●2009年3月26日(木)
 
今朝は、先週の陽気が嘘のように寒く、春なのにちょっと変かなと思いながら厚手のコートを着て出勤しました。田園都市線の二子玉川駅で急行に乗り換えるためホームに降りると、久し振りにきりっとした、鮮明な富士山と丹沢の山々、秩父の方の山々が見えました。私は寒いのは苦手ですが、景色が美しく見えるのはいいなと思います。
 暖かくなったせいで、最近、会社で虫の出没が再開しました。「バカ虫」と勝手に呼んでいますが、友人によるとアブラムシの一種のようです。昨年の初夏ぐらいから台所のあたりを徘徊、産卵しています。冬の間はなんとなくなりをひそめていましたが、最近の暖かさで数が増えた気がします。ゴキブリのように飛ばないのが救いですが、気持ちのいいものではありません。退治しても、あとからあとから発生します。バルサンを炊いて殲滅を図ったこともありますが、うまくいきませんでした。ただ、この虫の生命力ぐらい、風人社の本も売れなくてはいけないと、退治しながらも感心というか励まされる気持ちになりました。

 KAZESAYAGE<山岳編>の編集が大詰めを迎えております。多くの方に楽しんでもらえますよう、頑張ります。(こ)


●2009年3月24日(火)
 
昨日月曜日、ナイフリッジの尾根上で突風を身に受けました。湾岸道路でも強風でした。成田では、風速20メートルとのことで、大惨事が起こりました。この事故は、千葉沖の低気圧に向かって吹いた風が原因だそうですが、ここから延びている寒冷前線に向かって西北の強風が吹いていたのは、どうやら東日本〜紀伊半島にかけての広い範囲だった模様です。(お)


●2009年3月16日(月)

 15日(日)は暖かく、天気がよい一日でした。渋谷区にある白根記念渋谷区郷土博物館・文学館に行きました。
 1階は特別展示室、2階は渋谷の先史時代から現代までの通史を紹介する常設展示、私は時間切れで見ませんでしたが、地下2階に与謝野晶子や国木田独歩の直筆原稿なども見られる文学展示室があります。


地國學院大學の裏あたり。渋谷駅東口バスターミナルから「日赤医療センター前」行、「國学院大学前」下車徒歩2分、またはハチ公バス「郷土博物館・文学館」下車。

 特別展示室では、「本にえがかれた子どもたち−町の子ども・村の子ども」の特別展示が行われていました。昔の本は、紙面いっぱいに工夫がこらされていて、すごいなあと感心して拝見いたしました。
 富士登山に関する絵本が何点かありました。「少女智識画報」創刊号の「女学生の富士登山」というページが開いて展示してありましたが、ページの上中央に、英文で「Girl students climbing Mt. Fuji」と柱が入っていて、なかなかかっこいいです。文章もなかなか素敵で、以下に転載いたします。

「富士山は、わが国第一の名山ですが、昔からの女人きんせいと申し、女の登ることをさし止めてましたので、そのきんせいが、とけても、近年までは、之(これ)に登ることは多くありませんでした。
 しかるに、野中千代子が、其の夫至(いたる)氏を助けて、頂上に冬ごもりを試みましてから、登山する女が、おひおひ多くなり、今年の夏には、府下第一高等女学校の生徒二十余人が、たいを組みて登るほどの、くわだてをとげられました。登山した人びとの、喜びはもちろんのこと、これが、日本中の、気のよわい女の、気を引き立てる、好(よ)いくすりになりました。
 登山の女生徒は、始めに、学校(がっこー)で、よく医者に見せて、病気(びょーき)のない人々ばかり、えりぬき、先生、小使ともに、二十六人が、八月十一日に汽車にて立ち、十四日に、無事にもどりました。
 富士山の近くにすんでる人は、五十歳六十歳ぐらいのおばあさんでも、あきなひのだがしの箱を、いくかさねもせおッて、登ッてます。決して、思ッたほどに、なんぎな事ではないのです。
 来年の夏には、又いく組も、登山するでありましょー。」(原文・用語使用もママ)

 学校や病気のルビが「がっこー」「びょーき」というのが不思議な感じがしました。また、「せおッて、登ッて」の促音をカタカナにするのも面白かったです。最後の締めが「ありましょー」というのも、がちがちな感じではなく、好感が持てます。
 文章が左のページにあり、右のページには袴姿にわらじ履きの女学生が金剛杖をつきながら、階段状の岩場を登っているカラーの絵「女学生富士山に登る図」が描かれています。

