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気象日記

2010年1月〜5月までの日記

●2010年10月12日(火)「2010年10月10/11日の長野県原村の雲」
 8日夜から11日朝まで、北八ヶ岳縦走の拠点に知人の家に泊めていただきました。山行中は天候が良くなかったのですが、10日午後の原村上空は、気圧の谷の過ぎ去った後の雄大積雲に覆われていてダイナミックでした。
 翌11日の早朝は快晴で、麓の地上すぐ近くに立ちこめた層雲。
2010年10月10日14時頃 2010年10月10日16時頃
2010年10月11日7時頃 2010年10月11日7時頃

●2010年10月7日(木)「崩れる兆し」
 前記の記述の「層雲」は、霧雨にはなるが雨は降らないので、高層雲か乱層雲の間違いに気づきました。訂正しておきました。気がつかずに間違いを書いていたら、教えて下さると嬉しいです。

 今日午後3時、窓から見えた雲にハッとして、会社のビルの屋上に急いで上がり、写真を撮りました。やはり、天気が崩れていく兆しでしょうか。24時間後予想天気図にはない低気圧が、48時間後予想天気図には、九州にあります。(お)


●2010年9月29日(水)「高層雲が晴れた」
 少しずつ雲のことを知り始めましたら、雲を眺めるのがとても楽しくなってきました。雲愛好家にも不人気な「層雲」だって、ギャヴィン・プレイター=ピニーの『「雲」の楽しみ方』の中で、「人間と親しく対話ができる唯一の雲」という言葉があるのを知ってから、層雲にもとても親しみを感じるようになりました。
 丹沢の標高1000m付近には、平地で晴れている日でさえ、この層雲が立ちこめることが多く(大山が雨降り山と言われる所以だ)、葉っぱの緑に水滴がつき、藪こぎではズボンがびしょぬれになり、視界が数mの霧中という場合さえあるけれど、森林の中は幻想的な風景とも言えるものです。
 たしかに、そこでは雲と肌ふれあって私は対話をしているようです。丹沢をうろついている時間が、層雲という言葉を知ってから、さらに私に気持ちいいものになってきました。
 今日もまた、層雲と話をしに行こうと、山行きの電車で思うようになりました。
 
 28日、全天を低く覆って雨を降らせてい高層雲が、午後、薄い白色になり、西と北で切れ目が現れ、高層雲の上の明るい雲が顔を出しました。
 ちょっとした感動ですね。(お)


会社西 高層雲の端。日がさしている。
今まで、ずっと手前の雲に覆われていた。


会社の北。高層雲の向こうに明るい空と雲。