
| 区分 | 江戸/坂道 |
| タイトル | 『江戸の坂 東京の坂』 |
| サブ | |
| 著者 | 横関英一 |
| 出版社 | 有峰書店 |
| 出版年 | 1970(昭和45)年1月20日発行 |
| ページ数 | 311ページ |
| 判型 | 四六判 上製本 |
| 価格(本体) | 1200円 |
| 記録者 | (こ) |
【概要】本書は書名の通り、江戸・東京の坂についての本だが、著者は、とにかく坂の名前に詳しい。
帯に「344の江戸の坂名を他方面から徹底的に追求した労作」とあり、坂名の由来や、変化していく歴史を詳しく解説している。
冒頭の「坂について」で坂の定義をされていて、なるほどと思った。
「坂には、かならず道路が伴う。道路のない単なる土地の斜面は坂ではない」
「坂とは、人間の経済活動に必要な道路の斜面でなければならない。したがって、単に神社、仏閣、私邸へ登るためにもうけられた坂も、一般に知られた名前のあるものを除いては、坂として取り扱わないことにする」
著者によると、日本全国の坂名の総数約4千のうちで、いちばん多い坂名は「赤坂」だそうである。
大山街道から南へ下る薬研坂は、「一名二坂」という項目で、ネーミングのうまさを絶賛している。
薬研坂は谷に下って向こうの丘へ登る、2本の坂をいっぺんに呼んでいる。薬研という薬をひく道具は、片方の坂だけでは薬研にならないので、味があるという。
巻末に、坂名の索引(同名の坂が多いので、プチ解説つき)。
古地図や江戸名所図会、古い坂の写真も多く掲載されている。