 見どころたくさんで、入館料100円はお得です。特別展示は3月22日(日)までです。ご興味のある方は是非、見に行ってみて下さい。(こ)

東京都渋谷区東 4-9-1
白根記念渋谷区郷土博物館・文学館

 

「子供之友」新年付録のすご六。大きい画像は→こちらから見られます。

 KAZE雑記帳<山岳編> <平地編>を更新しました。


●2009年3月14日(土)

 昨日13日は、伊勢原高校で開催された中平さんの講演会に行ってまいりました。ホントに歩く大山街道編集日誌2/17の欄に記しましたが、伊勢原市の公開講座で、伊勢原高校の視聴覚室(階段教室の大きな部屋)で行われました。教室の窓から、電波塔が見えたので、大山山頂のアンテナかと思いましたが、その先にまだ尾根が続いていました。弘法山、善波峠、浅間山と大山へ登っていく尾根でした。


 平日の昼間でしたが、50人弱聞いておられました。生徒さんの姿も何名か見られました。「大山街道と地図」という演題でしたが、地図から得られる奥深さを織り交ぜながら大山街道(矢倉沢往還)のお話で、あっという間に予定の1時間が経ちました。 地図を前にお話する中平龍二郎さん
 
 最後に、伊勢原高校の先生が『ホントに歩く大山街道』の宣伝をして下さり、ベテランの美しい板書で『ホントに歩く大山街道』(風人社)と書き、伊勢原駅のとうきゅう4階の文教堂さんで売ってます」とまで言って下さったのには感激しました。文教堂伊勢原とうきゅう店さんでも、講演会のチラシを展示して下さっていたので、それをご覧になって聞きに来られた方もいらっしゃったかもしれません。感謝です。

 一昨日、「東京造形大学研究報10」を校了致しました(11日印刷所から校正出校)。今回は直しゼロ(こんなことを言っていると、印刷し終わってから発見して顔が青くならないようにと祈る気持ちですが)、執筆者の先生方がしっかり校正してくださったおかげです。
 研究報の別冊は、初校正を出校しました。
 また、下請けの組版の仕事の初校正も出校しました。(こ)

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●2009年3月6日(金)
 
日替わりの天気ですね。昨年4月から毎月1〜7日の毎日、ラジオ天気図の書取をしていますが、今日は、等圧線の放送がありませんでした。こんなこと、天気図を取り始めて初めてのことです。6本ぐらいギュウギュウに放送されたこともあるのに。それに、前線が多く、日本列島は雨マーク「●」がいっぱいです。インターネットからダウンロードした気象庁の天気図を見ながらでないと、自力では等圧線が描けませんでした。今(午後5時)外は激しい雨です。山では雪でしょうか。でも、明日、明後日と、どうやら山へは行けないようです。悔しい。(お)

 なかなかうまく仕事がこなせず、焦っています。いろいろ書きたいことは多いのですが。
 3月1日(月)「東京造形大学研究報10」を印刷所に入稿をしました。今回は執筆者が4名と少なかったこともありますが、よどみなく入稿に至りました。関係者のみなさま、ありがとうございます。印刷所の校正は11日に出るとのことで、もうひとふんばりです。
 「東京造形大学研究報」の別冊(今回は8号目)は、図版が今までになく多く、ちょっと苦戦しています。2月初めに原稿類をいただいていたのですが、遅くなってしまいました。明日、最初の校正を出したいと思っています。
 この「東京造形大学研究報」ですが、英文法、美術教育、ドイツ建築、哲学など、さまざまな分野の論文があり、難しいのですが、「こんなことを研究されているのか」と興味深く作業をさせていただいております。(こ)

 KAZE雑記帳<山岳編> <平地編>を更新しました。


●2009年3月5日(木)
 
3月3日(火)、「未知の道シリーズ」の取材・現調で、清川村と厚木市に行ってきました。煤ヶ谷の正住寺をお訪ねして、少し話をうかがいました。住職さんはとても親切で、ぜひまた寄りたいと思いました。ここの駐車場は、登山者のためのものではありませんので、もし、駐車されるときは、お寺さんに声をかけて下さい。また、帰路、厚木市の郷土資料館と中央図書館に寄り、非常に有意義な収穫を得ました。

