●2007年5月30日(水)
 5月25日、藤田先生の科学ジャーナリスト賞受賞記念の祝宴を、身近な編集者の賛同を得て持つことができました。編集者5人、それに何と飯田から和田静子さんもご参加してくださいました。ミクロスコピア編集部の方と合わせて8人でした。こんなお祝いは何回でもしたいものですね。楽しかった。
 日曜日は、忙しいのにめげず、しかも図々しくも、白毛門(しらがもん)という山に行ってきました。谷川岳がデンと見える絶景なのですが、残念ながら、谷川の双耳峰だけはずっと雲に覆われていました。そのほかの素晴らしい山の景色は、十分満喫して参りました。登りも下りも、ちょっときついのが、いい運動になりました。
 この週初めからは、そのつけが回って、てんてこの仕事追われで、それにもめげず(めげそう)、昨日、幻冬舎の『たけしの本当は怖い家庭の医学』(第2集)のお手伝い仕事、ひとまずの納品が終わりました。長かったねえ。更新記録をさかのぼると、昨年8月に着手の記録があります。
 7月初めの発売で、7月3日のテレビ番組でアナウンスがあります。たぶんプレゼントの応募があると思いますので、応募してみてください。第1集は、100冊のプレゼントだったと記憶しています。ストーリーは漫画なので、すーっと読めます。解説は、けっこうまじめです。
 『知られざる科学者 ペッテンコーフェル』の短評紹介が、岩波書店の「科学」誌に掲載されましたが、その誌面をHPに記録のため アップしました。
 また、先日、本書巻頭部に「発刊に寄せて」をご寄稿くださった、鹿児島大学名誉教授の松下敏夫先生から、「鹿児島県医師会報」が送られてきました。立派な会報です。その書評に本書を取り上げていただきました。松下先生のお力添えの賜です。このページも資料としてアップしました。ご覧ください。→こちら
 いよいよ『ホントに歩く大山街道』の最終著者校が終わって、6月1日に最終編集会議です。その後、入稿本データを作成して、印刷所に入稿になります。国土地理院などへの許諾願いが一部残っています。
 本書のチラシの第1バージョン(途中)をアップします(→こちら)。同時に、メールでの「愛読者通信」で、予約ご案内をいたします。割引がありますので、興味をお持ちのかたは、ぜひ「愛読者通信を希望」と、メールをください。
ohmori@fujinsha.co.jp
 s−okさんの第2弾(誰も知らない丹沢 2)の編集も、近々本格的にはじまります。s−okさん、よろしくお願いします。
 こちらの案内も「愛読者通信」でしていきますので、こちらに興味のある方も、通信の送信のお申し込みをしてください。(お)

 『ホントに歩く大街道山』をアップしました。(こ)


●2007年5月22日(火)
 
 5月20日、中央自動車道の高速バスの車窓から、右にも左にも美しい山並みに見とれました。南アルプスの稜線が冠雪していました。飯田市の美術博物館に行ってきました。
 和田静子さんの、弊社刊行本『いとしき草花』所収全画の原画展は、場所、季節、雰囲気、何もかも、予想以上に素晴らしいものでした。会場で感激している鑑賞者の姿を見たのも珍しい。
 原画はさすがに、鉛筆のかすれや、色調のあわい階調がよくわかって、味わい深いです。和田さんの神経がそこに滲んでいて感動しました。

飯田市美術博物館入口
 会場では、本と絵はがきを求めてくださる方が非常に多かったのですが、会場での販売も宣伝も原則禁止ですので、お受けしたメモによって、会社から発送することにしていました。
 その発送とお手紙を書くのに今朝から懸命に励んでいますが、1日では終わりません。感動のコメントも拝見しています。
 私もとても嬉しい気分です。(お)
展示の様子

