●2007年10月30日(火)
 
昨日、絵本の校了をしました。今回は、直しゼロです。カラーの校正も、弊社のプリンタ、モニターの色とあまり相違なく、落ち着いた校了でした。

 「バレエとわたし」の発送もし、なんとなく社内がすっきりしました。またこれから上記の絵本が届くので、いらないものは捨てようと、段ボール類を整理していたら、10年以上前に買ったコンピュータやスキャナーの段ボールが出てきました。昔は、箱がないと売れないとか修理に出せないなどと言われていた記憶がありますが、機械の方はすでに処分しているので、他の段ボールも合わせて資源ゴミに出しました。

 ホントに歩く大山街道編集日誌を更新しました。11月1日に中平さんが出演される番組のロケに同行させていただいた様子をアップしました。

 一昨日の日曜日(10/28)は大山に行きました。台風一過で、空気も澄んでおり、初めて20合目の富士見台から富士山を拝みました。また、山頂からは大島も見えました。(こ)


●2007年10月26日(金)
 
やっと少し、整理がついてきたでしょうか。「バレエとわたし」の本が出来ました。昨日、完成本が納品されました。
 請負本から弊社の刊行本となりました。出来上がってみれば、いろいろ「こうすればよかった」とか、多々ありますが、製品が完成するということは、いつでも大きな出来事です。ワクワクすることでもあり、心配事のかたまりでもあり、会社や私たち一人一人の歴史の一コマでもあるわけです。
 どんな本も、どなたかの心に何かの作用をおよぼして、お役に立ち、喜んでもらえるようにと合掌して祈っております。
 本書の表紙は、ちょっと変わっています。「かぐや姫」をモチーフにしたオリジナルバレエ公演の時のものです。写真としてはちょっとピンぼけ気味なのですが、これが著者の希望でありました。表紙としてはバレエの先入観からは、「白鳥の湖」「胡桃割り人形」のような写真の方が一般的で落ち着きがあるのですが、この意図は、「日本人がオリジナルで表現するバレエ」ということを主張したい、表現したいという想いだと納得致しました。→ご案内はこちら

 歯科専門書の取次店でもあるシエン社様の弊社へのありがたいご提案により実現した、珍しい幸運なケースの本の色校が、本日出校致しました。
 本書は、絵本なのですが、子ども向けのものではありません。著者が希望・想定する読者は、第一に同業の歯科医の方々や、これから歯科医を目指す学生の方々や、歯科衛生士などの歯科医療関係者の方々です。
 しかし、同時に、本書の編集では、上記の第一読者を念頭に置きながら、一般読者にも、「おやっ」と見ていただけるような配慮を心がけました。
 来週初に校了ですので、詳しいご案内は、校了後にいたしたいと思っています。

 『ホントに歩く大山街道』は、その後も順調で、今日、「伊勢原タイム」という地域紙に本書が紹介されました。それによって今朝一番に書店様に行かれた読者がおられたと聞きまして、一日中嬉しい気持ちが続きました。
 「散歩の達人」11月号にも本書の紹介が載りました。この雑誌に紹介されることも、私どもの一つの大きな望みでありました。→こちら
 11月1日のケーブルテレビ・イッツコムさんに著者が出演しますことは以前にお伝えしましたが、大山街道のハイライトコースの紹介が、その放送で著者出演であります。
 先日、本書の紹介を放送でとても面白く取り上げてくださった「エフエム世田谷」さんの関係で、著者の中平さんの講演会がありました。この様子も、後日、「エフエム世田谷」さんで放送されるそうです。

 まったく余計なことですが、この歳で、奥歯の虫歯の治療が終わりました。ホッ。(お)


●2007年10月19日(金)
 
「ホントに歩く大山街道」でネット検索していたら、博地図.com(http://www.hakuchizu.com/index.html)さんというサイトに『ホントに歩く大山街道』の紹介がされているのを見つけました。リンクのお願いをしましたら、すぐにご許可いただきました。どうもありがとうございます。
 つづきは、→ホントに歩く大山街道編集日誌

 企画本2冊目(10/16の日記参照)の著者校正が本日、届きました。来週の入稿に向けて、ラストスパートです。(こ)


●2007年10月18日(木)
 
16日に書きました「ホントに“走る”大山街道」のメンバーの方が、ブログをアップされているとのお知らせをいただきました。写真も多く、大山街道を進んでいる臨場感に溢れています。リンクのお願いをしましたら、ご快諾頂きました。ありがとうございます。

 http://zombietokyo.blog116.fc2.com/blog-entry-7.html

 来月11月1日(木)『ホントに歩く大山街道』の著者、中平龍二郎さんがイッツコムという東急沿線エリアのケーブルテレビに生出演されることになりました。他にもお知らせがございます。→ホントに歩く大山街道編集日誌

