【小杉文庫】『地図の道 長久保赤水の日本図』榊原和夫
区分伝記/地図
タイトル『地図の道』
サブ長久保赤水の日本図
著者榊原和夫
出版社誠文堂新光社
出版年昭和61年(1986)6月18日発行
ページ数100ページ
判型A5判 上製本
価格(本体)1700円
記録者(し)

【概要】
伊能忠敬より40年も早く日本全図を作成した、常陸・高萩の長久保赤水については、最近になって新聞雑誌やSNSで取り上げられるようになったが、本書が出版された40年前は、一般にはほとんど知られていなかったと思う。
本書は専門家のレクチャーではなく、著者が長久保赤水に惹かれたきっかけ、赤水について詳しく知りたいと高萩に子孫を訪ね、赤水の生涯と生活に少しずつ迫っていく経緯を、読者は著者と一緒に体験していく。
幕府の命により伊能忠敬が作った、国家機密としての日本地図とは対照的な、民間の人々に歓迎され活用された地図(大河ドラマ「八重の桜」に登場した、吉田松陰の奥州旅行に際しても、赤水の地図の効用を松陰が記しているという)を作成した長久保赤水。
赤水肖像画と年譜、豊富な写真も興味と理解を深める。
マップ推しや地図活(?)の面々はもちろん、これまであまり地図には縁がなかった人も、眠っていた興味を引き出され、本書をきっかけに、伊能忠敬・間宮林蔵・シーボルトなどについても関心が広がるのではないだろうか。

※著者は『落人の道 下伊那のかくれ里』『海賊の道 伊勢志摩の水軍と落人』を先に刊行しており、本書が「道シリーズ」の三冊目にあたる。

 

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