 諸戸林業さんに関して、ありがたいお話が先日の資料転載許可に続いてありました。実は、その他にもう一つ、三つ目のお願いごともしてあり、これが実現すると、KAZESAYAGEの記事がいっそう幅広く、関心を持ってもらえるものになると希望が湧いてきます。(お)

 KAZE雑記帳<山岳編> を更新しました。


●2009年2月26日(木)
 
以前に諸戸林業の東京本社を訪ねて取材させていただいたことがありました。このときの成果がほったらかしにしたままであることに気づき、少し動揺しています。成果の一つに貴重な資料をいただいたのですが、この内容はKAZESAYAGEの読者にはきっと興味深いものだろうと思います。急いで一つだけKAZE雑記帳にメモしました。(お)

 月刊「Clubism」という雑誌(金沢の今が一目でわかるエンタテインメントマガジンだそうです)で『感動と共感のプレゼンテーション』が紹介されました→こちら。37歳以下の若手起業家集団「金澤ベンチャー倶楽部」のメンバーがそれぞれ若手サラリーマンにおすすめのビジネス書として選んだ本が紹介されています。どうもありがとうございました。(こ)

 KAZE雑記帳<山岳編> <平地編>を更新しました。


●2009年2月20日(金)
 

 昨日、この欄を記している時は、朝の巻雲からすでに雲は低く広くなってきていましたが、本当に夜に雨になるのかなという感じでした。帰宅時は、ばっちり雨でそんなことで喜ぶなんて。しかも今は陽が差して晴れています。ドンピシャでしたよ。17日に自分流で気象予測をしてみましたが、自分の予報なんてちっとも信じていません。以下にある専門天気図の週間予報支援図は、これも教科書的典型で、見事です。


 明日はラッセルができるでしょうか。(お) 上左は、20日に気圧の谷が通過する予想を示し、右は、1500m上空の気温が、日本列島の各地でマイナス6℃以下になることを予想。つまり、山では雪。
なんて見事だと感心する。19日は低気圧の通過、20日は回復の典型例です。

●2009年2月19日(木)
 先週は、「いきなり夏日」と新聞に見出しが出るほどの陽気と、春一番まで吹きました。大山道現地調査で行った小田原市では、最高気温が24℃にまでなったとか。花粉で鼻がぐちゃぐちゃにもなりました。道中見える美しい丹沢山系には、雪は見あたりません。
 雪が降ってほしい事情があるのです。今週末、「丹沢だってラッセル!」とキャッチフレーズをつけた、私の山の会の山行計画があるのです。昨年の同時期に丹沢は雪が深くて、トレースのない真っ白な登山道をラッセルしました。そんな楽しい(苦しい?)山行を、今年はみんなで味わいたかったのに。
 今日一日の気象変化(雲の変化)は、気象の教科書に出てくるようなお天気崩れの典型だと聞きました。今夜から明日、山では雪が降り、土日には晴れてくれる……。そんな都合のいいことが起きるでしょうか。

 KAZE雑記帳<山岳編> <平地編>を更新しました。(お)


●2009年2月17日(火)
 賑やかに騒いだ宴会の後で、ふと一人になりたくなるのも、集団山行の後で一人で静かに山歩きしたくなるのと同じ心境ですね。
 典型的B型人間の私は、この相反する心境が一種のバランスになっています。おしゃべりしすぎると、少し自己嫌悪気味に口を閉じてしまう。KAZESAYAGE発行計画の騒ぎ( KAZESAYAGE−かぜさやげ、「さやぐ」も騒ぐに近い言葉です)で、興奮気味だったのが、すぐにちょっとお疲れ気味になりました。三日坊主の三日目。KAZE雑記帳に全てのゲンチョウ(現地調査)を記すのは無理だなあとか、やっぱり雑記帳は突如消滅かなと、今日はずいぶん弱気です。雑用の山がつぶしきれず、気重になっています。でも、今朝は快晴。富士山の白色が鮮やかでした。(お)