 本日、「バレエとわたし」(バレエの本)の刷出しが印刷所から届きました。この本は、本文が特色2色刷りなのですが、校正がデジタル校正という4色の校正用プリンタで出力したものだったので、実際の刷り色を見るのは初めてでした。指定した色で刷られた印刷物を見て、初めはちょっと派手な色でギョッとしましたが、見慣れてくるとなかなかよいと思えてきました。(こ) 10月1日の更新日記に載せた豊川稲荷の招き猫ですが、今日、打ち合わせで訪れた鷺沼のとうきゅうの前で売られていました。ちょっとショックでした。しかも、私が購入したものより、腕の動きのスピードは緩やかで自然でした。

●2007年10月16日(火)
 
弊社から読者に発信しているE-mailの「愛読者通信」(ご希望者はお申し込みください ohmori@fujinsha.co.jp)の効果でしょうか、読者の方から会社にお便りをいただくことが多くなり、とても有難く、また嬉しい思いをしております。
 『ホントに歩く大山街道』の本に挟んだ「愛読者カード」もたくさん届いていますが、「愛読者通信」の発行前予約者で、発送直後に何人かの読者から感想メールが早々と届きました。そのうちの2通を(発信者の許可を得ましたので)ホントに歩く大山街道編集日誌にご紹介いたします。

 実は、その一人から、「ホントに“走る”大山街道」のお便りを頂きました。それによると、6人で赤坂から大山山頂までを3回に分けてマラソンするのだそうです。1回目は、赤坂〜青葉台までの約30キロで、それをこのたび実行されたとのご報告です。びっくりです。
 しかも、本書を持ってコースを忠実にたどったというのですから、私の胸にもワクワクしたものを感じてしまいます。何かの媒体でニュースにならないかな、なりそうですよね。

 ところで、昨日は、山岳関係の雑誌の発売日でしたが、今日確認できたところでは、おかげさまで、「岳人」「山と渓谷」誌に書評が掲載されました(→こちら)。嬉しく有難く、感謝申し上げます。
 「岳人」の同じ号には、これまた嬉しいことに、『誰も知らない丹沢』のs−ok(岡澤)さんが執筆されています。「地図を片手に 藪山・破線の山ガイド」の「西丹沢ショチクボノ頭」という記事です。
 さすが、我らのs−okさんですね。文章を読むと、すぐにでも行ってみたくなります。これからもどんどんご執筆いただいて、そのうち、s−okさんの「丹沢特集」でも組んでほしいものです。
 岡澤さんの丹沢2、「未知の道シリーズ」第3弾は、すでにご予約者もいらっしゃるのに、作業が中断していて、これについては非常に重い気分になっています。
 実は、弊社のオリジナルではない企画本が3冊、この夏から秋にご相談を受け、その3冊とも、結果として弊社刊行本として発行することになりました。それと、『ホントに歩く大山街道』の小ヒットの影響を受けて、時間がとれません。
 3冊中の2冊が先行して、1冊目が10月25日発行、2冊目が11月15日発行の予定で、現在、大車輪中です。
 1冊目は、なんとバレエの本です。ぬのめさちさんという「ティアンヌ マリオ バレエ」を主宰されているバレリーナの本で、そのスタジオの35周年を記念して、今までの活動記録や自伝的エッセイやバレエに対する考え方をまとめたものです。
 もともとは記念誌的なものではありますが、内輪の人たちだけでなく、少なくともバレエをしている人にはとても興味深い内容の本だと思います。
 バレエ愛好家には、本書は貴重な本になるかもしれません。
 購入ご希望者のご予約を受付中です。
 長くなりましたので、2冊目以降のご紹介は後日に回します。(お)


●2007年10月13日(土)
 
昨日、『ホントに歩く大山街道』の増刷分が会社に届きました。事務所内に本が積まれ、元の風景に戻った感じです。みんな早く巣立つ日が来るように願っています。

 未知の道シリーズの読者の方から、「地図中心」という日本地図センター発行の雑誌に『ホントに歩く大山街道』の書評が載っているとのメールをいただきました。とても好意的な紹介をしてくださっており、嬉しくなりました。ありがとうございました。→こちら

 本日発行の「タウンニュース」川崎市高津区版で連載されている「高津物語」中で、中平さんと『ホントに歩く大山街道』のことが言及されています。→『ホントに歩く大山街道』編集日誌(07年10月13日)

