●2003年12月27日(土)
 暦としては、今日から会社がお休みになる人が多いと思います。私たちも昨夜、ささやかな忘年会をしました。しかし、年末はいつもぎりぎりまで“残業”が出ます。通 信誌発行・年賀状・大掃除です。それで30日まで出社、31日〜正月4日まで休業。5日が仕事始めの予定になりました。

 取次最終日の昨日(26日)、最後の別冊「課外授業ようこそ先輩」シリーズの『鷲田清一 着飾る自分、質素な自分』の見本本が出来上がりました。とても感慨深く眺めております。

 弊社新刊の『起業学──事業はシンプルに考えよう』(福島正伸著)は、1月5日の初荷で取次納品となります。少部数の配本ですが、7日ごろから店頭でご覧頂けます。あとで配本書店の一覧表を作成します。(お)


●2003年12月13日(土)
『起業学──事業はシンプルに考えよう』の見本本が昨日できました。とってもきれいに仕上がっていると思います。やはり自社発行物は嬉しいです。
 
 『鷲田清一 着飾る自分、質素な自分』は、何とか12月10日に入稿することができました。ふーっ。青焼が12月15日(月)に出て、その翌16日に校了になります。今のところきちんとスケジュールどおりに進んでいます。(こ)
●2003年12月9日(火)
 今日はとても天気が良くて、朝、出勤のとき、真っ白な富士山が美しく見えました。
『起業学──事業はシンプルに考えよう』は、メルマガで紹介していただているそうで、メールを通 してご注文が続々と届いております。ありがとうございます。
 予定通り順調にスケジュールが運びまして、12日に先行見本、15日に納品の予定です。ご予約いただいた方には、20日までには発送を終了する予定ですので、25日になっても万が一届きませんでしたら、メールでも電話でもご一報ください。

 弊社を取り巻く環境が急変しています。この欄でご報告してきませんでしたが、「別 冊課外授業ようこそ先輩 」シリーズが、突如、次巻で終了することになりました。それも年内納品のため、印刷所入稿のデッドラインが明日です。とてつもないプレッシャーのもとで作業しています。
 『鷲田清一 着飾る自分、質素な自分』 (仮題)で、鷲田さんには急な日程で大変ご迷惑をおかけしています。日程のどの時点もはずすことができません。無事、終了できますように、祈る思いです。(お)


●2003年11月22日(土)
 風人社の発行(正確には今回は発売元)で新刊を出すのは実に久しぶりです。
 弊社の企画・編集本でないために、請負仕事の延長の気分になってしまいがちですが、作業過程のいろんな局面 で版元が弊社であることの緊張感を味わっています。
 企画は、ご紹介の持ち込みでしたが、とても刺激的で冒険的な出会いでした。これからどこへ進んでいくか、自分自身にも未知の世界へ不安とときめきがあります。
 本のタイトルは『起業学──事業はシンプルに考えよう』で、著者は福島正伸さんです。福島さんは、すでに数冊の単行本をダイヤモンド社ほかで出版されています。
 本書のチラシの内容を別記しますので、もしご関心のある方がおられましたら、ぜひご予約ください。メールでもかまいませんし(直送)、書店経由でも結構です。よろしくお願いします。→こちら
 装幀は、弊社の本をたくさん手がけてもらった高麗隆彦さんで、やはりお久しぶりです。(お)
●2003年11月15日(土)
 前回の更新から1か月以上も開いてしまいました。なんとなく気が進まなかったのです。

 『92歳、現役サラリーマン』(KTC中央出版発行)は、10月31日に入稿、11月6日に青焼・色校が出校、今週の月曜日11月17日に校了となりました。関係者のみなさま、どうもありがとうございました。『歩みの箱−芸能人のボランティア』と並ぶ取りかかりからの最長記録で、終わってとてもホッとしています。これから2年近く多くの引き出しを占領し続けた校正紙や資料の整理をしようと思います。見本本は20日ごろの予定です。

 今日の午前中は、江戸川区にある製本機メーカーのショールームへ行きました。卓上用のコンパクトなものからプロ用の大型のものまで扱っているメーカーです。自分たちでもやってみたい(やれる)もので、とても勉強になり、また、希望がわきました。
 この会社の最寄り駅を駅探で行き方を調べていたときに、フッと弊社の最寄り駅である世田谷代田の「周辺地図」というのをクリックしたら、地図に「風人社」が載っていました! うちはマンションの3階だし、看板もないので、何の目印にもならないと思うのですが、なぜ載っているのか疑問です。が、なんだか世間から認知していただいているような気がして、ちょっと嬉しく思いました。うちに初めて来られるかたは、見てみて下さい。(こ)


