11/20~11/21 と、上松宿の手前(倉本駅)から奈良井宿までを歩いてきました。
まず、ちょっと前に話のあった「鳥居峠の奈良井宿側の不通区間」に関しては、解消されていました。事前に奈良井宿の観光協会に確認して歩を進めましたが、災害の爪痕は残るものの問題なく通行できました。ただ、11月末には冬期の拠点保守停止があるようなので、これからの時期は要注意のようです。
また、第8集(No.31)の笹沢交差点から先の木曽川沿いの道が、木曽の桟まで歩行者も含めて不通になっていました。国道19号を直進し、あげまつ大橋を渡り、トンネル手前で迂回(700mの歩道無しのトンネルは通りたくなかった)して、桟温泉付近で木曽川沿いに下りて、木曽の桟を渡り旧道に復帰しました。
けん 21.11.22
(FuOH)貴重な情報をありがとうございます。
笹沢交差点付近は、本文に書きましたように、中山道で以前は歩道のない危険区間だったのを、写真のような地下道とその先の歩道が整備されました。まさにその区間が通行止めとは不運でしたね。もちろん歩道なしの長いトンネルは、聞いただけで通りたくないのも当然です。地図で見ると、県道508号を通られたのでしょうか。お疲れさまでした。なかなかの健脚ですね。通行止めアクシデントもあって、内容の濃い街道歩きだったように想像できました。
これからも益々のご健脚をお祈り申し上げます。
また何かありましたら、情報のご提供をお願い申し上げます。
0179 秋の三河路を歩いて参りました
●10/30(土) 八橋・旧鎌倉街道散策(知立市)
愛知県西尾市に行く用事があり、その後、夕刻のひとときを利用して、八橋・旧鎌倉街道沿いの史蹟を訪れた。名鉄三河線・三河八橋駅から散策。予習時に興味を覚えた場所だが、旧道から足を延ばすには距離があったので、ちょうどよい機会となった。秋の夕暮れどき、八橋町は人影も少なく、歴史ある街道沿いの静かな佇まいを堪能した。●10/31(日) 美合新町(岡崎市)~岡崎宿~新安城(Map測16km)、5時間
知立市に一泊して三河路の続きを歩いた。
今日はあいにく雨後曇りの天気、名鉄美合駅から、傘をさして10時半スタート。大平川河原に茶色の馬が一頭放たれていた。風人社さんの現調から時間がたっているのに、同じ光景を見られるのは嬉しい。やがて国道1号線のすき家向かいから旧道は右へ離れて行くのだが、それらしき案内がどこにも見当たらず、少し不満に感じた(笑)。その後岡崎城下の二十七曲をオリエンテーリングのように進む。ここまで凝らなくてもよかったのにと思う。岡崎城近くの新田白山神社で少し休憩。八丁味噌まるやを過ぎ、矢作橋を渡った後は、旧道と国道1号線の出入りとなる。
安城市の旧道は、所々松並木が残っていて雰囲気がある。予科練の碑を拝めば、目標の新安城駅まで近い。15時半に名鉄新安城駅から名古屋へ向かい、名駅内食堂のみそかつ定食で乾杯して帰京した。次回は新安城~池鯉鮒宿(39)~鳴海宿(40)~熱田宿(41)の旅を予定します。
あつお 21.11.3
(FuOH)このたびも、写真付きのレポート、ありがとうございます。
大平川の馬には、目が留まりますね。同じ光景とは、ほんとに楽しく、嬉しいものです。拝読しながら、マップを見直すと、やはり現地調査が懐かしく思い出されます。東岡崎駅周辺は、どうしてこんなに歩き回ったのだろうと、今では不思議です。
お気をつけて、これからも楽しい旅をお続けください。ご健脚をお祈りしております。
読者の方から、中山道木曽路の鳥居峠が、不通になっているとの情報をいただきました。
夏の豪雨による崩落、まだ復旧していないようで、
峠西側の木祖村のほうは、峰の茶屋(鳥居峠付近)までは散策可、奈良井側へは行けないとのことです(2021年10月5日現在)。
http://www.vill.kiso.nagano.jp/kankou/?fbclid=IwAR2R2UuAmbaQ1ux-gRyqnkAV9gQDRinWmy8Dfi_lMOnnXrpBjtgf-VVifts奈良井のHP(塩尻市)のほうは、あまり詳しくは載っていませんが、