 川崎市議会議員の織田かつひささんが、ご自身のホームページで『ホントに歩く大山街道』をご紹介くださっています。ありがとうございます。
 本書の紹介が載っているページ
 http://star.ap.teacup.com/applet/odakatsu/20070821/archive
 織田かつひささんのオフィシャルサイト
 http://www.odakatsu.com/

 『いとしき草花』の著者、和田静子さんの講演会が11月8日(木)に松本で開かれます。これは、信濃毎日新聞の投稿欄「私の声」の集いだそうです。平安堂飯田店での原画展に続き、こちらでも20点ぐらい原画の展示をするそうです。紹介掲載の紙面は→こちら

(こ)


●2007年10月9日(火)
 
本日(実際には、宅配便で昨日送りました)、下請の仕事を無事?校了いたしました。今回は私が判断する事項が多く、かなり不安でしたが、関係者の方々のおかげでなんとか終わることができました。ありがとうございます。製本もちょっと変わったものにしたので、無事完成品を見るのが楽しみです。

 『ホントに歩く大山街道』編集日誌を更新しました。この週末に開催される「伊勢原観光道灌祭り」のご案内をしました。(こ)


●2007年10月3日(水)
 
本日『ホントに歩く大山街道』の増刷の刷出が印刷所から届きました。納品は12日の予定です。

 『ホントに歩く大山街道』編集日誌を更新しました。(こ)


●2007年10月1日(月)
 
今まで暑かったのに急に秋になりました。
 私は夜、腹筋をするのですが、腹筋マット(正式名称か不明)の上でそのままうたた寝、というケースが多く、健康になるためにやっているのか、そのために健康的な睡眠ができていないのか、だらしのない習慣になっていました。しかし、ここ数日の涼しさでは、そのままうたた寝は無理なようです。みなさまも寝冷えにはどうぞお気を付け下さい。

 本日、下請仕事の入稿が、完全ではありませんが、終わりました。写真が差し替えになったため、口絵部分の4ページが残っていますが、ひと安心(まだ早いか)です。

「ホントに歩く大山街道」の印刷所にお願いしたのですが、「大山街道」の入稿、そのあとの下請仕事の入稿、また、増刷の入稿の時に、作業が間に合わず、メールで送ったり届けたりという事態がかさなったため、担当者が、「今日の入稿、15時ですが、大丈夫ですか」と何度も心配して(念をおして)電話をくださり、反省しております。大変申し訳ありません。今日は、4ページ分を除いては、ページ数が前記2冊に比べて少なかったせいか、ほぼ、予定に間に合いました。

 右の招き猫は、赤坂の豊川稲荷の売店で購入しました。中国製のようで「電子自動(←この部分、簡体字)招財猫」と箱に書かれていました。電池を入れると左手がえらく速く動きます。
 9月9日と9月24日に、「大山みちの会」という世田谷区池尻の方々が中心となった会が主催した大山街道歩きに参加しました。両日とも、赤坂御門から池尻稲荷神社までの約7キロを、会の方のお話や要所でのご説明を聞きながら歩きました。猫はその時、買ったものです。ちなみに豊川稲荷は、神社ではなく、妙厳寺というお寺だそうです。(こ)


手が動くスイッチはなく、電池の入れ外しで操作します。福をたくさん招いてほしいです。

●2007年9月27日(木)
 
『ホントに歩く大山街道』の増刷を決定しました。かがり綴じのために製本に少し時間を要します。それで、この決定が遅かったことになるかどうかは、これから1〜2週間の売れ行きしだいで判明します。遅きに失した結果のほうが、嬉しい誤算なのか、でもやっぱり、本書を求めてくださる方には、極力、待たせずにお渡ししたいものです。
 それで、ゆっくり訂正原本を作成している暇などまったくありません。1枚1枚の写真について修正すべき点を細かく検証してご指摘くださった読者の方がおられます。編集部内でも、こうした方がよかったという個所がかなりありました。しかし、間に合わず、最小限の修正で思い切りました。もう1回、早いうちに増刷になってほしい、なんて都合のいいことを夢見ています。皆様も、どうかお気づきのところを教えてください。

 書店様からの平積み展示用注文が、取次経由だと時間がかかりすぎて、店に並ぶのが遅れてしまいます。そこで、帳合は取次ですが、現品は宅配で直納し、翌日には店頭に並ぶようにしています。その物品受領書の返信封筒がどっと郵便受けにあって、びっくりです。平積み展示してくださっている書店様名をリストアップしました。→こちら
 5冊以上、中には20〜30冊、50冊の書店様もあります。展示用の注文をこれほどいただけたのは、弊社の新記録です。不安がないわけではありませんが、ちょっとそわそわといったところです。(お)


