課外授業ようこそ先輩 別冊
高城剛 まぜる!! マルチメディア
NHK「課外授業ようこそ先輩」制作グループ+ KTC中央出版 編
編集・制作:風人社
仕様:四六判 上製本192頁
定価:本体1,400円+税
発行:KTC中央出版
装幀:後藤葉子(QUESTO)
2000年9月30日発行
番組名「マルチメディアは混ぜる!が基本」
1999年4月11日 NHK総合テレビ放送
授業の場 埼玉県上福岡市立第5小学校
マルチメディアってなんだ
それは、「まぜる」が基本。
アナログとディジタルの往復、 つまり「デジアナ」の考え方こそ、 これからの生活をより楽しくさせる方法なのだ。
アイデアというのは、人間の移動量と比例する。座って考えているより、例えば駅前へ行って、八百屋の変わったナスを見たほうがいいし、八百屋へ行くよりニューヨークやアフリカに行ったほうがいい。デジタルツールを持って、どんどん移動する。それがぼくのアイデアの源のような気がします。 ネットワークで「在宅勤務」という言葉がありますが、ぼくはそういうものはあまりいいとは思いません。家でもなく、会社でもなく、どこでも好きなところで仕事ができる。例えば、二人で釣りをしながら、仕事もそこでして、同時に接待もする。仕事も生活も楽しいことができる。いろんなことを同時にできるのが、デジタル社会です。 (本書インタビューより)
高城剛プロフィール
(たかしろ・つよし)マルチメディアクリエーター
1964年、東京・葛飾柴又生まれ。日本大学芸術学部在学中に東京国際ビデオ・ビエンナーレ・グランプリを受賞。卒業と同時に映像作家としてデビュー。「ネットワークはフットワーク」を信念に、現場・現実の「生」のものが大好きで、「情報量 は、移動量に比例する」。「アナログとデジタルを往復することこそ大切」とも語る。
マルチメディア・プロダクション「フューチャー・パイレーツ株式会社」代表取締役。東映アニメーション株式会社取締役。
著書に『デジタル日本人』(講談社)がある。
目次
高城 剛・プロフィール
授業1 わたしの仕事は何でしょう?
授業2 まぜると新しいものが生まれる
【授業で】インベーダーで遊ぶ
授業3 何と何をまぜるかを考えよう
【途中インタビュー】
デジタルとアナログの往復
授業4 いろんなことをマルチにやろう
高城剛 マルチメディアを語る
授業5 二日目「まざった」CDをつくる
授業後インタビュー