https://www.naraijuku.com/news/2021/08/3659/通れないようです。
電車で藪原奈良井間は通過し、復旧したら再度歩くのがいいのかもしれません。
歩きに行かれる方は、ご注意ください。
また、観光協会に問い合わせてみてください。木祖村観光ホームページ
http://www.vill.kiso.nagano.jp/kankou/奈良井宿観光協会
https://www.naraijuku.com/風人社 21.10.30
0177 4カ月ぶりの中山道 恵那〜木曽福島
コロナで休んでいた中山道ウォークを、約4ヵ月ぶりに再会することに。当初は年内に諏訪までは楽勝と考えていたが、休みでかなり厳しい状況になったと思ったので、今回は恵那(大井宿)から木曽福島までを通しで歩くこととした。折角なので10月14日に恵那に到着して、明知鉄道で明知・岩出を訪ねた。岩村城にも登ったので、日本三山城を制覇。
15日は大井宿を抜けて、美乃坂本へ。折しも坂本では、リニアの車庫地鎮祭が執行されたばかり。恵那山を右手に見ながら進むと、やがて中津川に。中津川は街道もきれいに整備されているが、桝形等は残っていて雰囲気はある。今日は馬籠の手前、新茶屋までだし、時間は11時前だったので、昨日聞いた苗木城をバスで訪ねることにした。岩出城も素晴らしいが、苗木城は更に見晴らしが良く、ベスト山城だと思う。
中津川を13時半に出発して、落合から新茶屋へ。途中は勾配もきつく頑張りどころ。落合の石畳坂を上りきると、「これより北木曽路」の碑と美濃・信州の国境杭、ここが新茶屋。16日は、新茶屋から馬籠宿へ。直ぐだと考えていたが、上りが続き、結構きつい。馬籠訪問は久しぶりであったが、記憶がはっきりせず、新鮮に楽しめた。街を抜け、高札場の先が宿場を見下ろすビューポイント。ここが馬籠峠と思っていたがそうではなく、峠はまだまだ先で上りもきつい。
峠を越えて坂を下ると、立場茶屋があり、お茶をいただき、一息つく。ここのボランティアの方の距離感・時間は、本当に正確で大変助けになった。大妻籠・妻籠を抜けて坂をさらに下ると、南木曽の街が見えてくる。道は南木曽の街は通らず山側を通り、三留野へ。三留野からは与川の山中を抜け野尻に行く迂回路もあるが、19号線に沿って進み、阿寺(あてら)で投宿。3日目は、野尻~上松の先、桟まで。この間は旧道も残っているようだが、8月末の大雨でだいぶ傷んでおり、残念ながら19号線に沿ってひたすら歩く。歩道は狭く、車は猛スピードで抜けていくので油断ができない。途中の須原宿は、定勝寺が素晴らしい。また水舟と言う水飲み場も良い。須原からはまた19号線に沿って進むが、単調でうんざりする。やがて小野の滝に到着して、滝のミストで生き返る。道は寝覚ノ床の山側を抜けて上松の街へ。ここから桟まで木曽川沿いが工事中のため、通行禁止で大変困ったが、無理やり通行して桟温泉に到着。
最終日は桟から木曽福島まで5キロほど。
福島の街を散策して、興禅寺で木曽義仲の墓にまいる。大津の義仲寺を思い出して、芭蕉・義仲の縁を感じた。turny 21.10.20
(FuOH)毎回のレポート、ありがとうございます。長距離でしたね。お疲れ様でした。
明知鉄道で岩村城跡を訪ねられてよかったですね。私たちも、この寄り道にしっかりと時間をかけました。読者の方が、『ホントに歩く中山道 第6集』コラム24を参考にしていただければ嬉しいです。苗木城も少し遠いけど、行けてよかったですね。阿寺渓谷に一泊は、いいですね。今は季節もいいし。
ますますのご健脚をお祈りしております。またのご報告を楽しみにしております。
0176 初秋の候、東海道 遠州(湖西)〜三河(岡崎)
元々、新選組が好きで中山道を歩いていました。
コロナ禍で遠出がむずかしくなり、今は住まいの愛知県内にある美濃路や東海道、さや街道を歩き始めています。
普段は地域が発行する地図やGoogleマップを拡大して歩いていましたが、御社の地図に出会ってから街道旅がさらに快適になりました!!