●2003年10月11日(土)
 昨日、別冊課外授業『柄本明 「絶望」の授業』の見本本ができました。「はあっ〜」という感じです。前回の『川崎和男 ドリームデザイナー』から約一年ぶりということを考えるととても感慨深いです。ホームページも作りました(仮)。→こちら

 『90歳、現役サラリーマン』(仮)がいよいよ佳境?(追い込み時期)に入ってまいりました。来週に再校を出すのをめざし、本文の修正とモーターの仕組みやグラフなどの図を作成しています。

 10/4(土)大島清著『モノ忘れに負けない本!』(日本実業出版社)の見本本が届きました。初めて外回り(表紙)を見たのですが、なかなか目立っていい感じです。本書によれば、モノ忘れにならないためには、規則正しく健康的な生活を送るのが望ましいようで、自分の日常を顧みると、将来が心配になりました。

 秋になり、やっと自宅がダンゴムシの襲来から解放されたと思っていたら、なんと今度はナメクジが這っていました。ダンゴムシもそうですが、一体どこから部屋へ侵入してくるのか不思議です。ナメクジは初めてだったので処分に時間がかかりました。塩をかけてみようかと思いましたが、溶けても困るのでティッシュに包んで捨てました。そういえば昨年はコオロギやスズムシもいました。こちらは跳んだりはねたりするので、掃除機で吸い取り、吸引口にガムテープを貼ったまま1週間ほど置いておくとそのガムテープにゴキブリホイホイにかかったようにへばりついているので、ガムテープごと捨てます。しかし、掃除機の中のゴミ袋の中で繁殖しているかもしれないので、惜しかったけど袋も捨てました。何か虫のことばかりですみません。(こ)


●2003年10月1日(水)
 一昨日(9/29)、別冊課外授業『柄本明 「絶望」の授業』が校了をしました。見本本は10月10日に出る予定です。

 昨日(9/30)、弊社請負の自費出版5000冊(A5判上製本396頁、うちカラー40頁)の弊社への納品と、先方への受け渡しが、埼玉 の製本所で無事終了しました。受取はトラック3台でした。前回は、合計1万9千冊の引き渡しを雨の中の繁忙期の製本所で行ったことと比すと、今回は手際よくあっという間にトラックに積み込まれて出て行きました。

 トーハンの返品担当者から、「棚卸しなので注文品の返品を取りに来て下さい。某書店からのもので『日本書紀史注巻第三』1冊、弊社○様、了解品です」と電話があったので、本日、納品がてら返品を取りに行きました。この返品は、神田の某書店から今年の6月に補充注文を受けたものですが、「二重発注のため返品したい」と書店から連絡があり、返品となったものです。(ちなみにその前後、かなり前まで遡ってもその書店からは注文自体がなく、どういうこと?と思ってしまいましたが)
  トーハンの担当者によると、少しでも倉庫に抱えている返品本を版元に返品して減らすようにと、ノルマが設定されていて、しかもそのノルマは、「この業界の状況だから」かなり高い設定なのだそうです。ノルマは金額と冊数の合計の両方で計算すると言ったので、「じゃあ、今日うちが受けた返品はかなり貢献しますね。6000円ですから」と私が言うと、「えっ!」としげしげと帯に印刷されている値段を見て、「この本を買う人がいるんですねえ」と言いました。その人が6000円という値段に驚いたのか、弊社の日本書紀史注を買うことにびっくりしているのかはわかりませんが、他にも高価な本を出している会社はたくさんあるし、実際その担当者も扱っているはずです。いくら風人社だからって、失礼なのでは思いました。実際には風人社は新刊を出していないため、返品自体もほとんどないのです。弊社の返品などいくら受け取ったって焼け石に水にしかならないほど、倉庫にはたくさんの返品が保管されています。それならもっと大手の出版社にせっついたほうが効果 はあると思います。
 その返品担当者は悪い方ではなく、むしろ今までの担当者の中ではまじめなほうです。が、何か感覚が他人事というか普通 の人と同じになっているような気がしてなりません。「いくら返品を扱っている係だからといって、これが本の流通 で金儲けをしている会社の人間が言うことか。だからこんな状況になるんだよっ」と言えばよかったと、返品倉庫を出てからしばらく悔やみました。(こ)


