風人社のfacebookページの記事に、「できましたら、ページの幾つかを写真でご紹介いただけませんか」というとても嬉しいコメントをいただきました。
それで、facebookページに新記事を投稿したのですが不首尾で、エラーアラートが出たり、修復できなかったりと、どうもfacebookに、まだなかなかなじめません。そこで、ブログに記しました。
すでに読者(Yさん)のご指摘で、マップの区間距離をやめて、日本橋からの1kmごとのポイントをいれました。弊社自身にとりましても、区間距離よりもこのほうが便利なことを教えてもらいました。
これから、そのほかの特徴・特長についても見直してまいります。いちどにまとめて書こうとすると、時間も要してなかなか実現しませんで、「ウェブファースト方式」で、思いついたところから、自由にアトランダムに記してまいります。
ウォークマップについての内容説明です。

まず、上が、お問い合わせの地図紙面の見本です。『ホントに歩く東海道』第1集マップNo1の蛇腹面で右からp.6, 7, 10の紙面です。2色刷りで、朱色では、ルートと相互参照番号をしめしています。
右側のマップの7ページを緑囲みしたところ、22番の番号がおわかりになるでしょうか。ここに「重箱堀」と記してあります(解像度が低くて見えないようです。弊社HPに拡大図を再掲しますのでお待ちください)。

東海道のガイドブックは、今までに多種、出版されていますが、東海道の本の中で、この重箱堀について触れた本はまずないと思います。ここは、東海道と直接の関係はないし、東海道ウォークでは重要でもないでしょう。もし、これからの東海道本にこれが記されたら、言わば風人社版のオリジナルが生かされたことになるかな、なんて楽しみですけど、まあ、それはありえませんけど。
私たちは、街道の地形的関心から、このルートの右折の理由を探っていたとき、ここがもっとも東海道が海に接する場所であったことから、その痕跡を見てみたいと思って寄り道をしたのでした(別稿のブログで述べたいと思いますが、マップの「寄り道」の解説が、また本マップの一つの特色になっています)。堀を見て、ちょっと感激で、そこからいろんなことを知りました。
それで、蛇腹の10ページに「コラム」を設けて、簡単な説明をしたわけです。もしこのマップによって、重箱堀に寄られてご覧になられた方がいらしたら、JRのすぐそばに、海の痕跡、つまりここに東京芝浦の魚市場があったことに興味を抱かれるかも知れません。また、江戸時代の水路についても関心を持たれるかもしれません。
私どもの小さな発見を、マップに残したいと思っています。

取材中のメモは、なるべくツイッターやブログなどに記して、それをマップの編集に取り入れていきたいと思っています。
これが、このマップの一つの特色です。(つづく)
2013年02月25日 (Mon)FC2ブログ 風人社OHの編集手帳からの転載
【該当マップ】
➡『ホントに歩く東海道』第1集(日本橋〜保土ヶ谷)
