●2002年9月28日(土)
 仕事での劇的な進捗のない曇天模様ながら、傘を持って銀ブラに行きました。SONYビルで、DVカムデッキ類の資料と現物を見せてもらったりしましたが、お目当てのものは、来週ソニーから送ってもらうカタログを待たねばなりません。ようやくだんだんと次に挑戦すべきシステムが分かってきたようにも思います。
  そのあと、東京電力のTEPCOで開催されている 「ヒューマン・センター・デザインの 視展」に川崎さんのデザイン作品を見に行きました。車椅子にも試乗してきました。他にも、ちょっとの間の銀ブラをしました。
 やっぱり書店に入ると、とても落ち着きます。銀座のくまざわ書店では時間を忘れてしまいました。『奥の細道をゆく』『玄侑宗久 ちょっとイイ人生の作り方』 『重松清 見よう。聞こう。書こう。』 『見城徹 編集者 魂の戦士』 『あゆみの箱』がありました。『あゆみの箱』は、新刊で平積み展示でした。購入は、ビデオ編集のマニュアル本(2800円)1冊でしたが、店内での時間はとても楽しくすごせました。たまには、銀座にも行かねば、と感じ入りました。(お)


●2002年9月21日(土)
 2週連続での連休ですが、仕掛かりの仕事が気になって落ち着きがあまりないのはよくありませんね。新しい企画のシリーズの準備を始めていますが、これにパソコンの新システムを使いたいと苦闘しています。まず、アナログビデオからのデジタル画像をいかに高画質でとるか、ですが、現在のところ従来やってきたシステムよりも画質が向上しません。テレビキャプチャーからの取得では、取り込む前にMPEGに圧縮がかけられた時点で、思うような画質になりません。ビデオ編集ならこれでいいのでしょうが、紙媒体への高画質出力については解説書もなく、従来課外授業の本でやってきた方法を進化させることが出来ないもどかしさの2週間でした。プロ用ビデオチューナーやカードをさらにためしに購入することもずっと検討を重ねていますが、効果 のない新機器購入ばかりで気が滅入ります。それからInDesignは、今のところ絶対必要ではありませんが、将来に向けてやってみる価値は感じています。フォーマットは、クオークとインデザインの両方つくってみます。
 新しいことをやるには、状況が困難なほど集中力と背水の陣のバカ力で、とんでもないところまで行けることは、すでに何回も経験済みです。霧が晴れるまでの不安と苛立ちに勝る楽しさを今回も得られるように、健闘を期します。
 別冊課外の川崎さん(インダストリアル・デザイナー)は、予定から随分遅れていますが、だんだんと形が出来上がってきました。川崎さんは凄い人ですが、その凄さをきちんと伝えられるようにする、ここ数日が一つの山場です。この峠を過ぎれば、走れると信じています。(お)