●2003年9月24日(水)
 急に寒くなって参りました。私は、唇が乾燥したのと、水分の多い鼻水が、屋外から電車や部屋に入ったときに出るので、ああ、秋になるのかと感じました。

 9月19日(金)別冊「課外授業ようこそ先輩」『柄本明 「絶望」の授業』の入稿をしました。課外授業の入稿は実に昨年の11月から9か月ぶり!です。何をやっていたのでしょう。明日25日に青焼と色校が出ます。書店には10月中旬までには並ぶと思います。

 9月22日(月)本文組版を請け負っていた、大島清著『モノ忘れに負けない本!』(日本実業出版社)を無事入稿しました。
 この入稿の前に、急に主力モノクロプリンタが機嫌を損ね、印刷した紙の2箇所ほどにトナーが定着せず、手などでこすると文字が消えてしまうというトラブルを起こしました。トナーを取り換えたりしたのですが変わらず、困ってしまいました。課外授業のほうの入稿にちょっと影響が出てしまい印刷所の方には申し訳なかったです。
 これまではこれといったトラブルは起こらず、1日ほっておいたら直ったり、電源を1回切ったら直ったりした程度で、原始的な方法で対処してきました。 今回は定着ユニット(熱したローラーでトナーを紙に固定させる部分)のローラーが傷ついているのを目視確認したので、物理的に修理しないとダメだと思い、初めて修理会社にお願いしました。見積を出してもらったら交換部品代と基本人件費、技術料で78000円もしたので、これは新しいものを買ったほうがいいのかとも思いましたが、現在使用しているPower Macに接続できる新品のプリンタはなく、修理してだましだまし使うようアドバイスを受けました。
 本日、修理に来ていただき、30分ほどで交換が終わりました。他の部分も特に問題はないようです。1995年に購入したので、約8年、ほとんど毎日稼働しています。高い出費でしたが、これからもまだまだ頑張ってもらえそうなので、 まあよかったなと思っております。

 トナーのことでちょっと愚痴をこぼします。上記のトラブルのため、ストックの新品のトナーに替えたところガリガリガリガリとすごい音がしました。驚いて入れたばかりのトナーを見るとなんとローラーを固定するための一方のビスがなく、ドラム部分のローラーが落ちそうになっていました。これの前に購入したトナーも刷りムラが出たので交換したのですが、何か恨みでもあるのかと思ってしまいました。某通 信販売会社から購入しているのですが、いつも対応する人が変わるため、こちらの怒り度合いを理解してくれないのが歯がゆいです。安いので仕方がないのかもしれませんが。 (こ)


●2003年9月10日(金)
残暑が厳しい日が続きます。みなさまいかがおすごしでしょうか。
かなり前回の更新からかなり間があいてしまったので、業務記録を記したいと思います。

 昨日9月9日は、自費出版の入稿をしました。先月初めに原稿をいただき、あれよあれよという間に入稿となりました。ページ数が396頁と少し多目で昨日、一昨日ははりつめていました。印刷所にも先週お願いしたので、ちょっとご苦労をかけてしまったかもしれません。今月末に納品予定です。

 別冊「課外授業ようこそ先輩」の次のシリーズは俳優の柄本明さんです(以前にも書いたかもしれません)。二度目の著者校を先週9月3日に出し、出演者の柄本さん以外は戻ってきました。

 「にんげんドキュメント」の『90歳のサラリーマン』(仮題)は著者の方が書き直したものを組版し直し出力しました。昨年の5月からかかっていて、校正は・・・何度目なのかわからなくなってしまいましたが、新たな気持ちで取り組みます。15日に著者の方がいらっしゃり図版の相談をする予定です。

 化石研究会会誌の36巻1号の印刷・納品を8月21日にしました。

 と、このような具合です。

 先週の水曜日の「わたしはあきらめない」に課外授業にも出演された編集者の見城徹さんが出ておられました。そのせいかどうかわかりませんが、日曜日に銀座コアの中にある書店Book1stに行ったら、『見城徹 編集者 魂の戦士』が6冊も平積みで置いてありました。それにしてもNHK番組「わたしはあきらめない」には川崎さんも出演されましたし、 綾戸智絵さんも出ましたし、本になってない方もまだまだいますけど、けっこう出演者が重なっているなあという印象です。 (こ)