●2001年10月31日(水)
 10月も残すところ本日のみとなってしまい、寒さも増してまいりました。弊社でも、「ガスストーブはまだかな」という発言(要望)を「10月だからまだいいっ」と制して過ごしております。
 昨日10月30日、「動物サミット2001」の表紙関係色校と本文青焼の校了をしました。出力面 で予期しないトラブルがあったり、また、校正漏れが出るのではないかとどきどきしていますが、どうにか無事に、そしていい本になることを祈っております。

 昨日の朝日新聞にKTC中央出版が広告が出ました。弊社がお手伝いしたものでは、課外授業「須磨久善 心臓外科医」「国境なき医師団:貫戸朋子」「紙屋克子 看護の心そして技術」、それ以外では「奥の細道をゆく」でした。広いスペースを使用しているので、めだちました。この宣伝の好影響が出るといいと思います。
 私はまだ、あまり書店を見ていないせいもありますが、須磨さんの本をまだ店頭で見ていません。頑張って探して、早く見たいです。ちなみに、紙屋さんと小林恭二さんの課外は数冊おいてある書店もあります。

 弊社事務所があるビル(古いマンション)の屋上に、環七道路の遠くからでも見える「コカコーラ」のネオン看板があったのですが、ついこの間撤去工事を始め、デザインシート看板(ライトアップ付)に取り替える作業をしています。
 以前会社があった場所(現在よりももっと、ある意味すごい事務所)から、会社を出る前にそこの雨戸をベランダに出て閉めるのですが、そのとき向こうに煌々と輝く「コカコーラ」が見え、見とれていました。それがある建物に移転することになったので、なんだかとっても嬉しかったという、思い出のある看板です。今度のライトアップ付のも、かっこいいといいなと思っています。 (こ)


●2001年10月26日(金)
 課外授業ようこそ先輩は、年内2冊の編集予定です。(そのうちの1冊は来年発行)
 この2冊は、全く異質の編集方針と作業です。
 「アポリア」という懐かしい言葉があります。「難問」ということですが、次の課外授業の「見城徹」さんの本は、私にとってアポリアという意識の強いものでした。(まだ、強いかな)
 気の重い時間を重ねてきましたが、何とか糸口をつかむぞと、取材ビデオの書き起こしを整理しています。面白さにとり憑かれてくると、峠が見えたようなものだと思っていますがノノ。

 今日、「動物サミット2001」の表紙関係色校と、本文青焼が出校しました。総文字数の多さから、責了までの時間的な余裕がとってあります。HP案内ページもとりあえずつくりました。順調にいけば、書店発売は11月中旬でしょう。(お)

●2001年10月22日(月)曇のち雨
 今日、通勤の電車の中で、防虫剤のにおいがしていました。冬物を初めて着た人が多かったのだと思います。私も、寒いなあ、と口に出してしまいました。それにつけても、毎日、寒さが増すようなニュースばかりです。
 本日、「動物サミット2001」の入稿(宅配便にて)を無事終えました。入稿できてよかったのですが、技術的には不安がいっぱい残ります。でも、今、とても嬉しく感じています。いろんな人と仕事を共にすると、その思いが全部作業に入り込みます。手にとってくださる人に伝わることを祈っています。
 本書には、本文紙はもちろんのこと、スリップ(短冊)に至るまで全て古紙再生紙を使用しました。再生紙が通 常よりもコストが高かった時代は、峠を越えたのでしょうか。 (お)

 「動物サミット2001」の入稿が終わりホッとしています。この本のために、「ピーコの祈り」の挿画を描かれた久条めぐさんが、中扉に手描き飾り罫(動物がたくさんいる)を描いてくださいました。細いペンで描かれているのですが、どうやって描いたのかと思うほどすごく細かくてびっくりしました。このおかげで本の何カ所かに高級感が漂っています。久条さん、どうもありがとうございます。(こ)