 濱井千恵さんと久条めぐさんが所属するTAPSで原画展を開催し、弊社が編集・制作した『ピーコ光の地図』の原画も見られるそうです。詳しくはこちらをご覧ください。(こ)
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●2002年9月12日(木)
 本日、別冊課外授業『矢口高雄 ふるさとって何ですか』『あゆみの箱 芸能人が始めたボランティア』の見本本が無事出来上がりました。両方とも、特にあゆみの箱のほうは2年がかりだったため感慨もひとしおです。皆様ありがとうございました。あとは売れることを願っています。(こ)
●2002年9月9日(月)
 次の別冊課外授業は、デザイナーの川崎和男さんですこの欄には初登場ですが、1か月以上前から、かなりの作業時間をつぎ込んでいて、今の段階がいちばん苦しく不安な状態です。川崎さんには3冊のとても立派な著書があって、とても勉強になりました。講演会にも折良くチャンスがあってお話が伺えましたし、展示会も編集部は見てきました。力を込めて、いい本にしたいと気力はみなぎっています。
 企画は決まっていて、著者の執筆待ちの 単行本は3冊が進行中です。あと1冊は目次案の段階です。メールで原稿が逐次送られてきて、その日のうちに仮組版にページアップして、それの第1次原稿整理を終えていまします。全部まとまった原稿の整理を一挙にするのとは違う楽しみやスリルがあります。
 それから、シリーズの大きな企画がいよいよスタートできそうです。
 G4用にテレビキャプチャーを購入しました。次は、ビデオから、iMovie をつかった画像編集をやってみます。従来のシステムとしばらく併行して2台のデッキで作業します。新シリーズでは、新しい技術に挑戦したいと緊張しています。 (お)
●2002年9月6日(金)
 ここ3週間ぐらい、弊社刊行物の出荷がなく、逆に書店や取次からかなり昔に納品した本の返品願いが続けてあり、納品もしていないのにどういうことになってるんだろうと落ち込んでいました。昨日久しぶりに地方小出版流通 センター(口座を持っていない取次に対して納品をしてくれる取次)から注文があり、嬉々として出荷作業をしました。トーハンは電車及び徒歩での納品・返品受取を行っていますが、地方小は宅配便で送ります。 新刊を出さないと本が動かないのは承知なのですが、もっと注文こないかなと無理な望みを持っています。(こ)
●2002年9月2日(月)
 昨日、おかげさまで別冊課外授業『矢口高雄 ふるさとって何ですか』の本文及びつきものの校了をすることができました。今回は以前とは編集方式を変え、試行錯誤しながらつくったため時間もかなりかかってしまいましたが、校了してみると充実感があります。紹介ページをつくりましたのでよろしければご覧ください。また、遅くなりましたが『あゆみの箱 芸能人が始めたボランティア』のページもつくりました。(こ)
●2002年8月27日(火)
 最初のころはどうだったか忘れてしまいましたが、「たくさんの仕事が重なっていて、大変でしょう」と、最近は、仕事をくださる版元の責任者から言われることはありません。これがどんなにうれしいことか。この信頼にこたえたいという欲望とエネルギーがわきます。「大変でしょう」と言われることは、内心とても無理だろうと思われていることでもありますが、平気で仕事を依頼されると、逆に、どうしてもそれ以上の信頼にこたえたくなるのが普通 でしょう。複雑でしかも短期間という条件であれば、それ以上に過酷な条件を自分に課したくなります。それでいて涼しい顔ができればベストですが、もちろんそこまでには達していません。

 今日は、『あゆみの箱』の本文・カバーとも責了と、別冊課外『矢口高雄 ふるさとって何ですか』の本文・カバーの入稿が無事終わりました。関係者の皆様、ありがとうございました。(お)


●2002年8月23日(金)
 本日、『あゆみの箱−芸能人が始めたボランティア』の本文青焼が届きました。青焼は60cm×40cmぐらいの紙の裏表に8頁ずつ焼かれており、それを折っていき三方を断裁し、1折16頁となります。弊社でヒラ(折っていないもの)から読めるようにするために、見開きで2頁ずつ切って折るという作業をすると4時間近くかかるのですが、今回はそれを折ったものをいただき、とても助かりました。
 著者にも1部お届けしました。弊社でも校正を始めました。あまり直しがないといいなあと願っています。

 課外『矢口高雄 ふるさとって何ですか』も入稿に向けて作業中です。登場する7人の子どもの個性的なことが本書を面 白くしていると思われます。

 弊社のあるマンションは建物の外壁に茶色と黄土色みたいなタイルが貼ってあるのですが、1階だけそれを剥がし新しいものを貼り付けていました。手作業で1枚1枚貼っていてなかなか大変そうでした。管理人のおじさんに「入口だけしかやらないんですか」と聞いたら「管理組合的にこれの問題だろう」と言って右手の親指と人差し指で丸を作りました。たいしたリニューアルにはなりそうもありません。 (こ)


