●2002年6月29日(土)
 6月27日、課外別冊『片岡鶴太郎「好き」に一所懸命』 の青焼が出校しました。課外の本については、最初はどうやったら208ページにまとまるのか、文字通 りの闇雲なのに、青焼が出ると、もちろん力不足のところがいっぱいながら、なんとか合格点にはまとまっていることにほっとします。最近の課外の本では、入稿時の戦争状態もあまりなく、青焼きにいたっては余裕の状態で素読みができます。気持ちよく、責了出来そうです。表紙関係は、鶴太郎さんの題字もオリジナルで上がり、来週火曜日の入稿予定となりました。
 今日、『ピーコ 光の地図』(濱井千恵・文/久条めぐ・絵)の本文色校が出校しました。メグさんの絵のカラーバランスは、合格点の色校です。細部にミスと要修正がありますが、明日日曜日、メグさんに来社いただいて、ページごとの色校をやる予定です。こちらも、気持ちよい責了になりそうです。

 その合間を縫って、6月30日までのキャンペーンに滑り込みで、Power MacG4をやっとこさ、購入するために新宿へ行きました。リリース当時から欲しかったので、もう何年も待っていたような気がします。メモリーは、上限の1.5ギガフル装備です。それでも、これで仕事ができるかどうかは未詳です。環境整備に数ヶ月必要です。それは、もちろんお金のせいです。待ち望んだと言えば、あのカッコいいシネマディスプレーもついに買っちゃいました。モニターだけに30万円なんて、とても想像できないことでした。もちろん22インチですよ。23インチは、40万円を超えるそうです。(詳しくは知りません)
 一つの言い訳は、絵本の文字周り加工に100MBの画像との合成をやっていたら、かんしゃくがおこりますよね。 Photoshopの繰り返し作業に加え、見本出力に30分なんて。それで、26日〜27日は、深夜作業で久々の会社泊まり込みになりました。本来、その種の作業は専門家にお願いするのですが、ときには自前でやらなければならないことも多いのです。このG4が稼いでくれる日が早くきてほしいと願っています。(お)


●2002年6月25日(火)
 去る6月21日、課外別冊『片岡鶴太郎「好き」に一所懸命』 の本文を無事入稿しました。表紙関係は、題字を鶴太郎さん自身が書いてくださるため、遅れています。 本文と表紙の分離入稿になったのは、課外では初めてです。でも、きっといい表紙になるでしょう。
 続いて、 6月24日、絵本『ピーコ 光の地図』 も本文だけ、入稿しました。こちらも、表紙関係で、集中作業に入っていますが、やっていれば終わるという力仕事でない部分が多く、不安がいっぱいです。でも、もう数日ですべて決着をつけねばなりません。
 印刷所請負の大判雑誌本文全頁のレイアウト組版、初校の終わり近くになりました。こういう力仕事の多い仕事もなるべく増やして、スッタフを補充することが当面 の希望です。
 マッキントッシュの新システム移行にかかる見積は、160万円です。これを、当面最低に絞っても、120万が必要です。G4は、6月30日までに購入すると、キャンペーンサービスが受けられるので、これだけは買っておきたいと思います。(お)

 明大前(京王線・井の頭線の駅。弊社から井の頭線で2駅目)の伊東書店さんから、電話で「人体、唯臓論、鍋をお願いします。インターネットでうちに売っていると書いてあったとお客さんがみえました」という注文をいただきました。弊社の情報が役立っているのを(弊社の力不足で全国の書店に本が置いてない状態にも問題があると思いますが)実感して、なにかすごく嬉しくなりました。伊東書店さんは同じ世田谷区のよしみか、いつも売れるとすぐ補充して下さいます。自転車や電車を使って納品しています。

 課外授業ほかもろもろの担当で、弊社がものすごくお世話になっている中央出版の古川さんが、すごく力を入れた本がもうすぐ出ます。お料理研究家のカーリー西條さんの本です。とてもかわいいイラストに手軽にできそうなレシピが写 真入りで紹介され、また楽しいストーリーで(内容は読んでないのでわかりません。すみません)英語の勉強もできちゃうお得な本です。その本の色校をちらっと見せていただいたときに写 真を撮らせていただいたので、古川さんが作られたチラシを参考にして紹介ページを作ってみました。表紙写 真がフラッシュで光ってしまい少々見苦しいです。すみません。

  『ピーコ 光の地図』の表紙の絵を画家の久条めぐさんに先ほどいただきました。不眠不休で描かれた絵は素晴らしい力作です。いい絵本ができあがるといいなあと祈っています。(こ)


●2002年6月19日(水)
 今日は、はるばる伊勢から濱井千恵先生に来社いただきました。絵本『ピーコ 光の地図』 の第4コーナー打ち合わせのためです。画家のめぐさんも奮闘の寝不足ながら、原画を持って来社。まだ、今日の会議の整理がついていませんが、私にとってはずいぶん内容的に明確になってきたように思います。これからの余白地帯の詰め方でさらに手応え強いものにしていきたいと思いました。関係者のエネルギーがつまっている本であることは確かです。会社には、濱井先生のパワーが充満しております。

 一方で、印刷会社からの下請け組版の仕事も進んでいます。こちらは職人仕事で、一人がシャカリキに励んでいます。(お)