ホントにありがとうございます!!とことこぺんぎん 21.10.11
(FuOH)こちらこそ、ありがとうございます。地図を利用していただいて、このようなお便りをいただけるのは、本当に励みになります。東海道57次や中山道、それに、美濃路、佐屋街道まで、よく歩かれていますね。
ようやく、感染者数も少なくなってきましたし、緊急事態宣言も解除されました。弊社でも、ずっと中断していた中山道の現地調査を再開しました。もう中山道は完歩されているのかどうかはわかりませんが、新刊も、もし見ていただく機会があれば嬉しいです。
0175 初秋の候、東海道 遠州(湖西)〜三河(岡崎)
初秋の候、遠州(湖西)〜三河(岡崎)を歩いて参りました。二ヶ月ぶりの旧道歩きとなりました。長文ご容赦ください。
●9/25(土) 新居宿(湖西)〜吉田宿(豊橋) (Map測23km)、7時間……
新横浜7:21発ひかり501号に乗り、浜松で乗り換えて新居町9:06着。
早速出発、前回散策した新居宿を過ぎ、のどかな遠州灘の旧道を進む。1時間半で潮見坂着、天気よく謂れ通りの太平洋を望むことが叶う。
静かな白須賀宿を過ぎて愛知県に入る。10ヶ月、のべ11日間、静岡県の長い道のりを無事踏破できたことに感謝する。国道1号線と合流後1時間強で二川宿着。赤味噌味の本陣コロッケを賞味後、本陣資料館を訪ね約1時間観覧。施設維持がよく、旅籠の食事見本等も興味深い。
宿を出た後は、火打坂を越えてひたすら吉田宿を目指す。東惣門を通り、1時間半で17時前本陣跡着、豊橋駅ビルで夕飯を買ってホテル投宿。●9/26(日) 吉田宿〜御油宿(国府) (Map測11km+散策3km)、5時間
天気予報では曇りだったが、今日の東海地方は土砂降り。
明日休暇もらっているので連泊とした。ホテルの傘を借りて初の雨中旅。市内の水上ビル、龍拈寺、ヤマサ本店等訪れた後、旧道の続きを歩く。吉田湊跡では豊川の水位が高い。風の強い旧吉田橋を渡り下地村に入る。
ここから北北西にまっすぐの道が続く。国道1号線の裏道だが工場等あるため車は多い。高橋付近は歩道がなく危ない。小田渕の環状道路迂回では勘違いして本線へ上っていた。車優先の愛知県は手強い。白鳥跨線橋から他説(コラム37)の旧道を歩いた。旧道ではなさそうだが、水田を駆け抜ける赤い名鉄豊川線が映える。目標とした御油宿手前まで来たので名鉄国府駅から戻る。豊橋駅内、壺屋のきしめんで温まった。●9/27(月) 御油宿〜藤川宿〜美合(Map測16km+寄り道2km)、5時間半
本日は秋晴れ。昨日足にマメできたが、テーピングで乗り切って進む。国府駅から再スタート。
御油宿は週明け静かな佇まい、広重画(留め女)と景色を重ねてみる。御油松並木〜赤坂宿〜長沢と山あいの旧道は緑が多く気持ちよい。
関屋交差点で国道1号線に合流、国道渡り、立信寺に寄ってみる。ほどなく岡崎市に入る。本宿(立場)の法蔵寺を訪れ、近藤勇首塚で合掌する。山綱川に沿った旧道を下り藤川宿へ。案内板が丁寧な印象。宿を出た追分では左に別れた吉良道がいきなり上り坂に見えて歩いてみたくなる。
まだ陽は高く名残り惜しいが、この先の美合新町で今日は引き上げた。美合駅から15時過ぎの名鉄で豊橋に向かい、豊橋駅発16:51のひかり656号で帰京。自分が11日かかった静岡県を新幹線は1時間未満で走る。次回年内に来れるとよいけどなぁ。
