『ホントに歩く中原街道』新刊発行 日誌

長らく準備を続けてきた『ホントに歩く中原街道』が、ようやく形になってきました。
発行までの間、内容の紹介や準備進捗状況などをランダムにメモします。
本書にご関心ある方のご参考になれば幸いです。

No.1 中原街道の定義

中原街道は、一般的に「港区・虎ノ門から平塚・中原御殿」とされています。
本書は、「江戸城(皇居)桜田門から、平塚・中原御殿跡を経て、東海道接続点(大磯)まで」としています。その理由は、本書に詳しく記しました。

大磯の理由は少々複雑ですが、起点の桜田門は、単純に、外堀ができる前の元の起点だったからだけでなく、虎ノ門まで約1kmの日本の中央官庁街をぜひ歩いてもらいたいからです。それに出発点が、現在、門のない虎ノ門より、江戸城(皇居)桜田門を背にするのも、中原街道旅出の出発点にふさわしいと共感してもらえると思いました。

徳川家康が江戸城から中原御殿まで通った道という狭義の「中原街道」ではなくて、古代からの重要ルートとして捉えています。そのような目でこの街道を歩くと、江戸時代の道を超えた歴史が感じられると思います。

ホントに歩く中原街道 中原街道ルート