商品コード:
4938643030
手は何のためにあるか
販売価格(税込):
2,530
円
ポイント:
23
Pt
何のための知識シリーズ3
著者:山田宗睦ほか共著
発行:風人社
仕様:四六判/上製本/ 272頁
定価:2300円+税
1990年9月10日発行
ISBN4-938643-03-0
送料無料
「手の仕組み」は、「手の外科学会」の整形外科専門医が、手の基本的な構造から詳述する。筆者の専門分野(先天異常)の学問的関心についても触れていただいた。 手の発生過程に関する説明は、特に興味深い。先天性四肢障害については、父母の会の野辺明子さん(『さっちゃんのまほうのて』共著者)の寄稿をいただいた。
「進化」は、京大霊長類研究所の岩本教授が、豊富な図版と味わいある文章で語る。
「スポーツ」は、『遥かなる甲子園』などの著者である戸部良也氏が、マサカリ投法で200勝した村田兆治投手の大手術からの復活物語を語る。片碗のプロ投手アボット投手の「アボット・スイッチ」にも触れた。対照的に、ボールも投げ、じゃんけんもする、人間の手に近いロボットの手には、共味と驚きを覚えると同時に、人間の手が、いかに精巧で神秘的であるかについて、思いを新たにする。
手話対談を翻訳した「手の表現」は、「手ことば」の<文化>を語る。盲聾二重障害の福島さんの「指点字」の発見は、比喩ではないまさに「心の窓」としての手の発見があって、感動する。
「手による認識」は、筑波大学入学試験問題の小論文課題に取り上げられた。