●2002年6月17日(月)
 課外別冊『片岡鶴太郎 「好き」に一所懸命』 (仮題)の最終段階で、鶴太郎さん自身が、表紙カバーの題字を書いてくださることになりました。とても有り難いことです。20日にはいただけそうで、本文の入稿準備も予定通 り、21日をめざします。
 鶴太郎さんの次は、漫画家の矢口高雄さんです。 テーマは、ふるさとです。番組が少し趣が違ったように、本のほうも今までとちょっと趣を変えるために、時間を要しそうです。秋田の矢口さんのふるさとに行きたいという予定がスケジュール過密で実現していません。

 昨日の新聞に美術家の森村泰昌さんが、次のようなことを書いておられました。「本が役に立つ薬か毒かは、誰にも決められない。だから役立つことが前提のマニュアル本ほど「本」とかけ離れた出版物はない」。いつも、これは見知らぬ 誰かの役に立つだろうかと考えて本作りをしてきて、ハッと、本の底深い存在感を気づかされることばでした。しかし、わたしは、マニュアル本でさえ(というよりマニュアル本であるが故に)そこに記された「内容以外のもの」も伝わることがあるのだと思っています。人が関わるのだから、「Aである」ということを知るためだけに本があるのではないように思います。そんなふうに本を作ることが私の理想です。今日は、ちょっとこみいったことを記してしまいました。(お)


●2002年6月15日(土)
 事務所の配電盤を新しくし、3線コードでアースもつきました。コンピュータ関連機器がどんどん増えて、夏にはクーラーやコピー機、プリンタの同時使用ではいつもブレーカーが落ちていたのが、これからはたぶんまったくなくなるでしょう。電気工事で17万円もかかりました。温水器の配管取り替え工事は、大家さんが負担してくれます。これから、今年は、いよいよMacの新世代システム移行のための設備投資 に半年がかりで取りかからねばなりません。仕方のないことです。
 「ピーコ」の絵本 、今日も画家のメグさんが来社されて、作画の途中打ち合わせをしました。メグさんには、今、いちばん大変なとき、ぜひがんばってください。
 現在、この絵本を含めて5冊が進行中です。課外授業の鶴太郎さんの次も、原稿作成にかかっています。はやく、いい助っ人が来ないかな。(お)
●2002年6月11日(火)
 予定通り、課外授業「ようこそ先輩」別 冊『重松清 見よう、聞こう、書こう。』の見本本があがりました。店頭に並ぶのは、17日の週になってしまうそうです。新宿紀ノ国屋本店では、たくさん並ぶようですので、ぜひご覧下さい。とてもいい本に仕上がったと喜んでいます。(お)

 現在弊社ホームページのリニューアルを懸命に試みています。間もなく新装開店したいです。(こ)


●2002年6月8日(土)
 家賃の更新があり、電力のキャパティシーを上げてもらえることになりました。 二つのクーラーを同時に使用できたり、プリンタ・コピーの同時使用でヒューズが落ちてコンピュータの強制終了もなくなりそうです。給湯器の故障も修理してもらえることになりました。一番初期のソニー・トリニトロンモニターの老朽で、お化け画面 だったものも中古品を譲ってくださる方がいて、くっきりになりました。
 わたし自身のことも、免許の更新をきっかけにメンテナンスシーズンになっています。1年以上 、歯の被せ物が取れたままほったらかしにしておいたのを、いよいよ怪しくなって歯医者に行き、ついでに徹底的なメンテナンスをしてもらっています。ついでに2年以上も健康診断を受けていなかったので、総合的な検査を受けてきました。歯は20歳を過ぎるまで虫歯が1本もなく、その時の治療以後、現在までもありません。病気も痔瘻の手術を数年前に受けたきりで、医者にはほとんどかかっていませんでした。 ところが、歯医者さんにも言われましたが、年齢的な衰えで、これからはそうもいかないようです。からだは、「大酒家」の範疇のアルコール性肝臓障害が危ないくらいで、他の検査数値の正常さには、もちろん安心して嬉しかったのですが、笑ってしましました。γ-GTPだけが正常値を超えています。対策は禁酒のみだそうです。気を付けます。
 みなさまも、誕生日頃には、定期的なメンテナンスを受けられて、ご自愛下さい。(お)
●2002年6月5日(水)
 課外別冊『片岡鶴太郎 「好き」に一所懸命』 (仮題) の著者校を出力できました。 プロフィールを調べていて、鶴太郎さんの無名時代、道後温泉のホテル宴会場の司会をしていて、「名も芸もない私が、温泉に浸かって浮き世の憂さを晴らしに来ているお客様の前でウケるはずがない」 と、絶望感をいだき、「まばらな拍手」を聞いている姿が目に浮かびました。私には、人の歴史の大事な局面 として 印象的でした。(お)
●2002年6月3日(月)
 課外別冊の次巻・片岡鶴太郎さんの資料を中央出版のFさんが図書館通いで収集してくださり、課外授業の番組では不十分だったデータが補完されて助かります。ここ数日中に著者校の予定です。

  課外授業「ようこそ先輩」別 冊『重松清 見よう、聞こう、書こう。』、の書店での引きがいいそうです。たくさん店頭に並び売れることを祈っています。


●2002年6月1日(土)
  昨日31日、画家のめぐさんが来社。絵本『ピーコ 光の地図』(仮称)の絵の打ち合わせをしました。短時間の作画でめぐさんは大変だと思います。 作者の濱井さんからは、とても力強い励ましの言葉をいただいています。(お)