まだ中途半端ながら、保土谷宿と権太坂のメモをしておきます。
「街道は、尾根筋を通ることが多い」と、前回記しましたが、それは湿地帯や水害を避けるなどの理由のある場合で、できれば登り下りの少ない平坦なところが歩きやすいのは当然です。

保土ヶ谷宿と権太坂(明治15年測量)
保土ヶ谷宿と権太坂(明治15年測量)

権太坂の現調メモで、地形を考えようとして保土ヶ谷宿から見ていくと、宿は今井川に沿った典型的な沢沿いの道にありました。地図は明治15年測量なので、JR線も保土ヶ谷駅もまだありません。
保土谷宿の道は、途中ほぼ直角に右折しますが、直進すれば今井川に突き当たり、川向こうは丘陵地帯です。右折して今井川沿いに人家の記号が続きますが、それが保土ヶ谷宿で、その右折する突き当たりのところに本陣があったそうです。

そして、宿が終わって、今度は左折するところで今井川を渡り、その先が権太坂の入口になります。つまり、ここが尾根の先端で、ここから尾根筋へ登っていきます。尾根歩きが終わるのは品濃坂を下って、川上川に当たるところまでです。品濃坂で尾根を下って、そのあと、また沢筋になります。
地図の水色の部分が沢筋、赤色が尾根筋です。

権太坂の入口から尾根を登ったピークまで、迅速測図の等高線は8本で、現代の1万分の1地形図では標高差は50mを登ります。尾根筋を歩いていることは、両側の坂を見ればわかります。途中に空き地があると、眺望が開けます。

ごめんなさい。現調写真があるのですが、まだブログ作成になれていなくて、写真アップに手間がかかるので省略します。

このブログは「ウェブファースト」で下書きしておいて、KAZESAYAGE平地編でまとめる予定です。もし、興味を持っていただけましたら、KAZESAYAGE平地編(これは有料ですが)をぜひお申し込み下さい。

書きかけですみません。

2012年12月06日 (Thu)FC2ブログ 風人社OHの編集手帳からの転載

【該当マップ】 『ホントに歩く東海道』第2集(保土ヶ谷〜平塚・大磯)