その日を楽しみに、佐屋街道まで予習して、週末ウォーキングもさぼらないようにしようと思います。あつお 21.10.4
(FuOH)いつもレポート、ありがとうございます。お疲れ様でした。着々の道中ですね。
文中のコラム37(『ホントに歩く東海道 第10集』)の国道歩きは、確かにつまらないかもしれません。旧道とされてきた道も、国道を挟んだ反対側も、何度か歩き、そこの旧家を訪ねて絵地図(コラム図2)や昭和図(図3)も見せていただきました。それから、ちょうどその調査時に、中日新聞記者の新聞記事用の取材を受けました。思い出多い区間でした。
益々のご健脚をお祈りしております。「中日新聞」(2015年5月12日)での紹介記事
https://www.fujinsha.co.jp/2015/05/15/chunichi150512/
0174 妻と2人で東海道を江戸へ
美濃路を自転車でたどり、街道めぐりの楽しさを再発見しました。
今度は、妻と2人で東海道を完歩したいと、貴社の「ホントに歩く東海道」の地図を手にして、京都三条大橋から江戸に向けて歩き始めました。てらさきさん 21.10.3
(FuOH)「街道めぐりの楽しさを再発見」とは、いいですね。嬉しいお便りに感謝です。京都から江戸へ、お気をつけて、楽しい旅をお続けください。道中、面白いことがありましたら、またお便りください。
0173 盛夏の東海道遠州路 袋井〜浜松〜新居
盛夏の候、遠州路の袋井〜浜松〜新居を歩いて参りました。
もう峠もなく、ゆっくり歩くつもりでしたが、厳しい陽射しにやられて大ばてでした。●7/23(土)袋井宿〜浜松宿(Map測24km+散策2km)、7時間半
登戸6:32発小田急に乗り、小田原からJRを乗り次いで袋井10:38着。
太田川を渡って大日堂辺りまでの風景は楽しめたが、約10km歩いた見付宿(磐田)辺りで軽く熱中症の症状となる。身体が何だか重い。見どころの多い宿なのに立ち寄れず歩き過ぎ、一つぐらいはと「ぼけ封じのご利益」に引かれて府八幡宮に立ち寄り祈願する。するとたちまち知久屋さんという食事スペースのある弁当屋さんが目に入り30分の休憩を取れた。粋なお導きに感謝! お陰様で体調は回復したが、ばてて歩き方が悪かったのか、左足に豆ができたためスピードダウン。
長い天竜川渡って、アクトタワーが見えたとき浜松宿までもうすぐと感じるも、一向に距離が減らず単調な道が続き、本当にきつかった。陽も暮れようかという頃にようやくホテル着。浜松駅ビルの成城石井で夕飯買い出し、ホテルで水シャワー浴びて熱を冷ました。 オリンピック開会式を見切らずに寝てしまった。●7/24(日)浜松宿〜新居宿(Map測18km+散策2km)、5時間
ホテル隣接の松尾神社にて本日の無事を祈願してスタート。今日も非常に暑い。最初のうちこそ蝉の声を楽しむ余裕あったが、すぐに日陰を求めて歩くようになった。
とは言え国道257号、県道316号、まっすぐな道で日陰も少ない。単調さに飽いた頃、舞阪の松並木にたどり着き、街道一番の松を堪能させて頂いた。念願の浜名湖を拝んで、新居関着いた頃には右足にも豆できる。到底、この後東海道線から離れる新居〜白須賀〜二川の約15kmを歩く余力はなく、陽の高い14時だけど今日は降参。 その代わり見どころの多い新居宿の遺跡(関所、紀伊国屋旅籠、小松楼等)をゆっくり見学して新居町駅から16:41の電車で帰路とした。
