『歴史の道を歩く』今谷明 岩波新書
区分街道
タイトル『歴史の道を歩く』
サブ岩波新書 新赤版
著者今谷明
出版社岩波書店
出版年1996年6月20日発行
ページ数202ページ
判型新書判 並製本
価格(本体)631円
記録者(し)

【概要】
著者は日本中世史を専門とする歴史学者であるが、本書は専門書・研究書ではなく、「運動と名のつくものはすべて苦手」だという著者の「体を動かす唯一の趣味」である「道を歩くこと」を主題に、さまざまな「歴史の現場をたどる道」を紹介したものである。
目次を眺めてみると、北海道から沖縄、さらには中国の「蜀の桟道」「シルクロードの一部」までが入っているのに驚く。日本国内の歴史の道については、渋い選択!という印象であるが、テーマとなっている事件や人は良く知られているものが多い。たとえば本能寺の変の後の、徳川家康のいわゆる「伊賀越」については、本書では「信楽街道・裏白峠」として、戦国時代よりずっと前の平治の乱における信西入道や、煎茶の歴史などにも触れている。
五街道をはじめとするメジャー街道は登場していないが、中山道と関連する近江の朝鮮人街道や、白河の関と古東山道のルートなどが取り上げられている。
いずれも、実際に著者が歩いてみた体験をもとに書かれているため、具体的で興味深い。

『歴史の道を歩く』今谷明 岩波新書

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