 KAZE雑記帳<平地編>(2/10)に書きましたが、2月14日〜3月15日まで、大山街道ふるさと館1階展示室で「郷土の地名に親しもう」という企画展が行われています。この企画展が新聞で紹介され、多くの来場者が訪れているそうです。ふるさと館さんでは『ホントに歩く大山街道』を展示販売していただいていますが、企画展に来た方が買っていって下さり、今日だけで5冊売れたとの有難い御連絡をいただきました。企画展の案内と伊勢原高校で行われる中平さんの講演会の案内を『ホントに歩く大山街道』編集日誌にアップしました。(こ)


●2009年2月16日(月)
 通勤電車で、座席の一列は全員誰もマスクをしていないのに、反対側の座席の全員が、まあ見事にそろってマスクをしているのには、できすぎた光景で笑ってしまいました。そういう私も、しっかりとマスクでガードしてそれを見ているのですから。ところが私は、マスクぐらいでは防御しきれない程の重症なのです。花粉症デビューしたのはまだ数年前の突如のことだったのに、年々猛スピードでひどくなり、いまや押しも押されもせぬベテランの域。何をやってもすごい向上力の自分を笑って褒めるしかありません。
 そんな花粉症でくしゃみと鼻水と目頭の痛みの中、2休日を使って、14日は大山道二宮ルート、15日は丹沢大月尾根に行ってきました。KAZE雑記帳にメモしました。(お)
●2009年2月13日(金)

 今日、女子栄養大学出版部から依頼されていた仕事、『時間栄養学ー時計遺伝子と食事のリズム』が完成し、見本本が送られてきました。最後の追い込みが弊社にはなかったので、ゴール! という感じはあまりありませんが、やっと出来上がった、とホッとしました。栄養学では新しい分野で、学術的な仕上がりですが、実際に栄養士の方たちのお役に立てることを願っています。


編著:香川靖雄、本体価格3000円、A5版160頁
 
 KAZESAYAGEの復刊に向けてどっとやることが前にあって、以前からの懸案事務事項の滞貨一掃処理ができないままのスタートです。漕いでも漕いでも前になかなか進まぬもどかしさ。明日、明後日は、安達太良山をキャンセルして、現地調査に充てました。来週、また、ご報告します。

 KAZESAYAGE<山岳編><平地編>の購読申込は、続々と、というわけには行かなくて、ぼちぼちですが、来ています。有り難い思いでいっぱいです。今日現在、<山岳編>は10口、<平地編>は5口です。それぞれ最低20口に早く達しますように。創刊号は、見てからキャンセルされる方には無料の見本誌になります。覗いてみるだけの「まじめな冷やかし」もOKですので、無料見本誌と考えて、お申し込みください。(お)

 KAZE雑記帳を更新しました。


●2009年2月10日(火)
 KAZE雑記帳を更新しました。
●2009年2月9日(月)
 弊社通信誌「KAZESAYAGE」を復刊します。昔ながらの冊子の紙媒体です。その編集・制作にあたって、当HPに、ブログ版「KAZE雑記帳」のページを新設しました。
 「何事も思い立ったが吉日」。小冊子雑誌の1冊だって、思い立ってから現実に形になるまで、下手すれば1か月2か月と準備の日々が過ぎていってしまい、そのために、思い立った日のホットな思い入れがその時間の経過で減じて行ってしまうこともあります。
 インターネットはその点、即刻情報なのが便利なのではありますが、その即刻性にも功罪があるようです。近日中にご案内いたしますが、弊社がKAZESAYAGEを復刊するのは、その功罪を考えて紙媒体の価値を再認識し、仕切直しをする決意(?)をしたからです。
 「思い立ったが吉日」の本日、以下のページを、急遽、拙速で新設しましたのでご覧下さい。

KAZE雑記帳 カバーページ 

KAZE雑記帳<山岳編>

KAZE雑記帳<平地編>

 2月7日(土)に、大山道・小田原六本松通りルートを曽我梅園まで歩いてきました。
 2月8日(日)、静岡県小山町の岩田たにいずみさんのご案内で、小山町のトレイルロード「新芝ルート」を通って金時山に登り、足柄峠・万葉公園・大沢林道コースで駿河小山駅に降りました。
 以上の二つの現地調査を新設ページに記載しました。(お)


●2009年1月27日(火)
 昨年5月のゴールデンウィークに連泊の春山山行を断念して、仕事でシンポジウムに参加した、その仕事の本が、なんと先日やっと校了になりました。後半はほとんど版元編集部の追い込み作業で、弊社の作業はあまりなくて、少し物足りない気持ちのゴールとなりました。けれど、頓挫せずにゴールできたことは、やはり重かった肩の荷がおりて、ホッとした喜びを感じております。本ができたら、ご紹介もしたいと思っています。

