「ウォークマップの特長 」を「ホントに歩く東海道 第1集」のセット組の中にペラで入れたいと思っています。
 このマップシリーズの企画を実現したくなったのは、じつは、読者が『ホントに歩く大山街道』の本からのコピーを赤坂御門から大山山頂までつなげて、蛇腹折りした手作り品を弊社にプレゼントしてくださったのがきっかけでした。
 そのマップに感動しまして、全行程1枚地図はコスト上無理なので、1mマップを苦肉の策で考えました。
 それで、その「ウォークマップの特長 」の下書きをブログにメモしておきます。

「蛇腹折ウォークマップの特長 」

1)このマップの縮尺は1万分の1ですので、1センチが100mになります。マップ1枚は横幅約1mなので、長さ約10kmのコースを1枚で収載しています。

2)マップを広げると、その10kmのコースの全体を概観できて、自分の現在いる場所がコース上のどの位置にあたるかを把握しやすくなっています。

3)1枚1mの横幅を10面(10センチ幅)にジャバラ式に折りたたんで、片手でも持てるようにしました。畳まれた1面が、約1km幅です。

4)マップの縦幅は、原則的に約8cmで、コースの線がなるべくマップ中央に位置するようにしています。その縦幅からコースが外れるように方向が変化するところで、マップを区切っています。

5)そのため、地図向きは国土地理院の地形図や市販の市街地図帳のようには、正確に「北が上」になっていません。むしろ、右から左への進行方向の「ヘッドアップ」的方式表示になっています。

6)「地図は北が上」にこだわられる方には、大変ご不便をおかけするかもしれませんが、その反面、1m幅のヘッドアップ方式表示は、「ホントに」持って歩くのには、この上ない利点となっています。これが本マップシリーズの自慢できる特長の一つです。

7)元図は、原則的に国土地理院発行の1万分の1地形図ですが、発行されていない区間は、市町村の行政白地図(1万分の1)を使用しました。

8)元図に、コース上の交差点名を全て記しました。現地調査による確認を行いました。

9)道路名称、駅名、主な建物名、見所などを元図上に記しました。

10)道祖神、庚申塔などの石造物を現地調査で把握した範囲で記入しました。

11)コース解説冊子の本文中に出てくるゴチック書体の名称脇の番号は、マップに書き入れた番号と同じです。さらに、マップ下にコース上の要所要所の写真を掲載しましたが、その番号も同じです。つまり、本文、地図、写真を相互参照番号としました。

2012年11月29日 (Thu) FC2ブログ 風人社OHの編集手帳からの転載

➡ウォークマップホントに歩く東海道について