●2001年10月18日(木)寒い
 突然寒くなりました。風邪などひかれないようにご注意下さい。昨夜夕食を食べたあと、食べすぎだと思うのですが、すぐに席を立って店を出たら貧血になり、吐き気を催しました。たぶん、血が胃に集中していたのだと思います。なんかばからしくて、恥ずかしくなりました。秋は食べ物が美味しい季節です。食べ過ぎにも注意しなくてはいけません。
 「動物サミット」の本の作業の大詰めをむかえています。かなりの大作で、作業量もやりごたえがあります。 (こ)

●2001年10月16日(火)はれ
 馬を洗わば 馬の心冴ゆるまで・・・
 ずっと昔、どこかで聞いた歌人塚本さんのことばです。(お)

●2001年10月12日(金)はれ
 「モチーフ」という言葉がよく私の頭の中を去来します。何らかの行動、判断をするときに、なぜそうしたいのかというモチーフです。人様に説明するための「名分」ではなくて、自分を突き動かす本心のことです。
 新聞記事でも本の中でも「憑かれている人」を知ると、とても関心が沸きます。なんでそんなことに夢中になるのか、なぜそれがそんなに面 白いのか、はた目には理解できないことでありながら、その人にとってはそうしないではいられないほど、のめり込みます。
 世の中には、実に様々なモチーフに憑かれた人たちがいて、わたしたちはお互いにその人たちに助けられているのだと思います。寝食を忘れて研究に没頭する人も、ひたすら労働に楽しみを感じている人も、それがみんな同じことをしているのでないことが素晴らしい。

 伊勢の濱井先生に会いに行ってきました。この更新記録もよくのぞいてくださっているとのことで、今この文を書きながら濱井先生のお顔を思い浮かべました。
 濱井先生には、「虐待されている動物を救いたい」という思いがあります。そして強いモチーフに突き動かされています。
  モチーフは結果として人に賞賛されたり、有名になったり、世の中の役に立ったり、ありがとうと言われたり、経済的な利益を得たりすることがありますが、それはやはり「結果 として」であって、そのこと自体がモチーフ(その場合も一つのモチーフにはなりますが)ではありません。
  「名分」とは別の「どうしてもそうしたい」という思いが強くなければ、はた目から「なんで?」という目をいくら浴びようとも夢中になることはできないのです。
 繰り返してしまいますが、そういう人たちによってわたしたちはお互いに救われているのだと思います。
 「動物サミット」という大きな催しが、今年の夏ありました。その催しの集大成のような本の制作を現在しています。(お)

●2001年10月10日(水)大雨
 本日は(お)は出張で不在です。雨が朝から降り、10日払いで隣駅の銀行に歩いて行きました。本当は日曜日にピーコックで購入した空気入れ(一種類しか売っていない)で、パンパンになった自転車で行きたかったのに。10日なので地元の信用金庫の人が集金に来ました。この人は自転車を乗り回して町内を集金していますが、4時に弊社に集金に来たあと、その人が履いたスリッパを触ってみたら濡れていました。大変なお仕事です。(こ)

●2001年10月6日(土)
 昨日、別冊 課外授業ようこそ先輩『須磨久善 心臓外科医』の見本本ができあがりました。この本では、葉山ハートセンターに二度取材をし、心臓外科手術の実況映像見学もさせていただきました。また、命を救われた患者さんへのインタビュー取材から巻頭プロローグをつくることができました。とてもいい本になったと自負しています。是非本書を手にとって下さることを願ってやみません。(お)

●2001年10月4日(木)
 弊社の入っているビルは、1967年の建設だそうです。当時は、世田谷のこの界隈で最も高いビルだったそうです(10階建)。現在は隣に2軒、10階建のビルが立っています。最も高いビルだったので屋上には大きなコカコーラの電光広告塔が今でもそびえています。
 今日、このビルの「長期20年修繕計画」が届いていました。給水管やガス管などは老朽化し、昨年から改修されてきましたが、今後配水管やエレベータ、玄関ホール、外壁の新装などを20年にわたって改修するのだそうです。全くリニューアルされたそのビルに、弊社は存在するのでしょうか。
 でも、とてもすごいことだと思います。20年先のリニューアルを目指す計画を立てられることは、なかなかむずかしいのではないでしょうか。

 本年度の下半期の仕事をスタートしました。問題が山積みしていますが、しっかりとこなしていかなければならないと、こころしています。 (お)