきましたが、我流でいたったノウハウがそれほど間違っていなかったことに安心しました。その上、なぜそのノウハウが合理的かということについて、あらためて読む技術書から理論的な裏付けを学ぶことができて、満足しています。
 今週末も本を読むのを楽しみにしています。 (お)

 この前の日曜日(17日)お台場に行きました。なぜかアグネスチャンさんがいて、CD販売促進の為の歌のライブと握手会に偶然居合わせ、ドラ焼きをもらい握手してもらいました。その際「シンキョクヨロシク」と言われてしまったので、直筆サインももらえることもあり、ついCDを購入しました。曲名は「忘れないで」です。(こ)

●2001年6月21日(木)
 先週末と日曜日は、書店へ行って本の衝動買いを楽しみました。トータルで1日6000円ぐらいずつ本代に使いました。買った本は、ほとんどが仕事がらみです。勉強シーズンというところでしょうか。仕事関係の本なのに仕事中に本を読むと罪悪感を持ちます。読書はそれほどに楽しみの要素が強いせいでしょうか。

 課外授業小林恭二さんの本は著者校正中。瀬名秀明さんの本は、第1次原稿整理中です。
 瀬名さんの未放送分の取材ビデオは全部で79本あります。まず、どのビデオに何が入っているのかを、編集部の(こ)が写真のように、ノートに分類して書いていきます。原則的に全文を文字起こしして、それから第1次原稿整理に入りますが、その間、上のノートや文字起こしもまだ同時並行で進行しています。(お)

●2001年6月16日(土)
 課外授業は、瀬名秀明さんの巻の第1回目の原稿整理に入っています。
 木曜日、久々に渋谷の書店に行きました。1冊2冊を買うと、なぜかさらに買いたい本を見つけてしまいます。この経験は、きっと他の人にもあるに違いありません。しかし、まとめて買うと、必ず読まない本が出てしまいます。昔はこんな人が多かったから出版社がなりたったのかもしれませんね。(お)

  本日、会社備品買い物を決行いたしました。三鷹市あるJマートへ行きました。買ったものは、コーヒードリッパー(以前使用していたものは恐らく会社設立当初からある年代物で、細かなひびが入り、漏れていた)、コーヒーサーバー(急須で代用していた)、倉庫に入れる棚(4段)、棚の下に敷く板(倉庫は畳の部屋なので)、トレーラック(10段)、雑巾をかける棒などです。月曜日から収納に精を出したいと思います。(こ)

●2001年6月13日(水)
 昨日、課外授業『小林恭二 五七五でいざ勝負』の著者校を出力しました。小学校での惨事のため、各地の小学校がナーバスになっているそうです。本シリーズでは、授業の場となった小学校に必ず校閲を得ていますので、今回は時間がかかりそうです。
 例年、依頼されている化石研究会の学会誌(年2回発行)制作の本年度上半期分を引き続きお受けすることになり、喜んでいます。入稿状態がしっかりしているので、作業は順調に進み、本日その初校正を出力し、発送しました。

 前回のこの記録に書いた新品iMacのいきなり故障事件は、Apple社の対応者の迅速適切な運びによって、本日取り替え品の新品が届きました。ただ、初期環境設定やアプリケーションのインストールなどの大部分を終え、上記化石研究会会誌の作業も取りかかっていた分がすべて無駄 となりました。でも、思ったより早く届いたので、心が少しうきうきしています。
 うきうきと言えば、iMacが故障した日から私の気分が軽い鬱状態のように感じられ、それは人間というのは勝手なものですから、今までなかったものが一瞬届いて、すぐなくなってしまっても、喪失感を感じてしまうものですね。
 運気がここのところ少し低調なのか、トラブル含みの毎日です。今日は、昼から何かの食中たりなのか、嘔吐と頭痛で半日、まったく仕事ができませんでした。その苦しい最中で、相手には大変申し訳なかったのですが、先日の印刷トラブルの事故報告とお詫びにわざわざ名古屋と沼津から印刷会社の方がみえました。製版責任者のプロフェッショナルな知識と経験には、惚れ惚れするところがあります。プロの職人というのは、憧憬すべきものですね。 (お)

●2001年6月8日(金)
 今日、『奥の細道をゆく』の見本本が届きました。難産の本だったので、感慨もひとしおです。地味な本ですが内容はしっかりしており、読み応えのある本になったと思います。たくさんの人がこの本に関わり、それぞれに大変な尽力をされたので、是非とも満足いく成長を見届けたいものです。特に、版元のヤマさん(潜水婦人) には、気苦労の多いお仕事だったと思います。また、印刷会社の担当オーさんは、トラブルの心痛で熱が出たそうです。お大事にしてください。
 昨日届いた新、iMacが突如のトラブルに見舞われています。Appleの対応によっては、問題にしたいぐらいの腹立ちでしたが、今日のところは非常に丁寧な対応で、無事に解決してからトラブルのいきさつをご報告しようと思います。
 『小林恭二 五七五でいざ勝負』は、第5回目の出力で、予定の208ページにほぼ到達しました。今回は、画像を極力少なくしましたが、ページレイアウトに組み入れました。来週、著者校に出せる予定です。(お)

●2001年6月6日(水)
 課外授業「小林恭二」は、仮題を『小林恭二 五七五でいざ勝負』とし、第3回目の原稿整理で、約250ページに圧縮し、すぐターンして4回目の原稿整理に入りました。ここに到って、急勾配で完成度が高まる気持ちよさが編集作業の快感です。著者校までのたぶんあと2回の朱入れで形が見えてくると思っています。
 次の課外授業は、同じく作家の瀬名秀明さんに決まっていて、最初の文字起こし作業に月曜日から入っています。これで、2000年度の放送分の単行本化は予定終了です。2001年4月からの放送では、またビッグなゲストが授業をしています。個人的趣味では、将棋の羽生喜治さん(既放送)の本がつくれたらと祈っています。2001年度版からは、編集にまた新たな工夫ができないかと考えています。もし、お読みになった方でアイデアやご意見がありましたら、是非教えて下さい。(お)

●2001年6月4日(月)
 KAZESAYAGE 61号、発送しました。
 先週後半は、精神的に比較的穏やかでした。土曜日は、午後昼間から「レッドアイ」を飲みました。レッドアイというのは、尾崎豊さんの音楽事務所副社長だった鬼頭さんの原稿のなかにしょっちゅう出てくる飲み物です。二人でいつも飲んでいたそうです。トマトジュースとビールを半々くらいに割ったもので、この話を人にすると、たいがいは「えーっ」と言ってみて、ビール好きな人は試してみるようです。私は発砲があまり好きではないので、ビールはいつものは飲まないのですが、このレッドアイは、たまにはいいものだと思いました。
 そのあと、新しいiMacを買いにいきました。水玉模様です。Macは、これで5台目です。ほんとは、あの超大型で薄い 液晶のモニタがほしくてたまらないのですが、15万円安くなっても29万円もするのですから、予算が許してくれません。あれを使うには、やっぱりキューブかG4が必要ですしね。

 エフエー出版発行『小さな命を救いたい』『ピーコの祈り』の著者の濱井先生が、金曜日、イラストの久条めぐさんとTAPS東京代表のかたと一緒に、弊社に表敬訪問されました。「動物サミット2001 IN NAGOYA」(7月21日〜23日まで)の広報活動に健闘されています。詳しくは動物の命を救う会TAPSのホームページをご覧下さい。(お)