●2007年9月19日(水)
 すごいものです。昨日、今日と、会社は大わらわ。久しく経験のなかった、「電話の鳴りっぱなし」(とまでは、さすがにそうはいきませんが)、注文発送に追われ、編集作業に集中できないことだけが、どうも、心を落ち着かなくさせています。これは「有り難い悲鳴」のミニ版ですね。感謝の気持ちでいっぱいです。
 いろんなケースがあるものです。今回は、『ホントに歩く大山街道』の本が昨日の「朝日新聞」朝刊の地方版(田園都市、神奈川全域100万部)に記事が出て、その反響の大きさに驚いています。それで、本の発送作業に追われまくり、あっという間に時間が過ぎゆきます。
 その記事はこちら
 ローカルに徹することが、今回は予想以上の成果を上げています。これを一緒に企ててくださった書店の店長さんには、ここでは言い尽くせないほどの感謝と共闘意識を感じています。この経緯については、いずれ、この欄か、もうちょっと内部的なことでは、「愛読者通信」でお伝えしたいと思っています。
 にぎやかな所に集まってくる人がいて、それはそれで大切な登場人物ですが、にぎやかにすることを企てた人の労力は大変で、でも、かといって、その人はいちばん楽しんでもいるのです。その意味では、私も同じです。仕事は戦争状態ながら、一方で嬉しい気持ちがストレスを吹き飛ばしています。
 今回の展開は、書店の展示注文ですので、実際に売れている部数以上に、これから売れるだろうという見込みの注文も多いのです。こういうケースに不安と期待をもって、しばらく楽しんでまいります。(お)

●2007年9月12日(水)
 先週の台風、みなさまは大丈夫でしたでしょうか。今日も雨で、最近雨が続きます。
 9月7日(金)朝、通勤途中、二子玉川駅に停車した田園都市線の窓から多摩川を見たら、すごい増水で、思わず途中下車し、ホームから写真を撮りました(他にも同じ行動していた人あり)。『ホントに歩く大山街道』で中平さんが書かれていますが、江戸時代、増水期は仮橋がしばしば流され、渡しが必要だったということがよくわかりました。
 


金曜夜、会社近くのポストまで郵便を出しに行ったら、すごい風で傘が壊れました。風圧を感じさせる壊れぶりです。また、雨も激しく、30秒程の距離でずぶ濡れになりました。台風はすごいです。

 

 『ホントに歩く大山街道』編集日誌を更新しました。(こ) 上が金曜日(9/7)の朝、兵庫島へ渡る橋がすっかり隠れてしまっています。
下は翌土曜日の朝、水が引いて橋も見えています。

 台風の影響が凄かった記録を、私も、一つ。
 日曜日、丹沢ヤビツ峠から青山荘に至る登山道(ここは今まで何回も通ってもいるのに、未だに人と出会ったことがない)を行きましたら、台風で登山道が至るところで崩壊していました。倒木で道が塞がれ、障害物競走のようにこの木々の上を越えました。所要25分とされているところを1時間もかかり、ぬかるみに足を30センチも入れてしまいました。涸れ沢のような沢が立派な水量になっていて驚き。さらに、藤熊川がBOSCOキャンプ場で全ての橋と標識やベンチなどを流し、幾筋もの新しい川をつくっていて、徒渉を諦めました。

ヤビツ峠から青山荘に至る登山道。倒木がすごい
 この日は、単独でs−okさんの『大山北尾根』(仮題)の現地調査で、結局、金比羅尾根を登り、屏風尾根を下りました。

 11日は、長野・飯田市の平安堂飯田店の画廊で「和田静子・いとしき草花原画展」が開催され、その初日でした。サイン会もあり、日帰りで行ってきました。16日にもサイン会がありますので、お近くの方はぜひお越しください。16〜17日、会場受付のお手伝いに再び参ります。(お)


●2007年9月4日(火)
 『ホントに歩く大山街道』の発売から約1か月、お知らせしてきましたとおり、今回は(未知の道シリーズ第1巻の時よりも)さらにローカルに徹した宣伝・営業を試みてきました。いろいろ、細かな成果も記録したいところです。
 ローカルな意味でも、特に期待していた「神奈川新聞」(2007.9.2・朝刊)の読書欄の「かながわの本」コーナーに書評が掲載されました。感謝感激です。とても励みになります。
 日曜日、携帯で連絡を受けて、その日の私的な予定をすべてキャンセルして出社し、「大山の見える地域の書店」さまに緊急FAXを送信しました。
 「ショッパー」「タウンニュース」「神奈川新聞」の書評ページをアップしましたので、ご覧下さい→こちら。(お)