八瀬沢一里塚

10月8日、出かけた。相棒は、中央線等で瑞浪駅へ。私は東名、中央道で、瑞浪で落ち合う。

さて、瑞浪市で頂いたA4×4枚の特大中山道地図の凡例だが、茶色で塗られているのが中山道、青色で塗られているのが国史跡中山道指定区間。青の上に茶の破線は通行不能区間区間である。

まずは、江戸へ93里の一里へ。平岩の辻を左折、小高い坂道の途中、県道をまた左折。小高い砂利道を上る。通行不能区間だが、駐車によい道幅で、難なく通れそう。しかし、通行不能とあるので車を置き、歩く。

ほどなく、突然に大きな土饅頭が目前に現れた。「鴨之巣一里塚」だ。この一里塚は、貧弱な棒杭に「一里塚」と記してあるだけのものではない。堂々と存在を示している。五年前に通過した記憶がよみがえった。保存状態は良く、草は短く刈られ、雑木は生えていない。地元行政の努力が見て取れた。

次の「奥之田一里塚」は、県道65号の両脇に鎮座、存在を示していた。江戸へ91里の琵琶峠の「八瀬沢の一里塚」も、石畳みの道を10分上った所の両脇にたたずんでいた。一里塚見学を目標にと来たので、これらの存在感がヒシヒシと感じられた。一里塚間の移動は自動車なので、細久手宿、大湫宿の見学は十分に行えた。

昼食は、土地のうまい物紹介がされている地元小冊子の「すき焼きうどん定食」の大盤振る舞い。瑞浪市に戻り、見終えた三基の一里塚を讃えた。残る一基の「権現山一里塚」は、遠くに望んだ。祝いのような気分であった。

今後、消滅の危機のないよう、地元の皆さん、地元の行政の努力をいただきたいと思います。

のりさん 22.10.10

(FuOH)いつもご報告、ありがとうございます。お元気で街道歩きと調査、すごいですね。一里塚の存在確認、そして存在感の確認。充実した一日の様子が伝わってきます。
また、ぜひ、お便りお待ちしています。ますますお元気で。