●2007年5月16日(水)
 いいニュースが入りました。
 弊社発行の2冊の好評エッセイ集(『鍋のなかの解剖学』『続 鍋のなかの解剖学』)の著者、藤田恒夫さんが、第2回(2007年度)科学ジャーナリスト賞を受賞されました。凄い。
(記事は、毎日新聞 http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20070510k0000m040034000c.html で見られます)
ミクロスコピアのホームページは、
http://www6.ocn.ne.jp/~micros/
です。
 受賞理由は、もちろん「ミクロスコピア」の発行継続にたいしてで、考えてみれば、受賞はすごく当たり前のような気がします。「ミクロスコピア」の発行は、24年だそうです。賞という形で、素晴らしい業績が記されるのは、とても大事なことで、私もすごく嬉しく思います。良かったですね、藤田先生、おめとうございました。
 これを機に、さらに読者が増えることを祈っています。
 授賞式が昨日が行われ、その時の写真を送ってもらいました。(お)

 『ホントに歩く大街道山』をアップしました。現在、三校を出しています。(こ)


●2007年5月7日(月)
 連休、私は、雪の剣岳に行ってきました。登頂できたのは感激で、私には強烈な印象に残る山行となりました。
 皆様の連休は、いかがでしたか?

 岩波書店発行の月刊誌「科学」に、『知られざる科学者 ペッテンコーフェル』の短評紹介が掲載されました。科学系の伝統的雑誌に記録されたことがとてもありがたく思います。この雑誌の担当編集者は、ご丁寧に、お手紙と一緒に掲載紙を弊社に送ってくださいました。感謝。
 画文集『いとしき草花ー四季の人びと』の和田静子さんは、驚くべきおつき合いの広い方(その中には著名人もおられて)で、初刷りはその方々の応援購入もあって、あっという間に増刷になったのでした。それから「暮しの手帖」誌の紹介掲載もありましたが、このたびは、本書掲載の原画展を開かれることになりました。
  2007年5月15日〜20日(15日は13:00〜、20日は16:00まで)
  飯田市美術博物館 市民ギャラリー
  推薦者 熊谷元一・佐藤忠良・藤田恒夫 各氏
 もし機会がございましたら、ぜひお越しください。(私も、20日に行きます。)
 本書収載の画のうち、16枚の絵はがきをつくったことはすでにお知らせしました。ご利用頂いて好評なのが、ありがたいです。頒布しておりますので、お問い合わせ・ご注文ください(電話でもメールでも、FAXでも)。
 それから、本書にふれた随筆が掲載された新聞が送られてきました。飯田市地元の「南信州新聞」(4月19日)です。
 <中略▼そういえば、花を落とした安富桜はどうしただろう。この名桜には、季節に関係なく、昼も夜も生徒たちの学園生活を見守り続けた歴史があった。飯田長姫高校時代の安富桜について、和田静子さん(飯田市鼎下山)が、画文集『いとしき草花』(風人社)の中で証言している。「開け放したガラス窓の外の闇の中に、黒々とした葉桜が幾重にも重なって手をさしのべ、光の当たった処(ところ)だけが濃い緑を見せています」▼珍しくも、葉桜となった安富桜の描写である。昭和20年代の一時期、和田さんは編入で、同校定時制普通科に学んだ。美しい文章はさらに続く。「涼しい夜風がざわざわと枝を揺らし、私たちの頬(ほお)をなぜて通りますと、昼間の労働に疲れた仲間は、ついうとうとと、眠ってしまうのでした」(「青雲のさくら」)▼夜風にそよぐ、葉桜となった安富桜には、人知れぬ表情があるにちがいない。>(お)


●2007年4月25日(水)
 気温の変動が激しく、先週、風邪を引きましたが、おかげさまでたいしたことにならずに済みました(皆様もお気を付け下さい)。風人社ではまだガスストーブが大活躍です。

 『ホントに歩く大街道山』をアップしました。目次案ができました。(こ)


●2007年4月20日(金)
 
『ホントに歩く大街道山』をアップしました。(こ)
●2007年4月16日(月)
 