●2002年8月21日(水)
 秋風を感じます。とても爽やかな一日でした。世間のお盆休みの明けを、弊社でも穏やかに始められたようです。段取りの躓きで、先週は日曜出勤となりましたが。
 課外授業の『矢口高雄 ふるさとって何ですか』 は、矢口さんの著者校だけが残っていましたが、19日、矢口さんのご自宅までお伺いでき、無事責了してくださいました。お目にかかれて、とても楽しい時間でした。入稿は、余裕のスケジュールで来週にする予定です。子どもたちの作ったカルタは、8頁カラーで入ります。表紙は、矢口さんのふるさと狙半内(さるはんない)の雪景色が、矢口さんの原画で入ります。その風景に矢口さんの写 真も入っています。ぜひ、店頭でご覧下さい。といっても、発売は9月中旬以降です。
 野田洋典著『あゆみの箱−芸能人が始めたボランティア』が、ようやく20日夕方、入稿でき、少し肩の荷が降ろせそうです。しかし、テープで吹き込まれた数多い人名の表記の校正では、気がかりなことも多くあります。著者や関係者や読者に喜んでもらえたら、苦労も次の元気に変えられるのですが。祈る思いです。(お)
●2002年8月15日(木)
 お盆休みで、街はとても長閑です。 通勤の電車も会社の前の環七道路もとてもすいています。休業していない飲み屋さんも満席ということはありません。会社に出ていても、電話もほとんどないので、落ち着いた雰囲気です。休み明けにいっきょに動く進行のために準備をしています。盆休暇をやめたので、秋に少し無理があっても休暇を取れるようにします。
 新企画のシリーズにInDesinを導入して使うかどうか検討中です。たぶんどこでも、私たちと同じ仕事をしているところでは、あえて InDesinを導入するメリットを感じていないと思います。でも、なぜあえてやってみたいかについては理由があるのですが 、これでなくてはダメという背水の陣ではないので、決定できないかもしれません。(お)
●2002年8月8日(木)
 試みに会社でパソコンの音声入力を使い始めて、思っていたよりも認識・変換が非常に優れているのには驚きました。この入力も音声入力で試みています。これほど変換が正確ならば、お遊びではなく、まったく実用に耐えるようです。ただ、この作業は他の人が働いている場面 では、入力の声がうるさくて、はた迷惑です。だから、人がいなくなってからでないと、この作業はできません。しかし、驚きました。
 文字の読み取りソフトよりも、その場で校正できるので、後で誤字に困ることが断然少なくて済みそうです。 そのうち、ATOK15(これも音声一発で正確に変換されました)の手書き文字入力も試みてみたいです(今のところ実際的な必要はなさそうですが)。

  Kazesayage(弊社の年10回発行定期通信紙)の73号を発行しました。前に書いたことがあるかもしれませんが、以前、本紙の紙代をけたが違うほど多く振り込まれた方がいらっしゃいました。驚いて問い合わせると、なんと「ずっと読みたいので」とのことで、もう一度びっくりしました。ずっとと言ったって、いつまで続けられるかわかりません。もの凄く嬉しかったことは事実ですが、残りの10年分!はお返しすることにしました。それでも、内心忸怩たるものがあります。いろんなことを反省させられてしまいます。 (お)

 音声入力の機能がパソコンについていることを発見したのは、実は私です。昨年買ったWindowsのノートパソコンが埃をかぶっていたので、何か使えるものはないかと考えた結果 です。自分の声をパソコンに登録するのですが、10分程度の文章を読み、音声入力ソフトに自分の声を解析してもらいます。私は「てぶくろを買いに」を読みました。物語を熱心に朗読している私に社長は「あとどのくらいかかるのかなあ、お遊びでやっても仕方ないんだよなあ」といらいらしていました。そしたら、自分も「てぶくろを買いに」を嬉々として読んでいました。でも、新しい機能を使い便利になることができ、とてもいいと思います。まだまだWindowsは奥が深そうなのでほかにも便利な物があるのだと期待しています。(こ)


●2002年8月3日(土)
 課外別冊「矢口高雄 ふるさとって何ですか」は、NHKハイビジョン拡大版もあって、お借りした取材ビデオが110本もありました。全部見るのに何日かかったか忘れてしましました。ようやく形になりましたが、画像の質が悪く、やり直そうと思っていますし、これから準備することもまだまだあります。ひとまず、いただきは見えているので気を引き締めてがんばります。
 あゆみの箱も、2年を要した準備からなし崩しで最終締め切りが目前となり、まだまだ校正紙が赤いっぱいです。今日で、やっとまとめの段階ですが、これから目に見えて完成度が高まることを期待しています。(お)
●2002年8月1日(木)
 いつの間にか8月になっていました。なんだか慌ただしく過ぎていく日々が信じられません。
 一昨日課外別冊「矢口高雄 ふるさとって何ですか」の著者校を出すことが出来ました。
  昨日「化石研究会会誌35巻1号」の印刷製本が上がり、無事弊社に届きました。どうもありがとうございました。

 「あゆみの箱」の何校目だろう?……にかかっています。なかなか手強い相手で気合いを入れて頑張らなくてはと思っています。(こ)