 肩の荷。20キロ近いザックでの山行から帰ると、手の先が少しむくみます。今朝は、元に戻ってきたので、それほどたいした鬱血ではなかったようです。だって、重い荷物での縦走はなくて、テントに荷物を置いての研修でした。那須の茶臼岳に登頂してきました。25日は、快晴で、遠くに富士山も見えました。ほんとに高い山なんですね。


茶臼岳山頂から(2009年1月25日)

 「愛読者通信」から芽が出た楽しい仕事があります。読者の皆さんの財産で作る企て。わくわくしてたまりません。絵に描いた餅だけにはならないかもしれません。
 人にお願いするだけでなく、弊社の歩いた財産ももちろんみなさんに提供して参りたいと思っていますので、弊社HPの新設ページにご期待ください。

 今日、『誰も知らない丹沢』の愛読者カードが届いたのですが、その内容がすごく興味深いものでした。西丹沢水ノ木の国有林に23年間も関わってこられた方だと書いておられます。しかし、差出人の欄が全て空白なので、残念でしかたありません。このような方のお話をぜひともとも聞いてみたいと願っているのですけれど。もし、この文をお読みでしたら、ご連絡ください。よろしくお願いします。(お)


●2009年1月15日(木)
 1月6日の日記に記したことのご案内を、「愛読者通信」でご提案しましたところ、熱い反響がいくつかあり、嬉しくなりました。何か新しいことが始められそうな気配が会社に漂って、少しわくわくしています。ちょっとした情報のご提供から、いろんなことが生まれ育つ、その芽が出ることが「妙」です。どうかよろしくお願いします。

 ところで、今年は元旦から連日晴天で、9日に雨が降って山ではどっさり雪が積もりました。富士山も雪景色が裾野まで延びました。11日、篭坂峠では零下4度(2日は0℃でした)で、ちょっと富士山に向かって山に入ろうとすると、積雪40センチくらいもあって、つぼあしでは大変です。車道から輪かんをつけて、楽しいラッセルになりました。動物の足跡がそこら中にいっぱい。ネズミ(しっぽのシュプールがある)や鹿は、なんとか見当がつくのですが、その他のシュプールは何の動物なのでしょう。それらが全部わかると楽しいでしょうね。動物の足跡事典はあるのでしょうか?(お)

 今日1月15日と明日16日は、世田谷のボロ市が行われています。昨年12月に引き続き、池尻大山みちの会さんのブースで「未知の道シリーズ」を売らせて頂いております。今朝は準備にだけうかがいましたが、風もあったせいか、12月と比べ格段に寒く感じました。今回はボロ市特別価格で販売しております。『ホントに歩く大山街道』の著者の中平さんも店番をされています。ご都合がつきましたら是非お出かけ下さい。みちの会さんのブースのとなりでは、茨城の農家の方が農産物を売っています。
(みちの会さんのブースの場所は、世田谷駅前交差点角、最寄り駅は東急世田谷線上町駅か世田谷駅です)世田谷区のボロ市案内→http://www.city.setagaya.tokyo.jp/040/d00008933.html


●2009年1月10日(土)
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申しあげます。
 気持ちをあらたによい年になるよう、頑張りたいと思います。

 『ホントに歩く大山街道』編集日誌を更新いたしました。(こ)


●2009年1月9日(金)
 「三日坊主」とは、楽しい響きです。新年を迎えると、あれもこれもと試みてみるのは、まだ若さがあるからだと思いたい。
 昔の仲間言葉に「3号雑誌」というのがありました。同人雑誌などを創刊すると、3号でそれっきりになるということがいかに頻繁だったかいう証拠でした。私は、じっと腕組みして満を持してことを始め、やり始めたら簡単には投げ出さない、という堅実なタイプからはほど遠く、熱してやり始めたけど、3号でけろっと忘れて違うことを考えているという、いい加減なだらしないタイプなので、「三日坊主」も自分のこととして、自分に甘く許してしまうのです。
 ところが、昨年4月から続いていることがあります。毎月1〜7日の7日間、可能な限り毎日ラジオ気象通報を聞いて天気図の書き取りをするのです。これが続いたのは、素晴らしいお相手が一緒にやったからで、私のようなタイプは、こういう人がいると匙が投げられないのです。毎月、お互いに書き取った天気図を持ち寄って学習会(実態は、私への「マンツーマン教育」)をやってきました。気象についても、どうも私は劣等生。でも、年初に、今年はもう少しまじめに、と決意を新たにしています(また、三日坊主か!?)。
 ところで、今日は久しぶりの雨。人生訓にも、「晴れた日がありゃ、雨もある」とおり、天気は波ですね。2009年元旦から7日まで、今年もラジオ気象通報の天気図書き取りと、今年は+アルファで、雲の観察をしてきました。元旦から、素晴らしい天気でしたね。

