【小杉文庫】『図説 江戸っ子と行く浮世絵散歩道』藤原千恵子
区分浮世絵/江戸
タイトル『図説 江戸っ子と行く浮世絵散歩道』
サブ
著者藤原千恵子 編
出版社河出書房新社(ふくろうの本)
出版年2003年4月30日発行
ページ数127ページ
判型A5変型判(22×17cm) 並製本
価格(本体)1800円
記録者(し)


【概要】
編者は銀河社『原色浮世絵大百科事典』全11巻の編纂に従事、浮世絵についての論文も発表している専門家だが、本書は、いわゆる「解説」は最小限度におさえ、読者がさまざまな浮世絵や古地図から直接、江戸の風景と雰囲気を感じ取るのを狙いとしている。

各ページで、浮世絵に登場する人物や動物が、自己紹介をしたり風景について語ったりしている。
江戸の見どころを並列するのでなく、日本橋から出発して、銀座・築地と南に進んで隅田川を越え、深川・木場・砂村から北上して亀戸・本所、向島からまた隅田川を渡って戻り、吉原・浅草・千住・日暮里・王子まで足を伸ばし、駒込から本郷・上野・神田を経てまた日本橋に戻るという、江戸をぐるりと一めぐりする構成になっているのも「散歩道」というタイトルに合って面白い。
スポット名・人名で引ける索引もついている。

さらに浮世絵を通していろいろな江戸の側面を知りたくなれば、『浮世絵に見る江戸の歳時記』『浮世絵に見る江戸っ子の一生』など、多数の「ふくろうの本」浮世絵シリーズが待っている。