掛川、静岡、沼津乗り換えて川崎着21:40、さすがに次は新幹線かな。かつての高校球児もいまはおっさん、盛夏の街道なめたらいかんと骨身に沁みた二日間でした。
あつお 21.7.31
(FuOH)猛暑のなかのウォーク、お疲れ様でした。私も8月盛夏の日中、直射日光を浴びながら舗装車道の長歩き現調で、熱中症寸前の危険な日も何回かありました。 ご無事でなりよりでした。白須賀~二川は長いので、次にされてよかったと思います。二川では、興味があれば、資料館で長時間を要します。
0172 日が長い季節、中山道十三峠越え
夏至で日が長く、梅雨の晴れ間が見込めたので急遽、新加納から大井宿(恵那)までの歩きを決める。幸いにも細久手の大黒屋が予約できたので、新加納〜太田または伏見宿、太田(伏見)〜細久手、細久手〜大井宿のルートで6月22日に家を出る。一日早く出たのは、各務原の航空宇宙博物館と岐阜城を見学したかったからで、23日の早朝から歩き出した。各務原の工場の街を抜け、犬山城が見えてくると、そこが鵜沼宿。菊川蔵元の周辺に古い街並みが続く、街中の古民家喫茶で休憩。
時間も早いのでゆっくりした後、次の太田宿に向かう。鵜沼を抜けるあたりから坂道を上り、うぬまの森からは石畳の道となり下るが、苔むしており滑りやすい。下りきった所が暗渠のトンネル。坂祝(さかほぎ)と言う難読の街で昼食を取り、ロマンチック街道という木曽川沿いの道をどんどん進むと、太田宿に到着。明日から山道なのでできる限り先に進みたかったので、伏見宿まで進み、名鉄の明智駅を目指す。24日は、泊まった可児の街を出発して、明智駅から細久手へ。昨日は結構進んだので余裕で歩けた。伏見宿を抜け田んぼの中を進むとやがて可児川にぶつかり、そこが顔戸。その先の太陽社電気で右折すると、御岳の街に入る。
この先には食料が無いと大黒屋の主人から聞いていたので、御嶽駅近くのドラッグストアで食料を購入。時間も有るので街中のわいわい館で、御嶽の昔の事件(産廃施設建設中止)の話で盛り上がる。牛の鼻欠け坂から謡坂と上り、ラプロヴァンスと言うケーキ屋に到着、ここが御殿場跡。まだ、昼前で早すぎるので、大黒屋に連絡した後、休憩。細久手まで中山道ハムに寄り道したりしながらも一本道。最後の日は琵琶峠、十三峠と言う名前から山道を20キロ歩くので、気合を入れて細久手を出発。奥之田一里塚を見て初めて一里塚のイメージが沸いた。養鶏場やドッグファームを抜けると琵琶坂の入り口に到着。石畳の道が続き、いかにも中山道と言う景色。
坂を下るとそこが大湫宿。大湫神社の大杉が昨年倒れて横たわっていたのは非常に残念。たった一軒の若竹屋で飲み物を買って休憩。残りは14キロで、町の人から昼過ぎには大井に着けると言われて出発。
途中ゴルフ場のカート道が有ったり、十三峠で道に迷ったりはしたが、無事大井宿にゴールしたのが13時半。広重美術館を見学してから、恵那から帰阪。turny 21.6.27
(FuOH)6月16日に続いてのお便り、ありがとうございます。いつもそうなのですが、みなさまのレポートを拝読しながら、現調のときの光景を思い出します。