 元旦は快晴で雲一つなく(雲のかからない富士山!)、それから、まあ「雲の図鑑」みたいにいろんな雲が見事に次々と現れました。7日午後には教科書のようなレンズ雲が見られ、翌8日朝の(東京の)空をご覧になった方はびっくりですよね、まるで抽象絵画、高いところのひっかき雲から何条ものすじ雲、そのうち数時間で層雲のようになって曇ってきました。


2009年1月7日午後、会社の西側窓から。左上空にレンズ雲が見えます
 今日の提案は、気象に関する印象深い体験がありましたら、教えてください。山の人は、山の気象で忘れらない体験があれば、ぜひお願いします。(お)
2009年1月8日午前。三軒茶屋付近の茶沢通りから。出勤していたら「空の写真を撮って」という指令メールが入りました。右手ゴリラのビルには、K1の魔裟斗のジムがあります(こ)
 
●2009年1月6日(火)
 漫画の『岳』を人に勧められて1冊読んだら、あっという間に全巻を読了してしまいました。それで、今年は、山の本のことをもっと懸命に考えてみたいと思いました。
 弊社の「未知の道シリーズ」の読者でE-Mailアドレスを教えてくださった方には、ときどき「愛読者通信」を送信しているのですが、この読者の方々は、その道のベテランの方がほとんどと言っていいほどです(マイナーな本であるだけ、読者のレベルが高い)。
 この方たちの山の記録が読みたいな、と思いました。きっと、それぞれの方が何らかの形でご自分の「未知の道」を記録されていることでしょう。それを、漫画『岳』のように短くて身近なエピソードの記録集としてや、もしくは資料集として、作ってもらいたいと思うです。
 気張らず、大仰に考えずに、まず自分自身のために、身近な同好の人に、そして見知らぬ私のような読者のために、記録として自費出版してもらえないでしょうか。
 山や道の本の企画出版は、採算点をすぐに越えられるような販売数は、まず見込めません。そんなのを待っていたら、読みたい本がいつなっても現れません。私には素人本だってまったく構わないし、実を言うとそういう種類の記録が読みたいのです。文学や、名エッセイである必要はないと思っています。
 今日、そんなことを考えていて、思いました。そんな冊子を作ってくださる人に、本作りの協力をするのを弊社の仕事にできないかな。そしたら、時間の問題だけでなく、弊社の全てのノウハウでその本作りに全力投入が可能になります。自費で本を作る人も、もらう人も買う人も、手伝った弊社にも、誰にも役立って喜びがあるのが理想なのですが、いかがでしょうか(絵に描いた餅ですが)。 

 「絵でない餅」にできるかどうか、そのうち、「愛読者通信」で呼びかけてみます。もし、5人集まれば、専門書店や道具屋さんなどでフェア展示の企画や共同広告も打てます(なんて、またまた絵に描いた餅!)。
 もし、興味がある方がいらっしゃれば、メールをください。気楽に作った冊子から大きな企画になるかもしれないし(大きな餅の絵!)。(お)

●2009年1月5日(月)

 2009年 新年、おめでとうございます。
 お正月は、いい天気で、雲のかからない富士山を満喫しました。2日は、御殿場で見た夕方の赤富士が見事でした。
 4日は、竜ヶ岳からいつもとは違う方向からの富士山を見ました。


 今日5日は本年の始業。今年の弊社の目標は、私たちの仕事が、誰かの役に立ったり、誰かに喜んでもらえているという実感を、さらにより多く持ちたいということ、それに伴った売り高のアップをめざしたい、といつもながら思うのであります。
 どうかみなさま、本年もよろしくご指導くださいますよう、お願い申し上げます。(お)