ちょっと不思議な趣のあるストーリーが紡がれています。
 昨日、西丹沢の地蔵平に、6人が集まりました。
 地蔵平は、「西丹沢の臍(へそ)」、と『誰も知らない丹沢』の著者s−okさんは、書いています。
 その臍(へそ)を舞台に展開してる「物語」は、『誰も知らない丹沢』収載のコラム「地蔵平の女の子」から始まっています。
s−okさんのHP「ようこそ!山へ!!」(http://homepage1.nifty.com/s-ok/index.htm)に、その続きの「匂い」がときどき、ちょっと記されています。
 また、HP「yamanoko」(http://www.geocities.jp/yamanokoyk/index.html)には、地蔵平のことが、詳しく書かれています。不思議な土地の歴史、人の生活の痕跡・・。この「場」が醸すものに、読む者がなぜかじわっと惹かれます。
 HP「俺の山紀行」(http://www.geocities.jp/mk20030130/index.html)では、なんと昨日の出来事のいきさつが、素早くホットなニュースになっています。
 弊社のこのページでも、ときどき、もしかしたら、物語の展開をお知らせできるかも知れません。
 そうしたらみなさまも、この物語のなかにちょっと入ってみてください。地蔵平の思い出など、情報がありましたら、お寄せ下さい。(お)
●2007年4月13日(金)
 
電話によるセールスが増え(新人研修?)、新年度に入ったことを感じております。また、3月末から今月にかけて、書店からの返品のファクスも増え、ちょっと憂鬱です。
 4月10日、3月末に校了になった「東京造形大学研究報」の別冊が納品になりました。造形大学さんの仕事はおかげさまで一段落いたしました。関係者のみなさま、どうもありがとうございました。

 『ホントに歩く大街道山』を久しぶりにアップしました。(こ)


●2007年4月4日(水)
 
今日は、弊社の創立記念日です。平成元年の創立なので、19年目に入ることになりました。
 創立記念日を思い出すのは、いつのころからだったでしょうか、創立創刊の書『耳は何のためにあるか』の読者ですから、たぶん創立2、3年後からだったでしょうか、弊社の一人の愛読者が、毎年、この日にお祝いの葉書をくださるのです。いちどもお目にかかったこともありませんのに。今年も、桜の花びらが描かれた葉書をいただきました。
 以前、100号まで発行した、弊社通信誌「KAZESAYAGE」の読者には、この方同様に、新刊案内を出すと、どのジャンルの本でも買ってくださるという読者が多くいらっしゃいましたが、その方々も電話のお声さえ聞いたこともない方々ばかりでした。
 そんな方々のご支援なくしては、弊社の存続は無理だったと、心底から思います。ここに、厚く御礼申し上げます。
 もちろん、そんな方ばかりでなく、今、このページを読んでくださったいる全ての方とのご縁に、弊社は支えられております。どうか今後とも、よろしくご指導、おつきあいいただけますように、切にお願い申し上げます。

 1989年創立創刊の書『耳は何のためにあるか』は、初刷は5000部も無謀に作ってしまったのに、当時、取次口座が取得できず、「いきなり倒産か」と、飯田橋の外堀を見ながら脱力したことがありました。しかし、お陰様で、2003年11月に4刷を出して、昨日も書店注文がありましたように、まだお求めくださる方がいらっしゃるのには、感激です。今年度、ある大学の教科書に採用されたことも、嬉しい驚きです。採用してくださった方も存じ上げません。深謝。

 今年度の前半は、弊社刊行本では、「未知の道シリーズ」の第2巻・第3巻に取り組んで参ります。
 第2巻『ホントに歩く大街道山』は、2005年初夏くらいから著者との会議や取材に取りかかっており、おそらく今まででいちばん制作期間の長い本になりました。なんども書いていますが、そうとうマニアックな本です。この著者だからできたことです。まもなく発行のご案内ができると思います。値段がつけられませんね。
 第3巻は、同じ大山でも、玄人好みの「未知の道」。s−okさんの記録を、今、地図に書き入れながら、興奮しております。
元気はつらつの新年度スタートをしたいと思います。
 みなさまも、きっと、新年度のいいスタートを切られたであろうことを祈っております。(お)