各務原の航空宇宙博物館、犬山城など、街道からは遠い寄り道ですが、行くと、寄って良かったとの思いをいつも持ちました。坂祝(さかほぎ)の手前の猿啄(さるばみ)城展望台もお勧めでしたが。しっかりと、順調に歩かれている様子が伝わります。
恵那駅までが遠いですよね。お疲れ様でした。これからも、ご健脚をお祈りしております。
0171 2カ月ぶりの中山道、垂井から新加納まで
しばらく都合がつかず、先の中山道歩きから2カ月経過。桜が新緑になった6月10日に、垂井から新加納までを目指した。
30度超えの暑さもあり、ゆっくりと歩を進めた。途中で街道を逆方向から来る人があり、恰好から街道歩きと推測できた。話を聞くと中山道を京都を目指しているとの事。まもなくゴールがうらやましい。
セミナーハウスや昼飯大塚古墳を見て赤坂宿を過ぎる。赤坂宿を過ぎると、住宅街を歩くだけで変化が乏しくなって来た。時間は昼には少し早いかと思ったが、コンビニの類は全くないので養老鉄道の東赤坂の駅そばで昼食をとる。結果としてこれが正解で、この後、美江寺まで食堂は皆無だったので、あの暑さを考えると本当に助かった。
平野井川の土手を見ながら歩を進めると、やがて小簾紅園に到着。和宮との説明を読みながら休憩。やがて揖斐川を渡り、瑞穂市役所の横を通り美江寺の街に。
後々の事を考えて美江寺で打切り、樽見鉄道で大垣に出て(大垣まで15分くらい)泊まり、明日ここから新加納を目指すことにした。時間はまだ15時過ぎだったが、早く切り上げた分、大垣の街を探索でき、意外と堪能できた。6月11日、昨夜は大垣泊で樽見鉄道の始発に乗って美江寺へ向かう。美江寺出発は6時半。ここから加納(岐阜)を抜けて新加納を目指す。
美江寺を過ぎると、間もなく畑の中にサボテン村と看板のかかった温室が見える。道路脇のビニールハウスを覗いて見ると、なんとサボテンの畑栽培であった。サボテン村の事務所を訪ねたが、朝早くて誰もおらず非常に残念であった。あの見事なサボテンは是非買って育ててみたい!
朝の涼しい時間だったので、歩が進む。河渡宿を過ぎ、長良川を渡り、鏡島の街に入る。時間に余裕があるので、小紅の渡し、稲荷神社、乙津寺を見て、古民家喫茶店(湊珈琲)が開くのを待って休憩。ここまで2時間半。
住宅街の中を歩いていくと、JRの高架をくぐる。その先に岐阜のシティータワーが見えてくる。ここからが加納宿かと見当をつけて、岐阜駅で黄金の信長像を見に行く。コロナでマスクの信長が見えた。岐阜駅の北側は賑やかだが、南側の旧宿場は静かな住宅街で落差に驚く。といえばそれまであるが、古い街並みの中をゆっくりと歩けて中々味わいがあった。
新加納からは名鉄で岐阜まで戻り、東海道線で一路大阪まで帰る事にした。turny 21.6.16
(FuOH)いつもお便り、ありがとうございます。東赤坂駅で昼食はよかったですね。また、美江寺で大垣に出られた計画もさすが。大垣は、弊社の別冊『美濃路』にあり、街道だけでなく、街のあちこちを調査で歩きました。小紅の渡しは、稲荷神社や乙津寺をご覧になられたので、渡し舟に乗船されたことと思います。渡し船の経験は、一つのイベントでした。いい旅だった様子が伝わります。楽しい旅をお続けください。